次は32飛に対して37銀とする形。以前は軽く触れたのですが、黒沢先生の本にはもっと突っ込んだ変化が書いてあります。
35歩同歩同飛に対して24歩
強気に応じるのは難しい変化になるので、(明日書く予定の) 46銀のほうが良いのですが。24同歩同飛に、所司先生の本では32金以下先手良しでした。でも88角成同銀33桂
というのが振り飛車らしいさばきの手です。46銀25飛同飛同桂26飛
先手は交換して自陣飛車を打つしかないでしょう。本に出ているのは24歩23角
32銀34角成に33角68金以下難解とされているのですが、68金ではなくて28飛がAIの指摘です。
26歩を打って桂を殺すよという手です。36歩45馬37歩成同桂同桂成同銀
この図の評価値は+405で先手有利。歩得で馬を作っているから駒得です。
ちょっと戻って、
ここでの正解は52金左34角成42銀なのだと。
一見は24馬から桂を取れるので先手良しなのですが、27歩があります。
放置は28飛があるし、27同飛は36角、39金には28角でも17桂成同桂38歩でも、後手の手を封じることが難しいです。
ということで24馬はだめで、58金左44角35歩37歩
後手は爆弾を設置します。24馬に17桂成同香88角成同玉38歩成同金49飛
先手はかなり駒得ですが、69飛成を食らってはいけません。48角28歩(28同飛とさせて69飛成59金79銀77玉68銀不成同金89竜~36桂の意味)59金と進むというのですが、難しすぎます。
さらに戻って
24歩ではなくて27歩も成立します。27同飛36角26飛47角成58角
29馬同飛37桂打
という暴れ方もあるのです。42歩同銀37銀同桂不成21飛成
31金同竜同銀55角
詰めろで37桂を抜いてまあまあみたいですが、初見で受けきれるものではないです。
ということで、2筋の歩を交換するのは危ない変化が多いです。後手にとってはうれしいのですが。