それでは、連載第97回目は、新性能直流ED形2回目、ED62 14をお届けします。
「アトム」と呼ばれたED61を、軸重軽減改造したED62は、飯田線で使用された古豪電機に取って代わり、飯田線の主となりました。しかし飯田線貨物列車の全廃に伴い、全機運用を離脱、引退しました。
かつて中部天竜には機関区があり、その機関区跡を利用して「佐久間レールパーク」が開設されていました。その中で保存された、ED62 14(写真)。当時は「デジタル画像である」だけで喜んだものですが、今の目で見ると、jpegで撮っており、中級機とはいえ画素数も知れており、しかもサードパーティーの高倍率ズームで、ローパスフィルタレスの時代には、少々耐えられない画像です。もう少し、「きちんと撮る」という意識が欲しかったです。
なお、同機は同パークの閉園後、結局解体されたとのこと。当時の生き証人が、また一つ無くなってしまいました。残念です。
それでは、次回をお楽しみに。