先手の玉頭位取りに対して、後手はどのように指したらよいでしょうか。
先手としてはもっと早くに75歩を突くことができます。もっとも昨日調べたように、後手に位を奪還されても構わないのでしたが。後手は向い飛車に転じて、24歩66歩22飛46歩35歩
47銀44銀56銀
本には56銀のところで45歩同銀74歩の王手飛車ねらいが書いてありますが(その通り)うまくいきません。54歩58金52金左
52金左のところで、本には(多分実戦例で)55歩65銀53銀としていたのですが、AIによると単に52金左としておくほうが良いです。86歩33桂67銀55銀
56歩64銀85歩
駒組としてはこれくらいが相場のようです。後手が25歩同歩同飛と仕掛けて、25同飛同桂
この図の評価値は+106、わずかに先手もちですが、終盤の勝負です。
玉頭位取りがあまり有効ではないというのがわかったでしょう。居飛車が持久戦にするならば穴熊か銀冠が良いようです。