名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS1-13 角道オープン四間飛車(33)

2023-09-06 | 基本定跡の研究

角交換四間飛車から向い飛車にする変化の続きです。

77角には33角が正着。

これが結構面倒です。角はにらみ合ったまま駒組が続いて

AIの推奨は45銀77角成同桂33銀・・・ですがわずかな差です。本に載っているのは36歩54歩68金右77角成同桂33銀

評価値は+150近辺で何とも言いにくい形勢です。先手がうまくいく変化としては、16歩14歩37桂83銀

後手はこういう時が危なくて、45桂44銀15歩同歩24歩同歩31角

32飛24飛31飛22飛成

角を取られても王手飛車で取り返して先手有利です。

まあ後手は隙を作らなければ良いだけなので、83銀ではなくて44銀と出ます。多分実戦例でしょう。

AIは45歩を突かないで47銀だが最善だというのですが(評価値は+110ほど)、45歩55銀47銀65歩

56歩64銀44歩同歩43角

本に書いてある(多分実戦例)のは52角同角成同金31角

32飛64角成同金24歩同歩同飛・・・という順で、先手もち(評価値は+150ほど)です。

でも戻って

ここは35歩24歩同歩35歩55歩

23歩62飛21角成56歩

先手の駒得ですが、36歩同銀57歩成同金39角58飛57角成同飛46金など後手に攻め筋があり、玉の堅さの違いもあるので難しい形勢です。評価値は+53で互角。

先手が悪い理屈はないのですが、駒組は難しくて、変に仕掛けると後手も戦える形になるという感じです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする