それでは、連載第99回目は、F級新性能直流電機のトップバッターであるEF60、EF60 19をお届けします。
最初の一枚は、JR貨物高崎機関区でのイベント時から。65P形特急色揃い踏みの時に、庫の片隅に停泊するEF60 19(写真)。当時はJR更新色で、上野発「EL&SLみなかみ号」の、EL区間を受け持つ機関車でした。
次は、尾久車両センターでのイベント時の一枚(写真)。国鉄直流標準色に塗り戻され、寝台特急「彗星」のヘッドマークを装備します。
続いて、東京車両センターでのイベント時の一枚(写真)。「あさかぜ」を表示します。
最後は、高崎駅、高崎車両センターでのイベントから(写真)。「ゆうづる」のヘッドマークを装備します。また、ヘッドライトがシールドビーム2灯の「ブタ鼻」から、大型ヘッドライト1灯に復元されています。
そして、現在に至ります。
EF60初号機登場時は、クイル駆動で落成していますが、精密な管理が必要で整備性に難を来たし、短期間で設計は従前の吊掛式に戻されています。また、多くが貨物用に使われた形式です。その理由は、また追って。
それでは、次回をお楽しみに。