花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~輝安鉱とムーカイト~

2011年12月16日 | 天然石標本
今週最後にご紹介するのは
輝安鉱(きあんこう)――スティブナイトと
ムーカイトの二種類。
どちらもずっと以前から欲しかった石だったので
今回手に入ってすごく嬉しかった品です。

まず最初は輝安鉱からご紹介します。



ネット等による説明は以下のとおり。

希少な金属アンチモンを含むため
別名『antimonite』(アンチモナイト)とも。
柱状から針状の結晶をなす。
かつては愛媛県西条市市ノ川(いちのがわ)鉱山から、
大きさ美しさとも世界的に有名な輝安鉱が産出されたが
その多くは海外に流失した。
ちなみにこの鉱山は現在閉山している。


『stibnite』
 中国産






メタリックな銀色の光沢がとても綺麗です。
サイズはかなり小さめで3~4cmあるかどうか。
同じ輝安鉱でもこちらは針状の複雑な結晶タイプ。
日本刀のようにまっすぐのびた美しさを持つ輝安鉱と
どちらにしようかちょっぴり迷いましたが
今回はこちらを購入してみました。





反対側から見るとこんな感じに。
結晶の複雑さがいっそうよくわかります。
後日知ったのですが、輝安鉱は保存が難しく
年月とともに黒く錆びてしまうのだとか。


購入したのは中国産の蛍石と同じお店。
非常に壊れやすく、少し触れただけで
パラパラと銀色の粉が落ちてきます。
店の人が何重にも綿と緩衝用チラシで
包んでくれました。
その際、中国語で色々と説明してくれたんですが
恐らく取り扱いについてアドバイスしてくれたんでしょうね(笑)


二つ目に紹介するのは赤い色が鮮やかなムーカイトです。


ムーカイトまたの名をモッカイトともいい
主にオーストラリアで産出される
(レッド)ジャスパー(碧玉)を指します。


ネット等による説明は以下のとおり。


別名オーストラリアン・ジャスパー。
オーストラリアでのみ採取されるジャスパー(碧玉)のこと。
オーストラリアの原住民アボリジニが
雨乞いや儀式に使用した石で
「雨を呼ぶ石」「大地の石」とも呼ばれる。
また、古代ペルーでは魔よけとしても用いられていた。
ちなみにジャスパー(碧玉)とは
微細な石英の結晶が集まってできた鉱物のこと。
酸化鉄や水酸化鉄などの不純物が混入しているため
不透明で、不純物により様々な色や模様がある。


『mookite』
オーストラリア産





赤から金茶色へのグラデーションが
とても美しいです。
これも一種のピクチャードジャスパーと言えるのかも。


ピクチャードジャスパーについては
過去ブログ2011年1月20日の『着物の柄模様』を
ご参考いただければ。





裏から見た画像です。
基本的にジャスパーの価格は
比較的安いものが多いですが
このムーカイトだけは
若干お高め。
なのでこちらもそこそこのお値段でした(苦笑)


それでは来週は最後の戦利品のご紹介となります。
今年の最後を飾るのはクリスマスシーズンに
相応しいヒマラヤ産のキャンドルクォーツです。
ミルキーな白さがとても美麗な一品。
ぜひともお楽しみに~♪

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