井月庵の由来は井上井月さんをモジッテいることは前に述べたとおりです。
ですから、井月さんの命日には井月忌としてひとり思いを馳せる事になります。
豪華などんちゃん騒ぎも「千両。千両。」で良いのですが、井月庵としてはひとりでひっそりと行いたいと思います。
理由が付けばまあ一献
威厳を正して家人に 「なぜ、今晩お酒を頂くか解りますか? 今日は井上井月さんの命日なのです。」
「旧暦の2月16日と伝えられています。」
この後がいけない。
「旧暦なので、3月10日らしいのですが、今年のカレンダーを見ると4月1日になっていて、なんだかよくわかりません。」
肴は晩飯のおかずで。
愚息が「それじゃあ、普段の晩酌だよ。」
「・・・・・・・」
「 今日ばかり 花も時雨れよ 西行忌 」 文治6年(西暦1190年)2月16日 享年73歳 を西行忌として伝えられているそうです。
この俳句は、井上井月が芭蕉の 「 けふばかり 人も年よれ 初時雨 」と詠んだのを知っていて詠まれたそうです。
井上井月さんは明治20年(西暦1887年) 旧暦2月16日 享年66歳
どちらも同じ旧暦2月16日 春が来て寒さが緩んできた時に亡くなったんだなぁ。
今日ばかり 花もしぐれよ 井月忌
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