それでは、連載86回目は、ED79の6回目、ED79 15をお届けします。
東北新幹線八戸開業により、海峡線の客車快速「海峡」が電車特急「白鳥」に変わり、また貨物列車もEH500が増備され、だんだんED79は余剰となっていきました。そんな頃の一枚(写真)。五稜郭機関区、青函運転所には、ED79 15を筆頭に、ED79が処分保留で留置されます。奥はまだそこそこでしたが、手前の15号機は永く使用されていない様子で、塗装が傷み、もう走れない様子が分かります。これが、現実です。
当然調子の悪いカマから運用を外れるわけですが、余剰となり、惨めな姿を晒し、目を背けたくなります。しかし、当然生まれれば死ぬわけで、避けては通れなかった道です。運用を全うしたことを持って良しとしましょう。
それでは、次回をお楽しみに。