名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-13 角道オープン四間飛車(28)

2023-09-01 | 基本定跡の研究

先手の玉頭位取りに対して、後手はどのように指したらよいでしょうか。

先手としてはもっと早くに75歩を突くことができます。もっとも昨日調べたように、後手に位を奪還されても構わないのでしたが。後手は向い飛車に転じて、24歩66歩22飛46歩35歩

47銀44銀56銀

本には56銀のところで45歩同銀74歩の王手飛車ねらいが書いてありますが(その通り)うまくいきません。54歩58金52金左

52金左のところで、本には(多分実戦例で)55歩65銀53銀としていたのですが、AIによると単に52金左としておくほうが良いです。86歩33桂67銀55銀

56歩64銀85歩

駒組としてはこれくらいが相場のようです。後手が25歩同歩同飛と仕掛けて、25同飛同桂

この図の評価値は+106、わずかに先手もちですが、終盤の勝負です。

玉頭位取りがあまり有効ではないというのがわかったでしょう。居飛車が持久戦にするならば穴熊か銀冠が良いようです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする