庭の「ガザニア」です。
今年初めて植えたようです。
花は配偶者担当ですので。

「市民のための弁護士報酬ガイド」です。
報酬がわかりにくいのも
頼みにくい原因と思われますので。
<相続トラブルの実態、解決方法を知ろう>
講師は
弁護士でもあります「金融広報委員会アドバイザー」
高橋 直也先生でした。
126回目の講座になります。
相続における裁判トラブルは2%くらいで、
98%は円満に相続されていると。
その中で
トラブルの実態と解決方法を
事例に添ってお話をいただきました。
1)どういった場合に相続トラブルが起こりやすいか
①相続人の死亡前後に使途不明金がある場合
・・・説明できないお金が・・・・・。
②一部の相続人だけを利する偏った内容の遺言がある場合。
③一部の相続人が何らかの理由で過大な相続分を主張している場合。
・・・長男・長女が多い
➃一部の相続人が何らかの理由で相続財産の全体を明らかにしない場合。
等が多いと。
そして以上①から➃については
結局のところ一部の相続人の「欲」だと。
⑤相続人の中に不可分かつ高額の財産がある場合。
⑥相続人が多数。
⑦相続人が遠方。
2)相続トラブルの具体的事項
①相続財産の範囲、金額が決まらない。
例:使途不明金、流動資産の明細が不明、
不動産の評価額に争いが(収益物件の折り合い等)
②遺産の管理や葬儀にかかる費用の精算
例:固定資産税、修繕費用、葬儀費用、法要費用等。
③遺産から発生する果実の精算
④特別受益・・・生きていた時に多く貰っていた人
例:生前贈与(学費・結婚費用等)、生命保険金
⑤寄与分
例:自宅介護、その他相続人と同居していた相続人による無形の支援等
⑥分割方法
現物分割か、等価分割か、代償分割か。
3)相続トラブルの解決に向けた一般的な流れ
任意交渉、調査→家事調停→家事裁判
(→訴訟)・・・裁判
4)審判になじむ事項
特別受益、寄与分、遺産の評価額、分割方法などの争い
5)訴訟になじむ事項
使途不明金の回収、遺産管理費用や葬儀費用の精算、遺産果実の資産、
預貯金の取扱い等
6)事例紹介
①相続人の一部が、被相続人の死亡する直前に大量の預貯金、保険を解約、
領得した事例。
②同居の相続人と別居の相続人との感情対立が強く、
多数かつ広大な農地が相続財産に含まれていた事例。
7)弁護士費用についていくらくらいかかるのか
日本弁護士連合会の
「市民のための弁護士報酬ガイド」を利用して説明をいただきました。
今まで「相続」については何回か講義を受けましたが、
今回は一歩突っ込んで、
具体的な事例を交えながら、
また、
まとまらない場合の裁判までの流れや
費用についてまで講義していただいたので、
理解しやすかったと思います。
高橋先生ありがとうございました。
6月もよろしくお願いします。