花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~燐灰石~

2010年07月22日 | 天然石標本
今週二度目にご紹介する天然石は
『燐灰石』――アパタイトです。
アパタイトというと、歯を形成する物質として
連想される方も多いかと思います。
ちなみに、歯を形成するアパタイトは『水酸燐灰石』と言い
「生体鉱物」として広く知られ、それらの微細結晶が集合して
哺乳類の骨や歯の『硬組織』を形成しています。


ここでご紹介するのは、若干変わり種のアパタイトです。
一見するとアズロマラカイト(またはアジュールマラカイトとも。
藍銅鉱と孔雀石が混合するブルーグリーンの石)
にも似た球形に研磨されたものです。
購入したのはいつも行くミネラルマーケットではなく
去年、招待状をいただき、初めて参加したジェム(=加工により宝石あるいは
宝飾品として一般的に利用される価値をもった鉱物)アート系の展示即売会でした。



エメラルド・スフィア(恐らくフォールス・ネームと思われます)
と名付けられたアパタイトボールが
描き出す青と緑の模様はまさに地球そのもの。






緑と青がくっきりと分かれて
いかにも地球の大地と海を連想させます。





こちらの面では特に青=海が美しいです。
さしずめ宇宙空間に浮かぶ地球といったところでしょうか。


コメント
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