名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS1-13 角道オープン四間飛車(37)

2023-09-10 | 基本定跡の研究

角交換四間飛車で穴熊の派生形ですが、先手が早くに端の位を取ったらどうか。

AIは穴熊に対して端の位を取るほうが良いと言いますし、相穴熊ならばもっと生きるかもしれません。そういう意味もあって、33銀58金右24歩46歩22飛

後手が2筋から動こうとする順が本に出ています。仕掛ける前に穴熊にして

ここではAIは36歩~37桂を先にした方が良いというのですが、玉を固めていると

後手は動いてくるでしょう。35歩66歩34銀65歩25歩

でも52金が浮いているし、25同歩同銀は25銀がピンされている(チェスの用語)から危ういです。41角の筋が見えますね。

23歩同飛41角もありますが後回しです。26歩24歩12角

本にはこれが難しいと書いてあるのですが、AIに聞くと、あっさり52角成同飛23金

評価値では+588の先手有利です。12金同香23歩成の筋が受けにくいですね。

戻って

本に書いてあるのは16歩62金寄17桂24飛

金に逃げられて怪しいです。25桂同飛32角成27歩成43馬22飛

後手有利と書いてありますが、評価値では+117の互角です。

また戻って、

角を打つ前に23歩のほうが勢いがありますね。23同飛41角22飛52角成

52同飛25飛は二枚替えで先手優勢です。ただし後手が2歩持っているので、27歩同飛26歩

この時に対策がなければいけません。あっさりと53馬27歩成64歩同歩63歩

65の位が生きていて、簡単に先手優勢になります。ちょっと作られた手順だという気がしますが。

ということで、後手の2筋攻めは無理なのです。ならば62金と寄ってから仕掛けたらとは思うのですが、

62金寄98香を入れて25歩同歩同銀と動いた図です。ここは34角と打てば先手有利です。(他に31角23飛42角成もあります。)

後手が穴熊に組んで強く攻めようと考えるのは欲張りなのでした。

コメント
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