名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-13 角道オープン四間飛車(54)

2023-09-27 | 基本定跡の研究

これが本命の手順ですが、角道オープン四間飛車で

36歩に32飛の形、24歩同歩同飛は危険、37銀35歩同歩同飛に24歩も危険なので

46銀と使います。34飛の時の待ち方もいろいろあって、どちらから角を交換するかというのと、68金88角成同銀というのもあるからですが、黒沢先生の本には96歩94歩(端の突き合いのタイミングはもっと早い)68銀88角成

後手から角を交換させる方が先手の手得が進みます。88同玉32金77銀44歩78金42銀35歩

この歩はあまり打ちたくはないですが。33飛24歩同歩同飛22歩

26飛23飛24歩33飛75歩

この75歩がテキトーな手です。45歩同銀35飛

後手の飛をさばかれて、評価値は0近辺の互角です。

途中の解説に

75歩ではなくて37桂だと36歩があるというのですが、36同飛は27角ですね。25桂43飛34歩45歩

35銀37歩成で後手ペースだと書いてありますが、55角があって

と金取りと44銀を見て、まだなんとか先手ペースではあるようです。評価値は+97

もっと戻って、AIに聞いてみると

88同玉32金に66歩44歩67角だと。

升田式石田流の系統には有効な筋違い角です。49金にひもがついていて、36飛(33飛もある)77銀42銀75歩

これは玉頭位取りというわけではなく、9筋の端攻めを見ています。43銀78金54銀24歩同歩同飛23歩

これだけ利いている角だと、23同角成はもったいない(悪い手でもない)から28飛45歩同銀同銀同角

35飛67角36歩27飛

こんな展開です。3歩持ったので95歩同歩93歩同香94歩の筋を見て指しやすそう、評価値は+224です。

 

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