角道オープン四間飛車、33角と88角成を調べましたが、今日は
32飛とする形を見てみます。先手の36歩はこの筋に備えたものだったはずですが。
放置して後手から35歩同歩同飛とさばかれたくはないです。なので24歩同歩同飛88角成同銀
までは進むでしょう。後手は2筋を受けるために、22銀、22飛(23歩に42飛か)、22歩、どれもAIの評価値では同じくらいです。22銀37銀23歩28飛
と進むのがおとなしい進行でしょうか。35歩同歩同飛46銀34飛
この図の評価値は+291、もう少しで先手有利になるというくらいの作戦勝ちです。実戦例は56角を打って、1筋攻めをねらうのですが、31飛16歩32金15歩
端攻めで先手有利という構想だったのですが(断念したようです)、決行すると、54歩14歩同歩12歩同香24歩同歩12角成23銀
馬が捕まりそうなのです。なので戻って
この図は何もせずに77銀とか68金とか様子を見るのが良さそうで、後手が変な動きをすれば先手有利になります。
もっと戻って
22飛や22歩の受けも同じような感じで、ゆっくり指せば先手ペース、強引に決めようとすれば形勢不明になるという感じです。定跡化しにくいのですが、無難な指し手を選んでいれば先手が良いです。