名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-13 角道オープン四間飛車(49)

2023-09-22 | 基本定跡の研究

角道オープン四間飛車で

36歩を突く形の続きです。88角成同金22銀に24歩ではなくて58金右と持久戦を目指したらどうか。

後手は動きたいのですが、向い飛車ではなくて31金46歩32飛

三間飛車に転じる形が書いてあります。47銀35歩同歩同飛36歩34飛

升田式石田流のような感じでしょうか。先手が玉を囲っていると、77銀32金88玉33銀78金44銀68金右35歩

後手は3筋を攻めてきます。35同歩同銀56角で収まって、

44飛38飛34歩45歩54飛

黒沢先生は後手ペースだというのですが、評価値は+271の先手良しです。36歩64角35歩19角成は後手良しなのでしょうが、ここは66歩と突いて待っているのが良いようです。33桂と跳ねると36歩64角35歩19角成34歩で先手有利、先に64角ならば37歩、という感じです。

もう少し前からAIに聞いてみると

先手としては玉を囲うのではなくて、66銀と出て圧迫していくのが良いと。33銀37桂44銀56角

56角では45歩と突けば銀を殺せるようですが、後手の64角がカウンターになってしまいます。なのでこの56角に33飛24歩同歩同飛

この図で先手有利が確定し、22歩ならば45歩で先手優勢(評価値+1182)です。28飛が移動すると64角の筋が緩和されるという仕組みです。

後手が銀が死なないように54歩を突いてから44銀と出れば

56角33飛45桂

34飛には53桂不成が両取りになる仕組みですから、45同銀同角と進んで先手有利です。

升田式石田流はこの56角の筋が天敵です。

コメント
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