名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-13 角道オープン四間飛車(31)

2023-09-04 | 基本定跡の研究

また別の形で

先手が26歩のままなのに、後手が向い飛車に転じるのはどうでしょうか。25歩型ならば77角33角同角成同桂としてから、様子を見て56角~34角をねらって先手有利でした。この図から自然に駒組を進めると

後手は42銀~24歩~33桂の形を作ります。これならば56角には12角としても受かりますね。先手としては攻め筋がなくて面白くないです。

先手は銀冠できれいな形ですが、評価値は上がらないです。ただし本に出ているのは、後手から42飛と動き出すのですが、AIによると29飛と待って

45歩同歩同桂同桂同飛46歩43飛56歩

桂をさばかれても角の打ちこみを見て先手有利(評価値は+313)です。

戻って本に出ているのは42飛に56銀45歩

45同歩に55歩同銀45桂は後手良しとされていますが、55同銀ではなくて47銀45桂同桂同飛46歩とすれば先手ペースです。後手に37角から暴れられるので

ちょっと面倒ではありますが。(なので42飛に29飛としておくのが本手です。)

本に出ている変化に戻ると、

66角44角同角同銀45歩

55銀同銀同歩

という戦いで、44銀45桂43歩同金同銀成同飛・・・は後手有利。でもここは31角で難しいようです。

そういう事情がありますが

この駒組は先手の攻め筋がないので失敗のようです。後手から動いてもらえれば先手有利になりますが。

 

コメント
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