名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-13 角道オープン四間飛車(48)

2023-09-21 | 基本定跡の研究

昨日の話の続きです。手順を復習すると

角道オープン四間飛車で36歩を突き、88角成同銀22銀24歩同歩同飛31金

昨日は26飛を取り上げましたが、今日は少し欲張って37桂33銀29飛

下段飛車にしてみます。22飛23歩42飛

これは24歩~32金~23金で1歩損するのですが

ここから端攻めの陣形を作ります。68金上22金86銀32金77桂43金95歩

95同歩同銀と進んで先手有利、評価値は+300ほどです。95同香同香と進めば9筋が破れるので先手優勢になります。(取らなければちょっと長いです。)

というのがこの37桂29飛のねらいなのですが、すぐに35歩を突かれると嫌な感じです。

35同歩36歩45桂44銀

46歩55角38金46角34角

どうにか桂のただ取りを防いではいるのですが。28歩は取れず(28同金37桂39飛49桂成同飛28角成)、39飛64角には23角成くらい。

32金34馬33桂

33同桂成同金56馬22飛

この図の評価値は-220の後手良しです。1歩得で馬を作りましたが、27歩には46桂47金35銀なので23歩同金。歩得は消えて35銀から抑え込まれそうです(本の通り)。

本には35歩同歩36歩に25桂の変化にも触れてあって

22飛38金に24飛以下ちょっと難しい変化が書いてあります。AIによれば24飛ではなくて44銀で構わないと。

23歩同飛34角が気になるからと書いてあるのですが、24飛43角成52角

これで馬を消せます。52同馬同金の図で評価値は-170の後手ペースです。

今日調べた37桂~29飛はちょっと欲張りなのでした。先手としては昨日見た26飛~37桂か、前に調べた37桂~26飛を選ぶのでしょう。

 

 

コメント
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