名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-13 角道オープン四間飛車(24)

2023-08-28 | 基本定跡の研究

昨日の検討をもとにして

後手が向い飛車に転じたら36歩を突きなさいというのが安全策です。これでも24歩同歩同銀と「逆棒銀」で攻めてきたら77角

これは33角の受けしかないでしょう(44角は同角同歩43角、33桂には25歩)。33同角成同桂35歩

(12角には23歩があるので)35同歩23歩同飛34角

これで先手有利になります。

後手は2筋を攻めるわけにはいかなくて、

普通に高美濃から持久戦に移行します。先手は玉頭位取りにするのもないことはないですが、AIの好みを聞いてみると

珍しく穴熊を選択しました。実戦例もあるはずです。

9筋は受けて、銀を引いて固めます。

得に攻め筋はなく、隙を作らないように駒組を進めます。(私はこういうのが苦手なのですが。) この図の評価値は+151です。実戦例は53銀のようですが、AIに聞くと、31角が成立するから悪手だと言います。

32飛53角成同金24歩

角銀交換でも2筋を破れば先手有利です。

後手としては銀の繰り替えを保留して、銀冠に囲うくらいですが、互いに手を出しにくい状況が続きます。居飛車が悪くはないけれど、簡単に有利になる形でもないです。

コメント
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