昨日の検討をもとにして
後手が向い飛車に転じたら36歩を突きなさいというのが安全策です。これでも24歩同歩同銀と「逆棒銀」で攻めてきたら77角
これは33角の受けしかないでしょう(44角は同角同歩43角、33桂には25歩)。33同角成同桂35歩
(12角には23歩があるので)35同歩23歩同飛34角
これで先手有利になります。
後手は2筋を攻めるわけにはいかなくて、
普通に高美濃から持久戦に移行します。先手は玉頭位取りにするのもないことはないですが、AIの好みを聞いてみると
珍しく穴熊を選択しました。実戦例もあるはずです。
9筋は受けて、銀を引いて固めます。
得に攻め筋はなく、隙を作らないように駒組を進めます。(私はこういうのが苦手なのですが。) この図の評価値は+151です。実戦例は53銀のようですが、AIに聞くと、31角が成立するから悪手だと言います。
32飛53角成同金24歩
角銀交換でも2筋を破れば先手有利です。
後手としては銀の繰り替えを保留して、銀冠に囲うくらいですが、互いに手を出しにくい状況が続きます。居飛車が悪くはないけれど、簡単に有利になる形でもないです。