花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~虹瑪瑙~

2015年06月09日 | 天然石標本
今日から三回に分けて東京国際ミネラルフェアで
ゲットした戦利品をご紹介していきたいと思います。

今回は開始一時間前に並んだので
列のかなり前の方に並ぶことができました。
スタッフにチケットを切ってもらい
パンフレットをもらってからクロークへ。
会場内は大混雑なので、基本的に貴重品以外は
あらかじめクロークに預けた方がベストです。
(ちなみにクロークは開場前から受け付けてくれています)


最初に探したのが
大量に平積みされたスライスアゲートの山。
さすがに今回の特別展もアゲートがメインなだけに
水晶とメノウを取り扱っているお店が多かったです。


一枚500円のコースターサイズから
1,800円のかなり大判のものまで。
早速光に透かして検分。
これがなかなかに根気のいる作業でして(苦笑)
鮮やかな牡丹色や青、グリーン、紫に染色されてしまい
虹色効果が見分けづらいものも多数。
素朴な瑪瑙タイプを中心に
それらしきものを見つけたのがようやく2枚ほどでした。
しかも値段は1,800円とお高め。
悩んだ末、せっかく探しあてたものだし確認の意味もあって
思いきってお買い上げしました。


で、こちらがそのアゲートです。






画像だと何の変哲もない
メノウですね~(笑)。


光にかざすとへりの部分に
若干それらしいものが(汗)
明確な虹色というよりは
乳白色のオパールに似た
薄紫色がかった虹色のイメージでしょうか。
虹色の究極は紫だそうです。
だからアイリスが虹の花になるわけですね。



紫色に染色されたタイプはこちら。
いつも不思議に思うんですが
どうしてスライスアゲートって
派手な色に着色するんでしょう?
やっぱり石自体が地味だから?





こちらも同じようにへり部分に
虹色っぽい現象が。
ただ、こちらはもともと紫色に着色されているので
もしかするとそれが理由かもしれません(苦笑)。


その後、別のお店で
今度はしっかりイリス・アゲートとして
売られているものを発見!
スタッフの女性に
ライトで幾つかかざしてもらい
やはりきちんとした品も一つぐらいは必要だなと
こちらもお買い上げ。
値段も思ったより安くて(一万いきませんでした)
最初からこちらのお店に来ていれば
わざわざ探さなかったかもと
ちょっぴり悔しく思いました。


イリス・アゲートタイプはこちら。
一段と地味ですね(笑)。







LEDライトで石を透かすとこんな風になります。







更に拡大すると





虹色が出るのは一部分だけ
そこを更に拡大してみると
ようやく美しい虹色が…!
虹瑪瑙の和名に相応しいです♪







右側下部分に虹色効果が出ているのが
おわかりでしょうか?


実はこのお店、だいぶ以前に
『Rose do France』と呼ばれるライラック色のアメシストと
インディゴライト入りの青水晶を購入したお店。
なかなかに掘り出し物が置いてあるようですね~。


一緒に選んでくれた女性スタッフの方が話してくれましたが
イリス・アゲートを見つけるのは
石のプロといえどもやはり手間と根気がいるそうで
何百枚もの薄くスライスされたアゲートの中から
光に透かして一枚見つかるかどうかだそうです。
虹があるのとないのとでは同じアゲートでも
値段が格段に変わるとか。
恐るべし!イリス・アゲート!!!


イリス・アゲートについてのネット等による詳細は以下の通り。


『Iris Agate』イリス(アイリスとも)・アゲート
 和名:虹瑪瑙(めのう=アゲート)


カルセドニー(潜晶質石英)のうち、
縞目模様を示すものはアゲートと呼ばれる。
アゲートを薄板にカットして光源にかざすことで、
稀に7色の虹色を示すものがあり、
イリス・アゲートもしくはアイリス・アゲート(英語ではアイリス)と呼ばれる。
これはアゲートの微細な組織に光が当たり、
回折効果によって虹色が生み出されるもので、
美しい虹色を示すものは、非常に高価に取り引きされる。
イリス(イーリス)はギリシア神話の虹の女神のことで、
ギリシア語では虹のこと意味し、
花のアイリス(アヤメ科)もこれに由来。



明日はインド産の可愛い
ピンク・アポフィライトをご紹介したいと思います。

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