名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-13 角道オープン四間飛車(14)

2023-08-18 | 基本定跡の研究

角道オープン四間飛車、33角と88角成を調べましたが、今日は

32飛とする形を見てみます。先手の36歩はこの筋に備えたものだったはずですが。

放置して後手から35歩同歩同飛とさばかれたくはないです。なので24歩同歩同飛88角成同銀

までは進むでしょう。後手は2筋を受けるために、22銀、22飛(23歩に42飛か)、22歩、どれもAIの評価値では同じくらいです。22銀37銀23歩28飛

と進むのがおとなしい進行でしょうか。35歩同歩同飛46銀34飛

この図の評価値は+291、もう少しで先手有利になるというくらいの作戦勝ちです。実戦例は56角を打って、1筋攻めをねらうのですが、31飛16歩32金15歩

端攻めで先手有利という構想だったのですが(断念したようです)、決行すると、54歩14歩同歩12歩同香24歩同歩12角成23銀

馬が捕まりそうなのです。なので戻って

この図は何もせずに77銀とか68金とか様子を見るのが良さそうで、後手が変な動きをすれば先手有利になります。

もっと戻って

22飛や22歩の受けも同じような感じで、ゆっくり指せば先手ペース、強引に決めようとすれば形勢不明になるという感じです。定跡化しにくいのですが、無難な指し手を選んでいれば先手が良いです。

 

コメント
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