花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~琥珀~

2011年02月08日 | 天然石標本
節分も終わり、先週末からようやく
少しずつ暖かさを感じるようになりましたが
天気予報によると、今日からまた気温が下がるとか。
私の風邪も天候と同じで一進一退の繰り返し(苦笑)。
日曜日の夕方頃から今度はのど風邪を
ひいてしまったようで、本当に油断大敵ですね。


それでは今週ご紹介する天然石は
琥珀(こはく)――アンバーです。
厳密には鉱物ではありませんが
その中から二種類の琥珀を
お届けしたいと思います。


『amber&copal』


産地は不明です。
恐らくロシアか東欧辺りではないかと。
実はこの琥珀、生まれて初めて
ミネラルマーケットに参加して
一番最初に手にした記念すべき品なんです。
慣れない英語での身振り手振りの交渉の末
親切な白人男性の売り子さんが
ちょっぴりおまけしてくれたのを
とてもよく覚えています。
それでも当時の私にしてみれば
清水の舞台から飛び降りるくらいの
勇気がいる価格でしたが(笑)





飴色が濃い方がいわゆる一般的に『アンバー』と呼ばれるもので
小さい方は琥珀の若年版(=年数が若い)で『コーパル』と呼ばれています。
コーパルの方は、数年後にやはりミネラルマーケットで
入手しました。





反対側から見た画像です。
画像では小さすぎてわからないと思いますが
大きな琥珀の真ん中辺りには
一匹の小さな蟻が閉じ込められています。
ちなみに虫入り琥珀のことを
『インセクト・アンバー』と言いますが
映画「ジュラシックパーク」は
確か琥珀に閉じ込められた
蚊の腹部の血液からDNAを採取して
恐竜を蘇らせたんですよね?





裏側の画像です。
琥珀についての書籍説明は以下のとおりです。


「およそ3,000万年以前の
 松柏類の植物樹液(樹脂)が硬化したもの。
 崩壊した地層から洗い流され、
 川から海に流れ出し、
 漂流先で再堆積するものを『ピット・アンバー』という。
 海岸に打ち上げられたものを『シー・アンバー』」


なお、琥珀はオパール同様
非晶質(=結晶系がない)で
元が樹脂なので非常に軽いです。


それでは次回更新は木曜日
琥珀に引き続き、ポピュラーな天然石として
翡翠(ひすい)をご紹介したいと思います。
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