角交換四間飛車から向い飛車にする変化の続きです。
77角には33角が正着。
これが結構面倒です。角はにらみ合ったまま駒組が続いて
AIの推奨は45銀77角成同桂33銀・・・ですがわずかな差です。本に載っているのは36歩54歩68金右77角成同桂33銀
評価値は+150近辺で何とも言いにくい形勢です。先手がうまくいく変化としては、16歩14歩37桂83銀
後手はこういう時が危なくて、45桂44銀15歩同歩24歩同歩31角
32飛24飛31飛22飛成
角を取られても王手飛車で取り返して先手有利です。
まあ後手は隙を作らなければ良いだけなので、83銀ではなくて44銀と出ます。多分実戦例でしょう。
AIは45歩を突かないで47銀だが最善だというのですが(評価値は+110ほど)、45歩55銀47銀65歩
56歩64銀44歩同歩43角
本に書いてある(多分実戦例)のは52角同角成同金31角
32飛64角成同金24歩同歩同飛・・・という順で、先手もち(評価値は+150ほど)です。
でも戻って
ここは35歩24歩同歩35歩55歩
23歩62飛21角成56歩
先手の駒得ですが、36歩同銀57歩成同金39角58飛57角成同飛46金など後手に攻め筋があり、玉の堅さの違いもあるので難しい形勢です。評価値は+53で互角。
先手が悪い理屈はないのですが、駒組は難しくて、変に仕掛けると後手も戦える形になるという感じです。