名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-13 角道オープン四間飛車(21)

2023-08-25 | 基本定跡の研究

3・4・3戦法から、升田式石田流の系統の最後は

33銀ではなくて33桂と跳ねる形です。ここでは38金が無難(56角~36歩同歩27金と攻めることができる)なのですが、96歩を突いて様子を見ると14角

というのが後手のねらいです。(角を打たないで31銀~42銀とするのは昨日の変化に合流します。) 58金右25角16歩44歩95歩24飛

のんびり指していると後手ペースになります。26角と手放せば評価値は-6の互角ではあるのですが。

対策としては(その前の96歩が甘いのですが)56角を打てばよくて

54飛には36歩と突いて戦います。44飛ならば45歩34飛38金

25角46銀24歩27金

強く迎え撃って先手有利、評価値は+341です。

升田式石田流の本を読むと出てくるねらい筋なのですが、居飛車側はよほど甘い手を指さなければ悪くなりません。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする