3・4・3戦法から、升田式石田流の系統の最後は
33銀ではなくて33桂と跳ねる形です。ここでは38金が無難(56角~36歩同歩27金と攻めることができる)なのですが、96歩を突いて様子を見ると14角
というのが後手のねらいです。(角を打たないで31銀~42銀とするのは昨日の変化に合流します。) 58金右25角16歩44歩95歩24飛
のんびり指していると後手ペースになります。26角と手放せば評価値は-6の互角ではあるのですが。
対策としては(その前の96歩が甘いのですが)56角を打てばよくて
54飛には36歩と突いて戦います。44飛ならば45歩34飛38金
25角46銀24歩27金
強く迎え撃って先手有利、評価値は+341です。
升田式石田流の本を読むと出てくるねらい筋なのですが、居飛車側はよほど甘い手を指さなければ悪くなりません。