十津川村役場バス停から、旅館街とは反対方向に向かって十津川を渡る橋を歩いた先に、もうひとつの共同湯「滝の湯」があります。ここは廃業になった民宿を共同湯に業態を買えた温泉で、昨年、さらなる大改装を得て、十津川村いち押しの温泉になっています。
土地の貴重な十津川にもかかわらず、ここは割りと広い敷地で、本館には簡易な食堂と休憩所が設えられています。
入り口で入浴料を支払って靴を預けると、本館の奥に増設された新館へ、以前の内湯は別棟になっていて、いちいちサンダルに履き替えての移動が強いられたのだが、今はこの真新しい内湯になっていて、硫黄臭漂うガツンなお湯が満たされています。同じ十津川村でも、この湯泉地温泉は十津川温泉とは全く異なる泉質。やや湯の花が漂う澄明な美しいお湯です。
露天へはここから公園のように美しく整備された庭の中を歩いていきます。以前はいったん服を着ることになって面倒だったが、改装後は裸でOK!ただし、かなり無防備な姿なので、コケたら擦り傷だらけになること必定…
石段を下り降りたところがここの白眉、滝の見える露天湯です。この露天湯でもガツンなお湯が惜しげなく掛け流されています。多少熱くても森からの風と滝のミストによる冷気でのぼせることはないな。
人口滝の露天湯はちょくちょく見かけるが、ここの滝は間違いなくホンマモン。さすが自然豊かな十津川、癒されるなぁ…
- 泉質:単純硫黄泉 55.6度
- 場所:奈良交通・十津川村役場BS
- 訪問日:2009年12月18日
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