花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~キャンディーカラーのピンク・スミソナイト~

2013年06月17日 | 天然石標本
土日はブログをお休みしてすみませんでした。
今日から改めて、残りの天然石をご紹介して
いきたいと思います。


本日一つ目はこちら。


『smithsonite(和名:菱亜鉛鉱)』
 アフリカ・ナミビア産


書籍及びネット等による詳細は以下の通り。


カルサイトグループの一員の鉱物。
産出はかなり珍しい。
金属イオンによりいくつかの色が知られる。
コバルトはピンク色、銅は淡い青や緑がかった色、
カドミウムは黄色を作り出す。
特徴的に金属イオンが混入するらしく、
純粋なものの方が珍しい。
カボションカット形状で独特のギラつきを示す特徴がある。
亜鉛鉱床の酸化帯で“閃亜鉛鉱”等が分解してできる二次的鉱物。
その成因を反映し、被膜状、葡萄状となり産出。
ほかに“水亜鉛土(すいあえんど)”や
“異極鉱(いきょくこう)”も形成され、
混在する場合も。
異極鉱と混在して層状の形で産出するものも。
『ボナマイト』は淡緑色で半透明、
アメリカ・ニュージャージー州のスミソナイトの現地名。
『ハーラライト』はメキシコ・アルバラドン地方に産する
ブルーからグリーンのものを。
『ターキー・ファット』はカドミウムで黄色く発色している、
アメリカ・アーカンソー州のものが代表的。

また、英名の”スミソナイト”は
スミソニアン協会の創設者である
ジェームズ・スミソンの功績
(19世紀の半ばの英国人鉱物学者で
「スミソニアン研究所」は彼が1829年に
遺産を基金として寄付し、
1838年ワシントン州に建設したもの)にちなんでつけられた。

スミソナイトの最大の特徴は
表面が絹糸から真珠のような
素晴らしい光沢を持つとても美しい鉱物であること。
更に様々な色があり、カラーキャンドルを溶かしたような美しさ
(=キャンディーカラー)を持つ。
特にアップルグリーンやピンク、ラベンダー色は最も有名な色。
本来は無色の鉱物。






キラキラしたとても可愛らしい石♪
今回入手したスミソナイトはピンク色なので
コバルトが含まれているタイプでしょうね。





実はこのスミソナイト
まだ一度も入手したことのない石なので
今回初めての購入となりました。
できれば他の色も集めたいですが
難しいかなぁ…?(苦笑)。



本日二つ目の石がこちら。


『crocoite(和名:紅鉛鉱)』
 恐らくオーストラリア・タスマニア産?

ネット及び書籍による詳細は以下の通り。


1766年エカチェリンブルグ布巾ベレゾフ鉱山で発見。
その色彩からギリシャ語で「サフラン」を意味する
κροκος にちなみ命名された。
1770年にペーター・ジーモン・パラスにより、
この鉱物が鉛を含むこと及び油絵具の原料に向くことが指摘され、
「シベリアの赤い鉛」と呼ばれて珍重された。
1797年にフランスのルイ=ニコラ・ヴォークランにより
紅鉛鉱からクロムが発見された。






油絵の具の顔料として使われたと知って
ものすごく納得しました!
とても色鮮やかな朱色に目を奪われますね~。
サイズは小さめですがお値段は結構お高め(苦笑)。
ちなみのこの紅鉛鉱(クロコアイト)
鉛の二次鉱物だそうです。



次回更新は明日。
最後のご紹介になると思います。
清水の舞台から飛び降りる勢いで
購入したそれは美しいストロベリー色の
コバルトカルサイトです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天然石標本~アクアブルーの... | トップ | 天然石標本~イチゴシロップ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うひゃあ~~~ (yuko)
2013-06-17 20:58:24
今回の戦利品、凄いですね~~
毎回、驚かされるけれど、
数といい、形といい、圧倒されちゃう。。。
しかし、どうして、そんな形?
って思うほど、不思議な形をしてますよねぇ。。。
やっぱり、じぃぃ~っと見ちゃいますねぇ。。。
色は、どれも、きれい、美しいですね。
確かに、瑞々しい。。。
私は、「シベリアの赤い鉛」、気になりますね。
これ、石なんだろうか、、、と、、、
セレスタイトの尖った形、
クリソコーラにドゥルージーが乗っかってる?
あと、奇妙な、魚眼石・・・
角度を変えてみると、まるで違う、、、生きてるみたい。
不思議すぎる。。。
しかも、まだ、紹介する石があるとは、、、
どれだけ、購入したんでしょ。。。
しかしながら、数多くの中から、厳選する目は、すごい☆
返信する
お気に召して♪ (晴高万里)
2013-06-18 12:31:57
yukoさんへ

コメントありがとうございます~!
やはり芸術家タイプのyukoさんには
サフラン色の紅鉛鉱がお目に留まりましたか!
基本的に綺麗な色の石や瑞々しい感じの石に
弱いので、どうしても毎回選ぶタイプが同じものに。
その後、石友さんと一緒にまわったら
また別の視点から石を発見することができました。
同じ展示会場を見ているはずなのに
何故か違う石をゲットするのが不思議です。
今回は思いがけず予算オーバーしてしまったので
いつもより沢山購入してしまいましたが
明日でその戦利品もラストなので
ぜひともまたご覧になって下さいね~。

返信する

コメントを投稿

天然石標本」カテゴリの最新記事