十津川村役場のバス停から、旧道を十津川に沿って上流に向かうと、川沿いの崖っぷちに身を寄せ合うように旅館が数軒、ここが十津川温泉郷の中のひとつ、湯泉地温泉です。
温泉といっても歓楽街は皆無。湯治場の雰囲気ですね。
この温泉旅館の並ぶ手前に、共同湯の「泉湯」があります。
リニューアルしているのでしょう、小さいながらも情緒ある小奇麗な建物で、小さな内湯と小さな露天湯が設えられています。
内湯はさすが硫黄泉、温泉好きには堪らん匂いが漂っていて、お湯に浸かる前からトロントロンになってしまう。
足を延ばしてきた甲斐があるよね。
内湯、露天共に澄明ながら僅かに湯の花がみられ、もちろん掛け流し。湯温が高いので加水は仕方ないが、硫黄臭はそのままです。
十津川のせせらぎの音を聞きながら源泉のお湯が楽しめる…この匂いと音で癒されるんですよね。
日本一広い村の十津川村は、実は平地が少なくて、この温泉も狭い敷地を最大限に利用しようとの工夫が感じられますね。
- 泉質:単純硫黄泉 55.6度
- 場所:奈良交通・十津川村役場BS
- 訪問日:2008年12月10日
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