謹賀新年
明けましておめでとうございます
宇賀志の宇賀神社前にある青面金剛石仏は
独特の素晴らしい意匠なのですが
今まで他に小さいものが
一基だけ見付かっただけで
謎の存在でした。
それが・・・偶然のぞいた祠に
宇賀志型の青面金剛石仏があったんです!
大和では数少ない笠付きの庚申塔
撮影条件厳しく中々撮影出来なかったもの
一面六臂でシヨケラを持ち邪気は踏まない意匠
足下には三猿を刻み、砂利に埋まって見えませんが
三猿の下に二鶏が刻まれています
元禄十四年銘有り
憤怒相が印象的・・・
平群町三里の叶堂跡にある馬頭観音石仏です。
大和では数少ない馬頭観音石仏。
大正時代のものですが
なかなか出来が良いのでご紹介します。
奈良県生駒郡平群町安明寺邑 叶堂
大正七年六月十二日銘
集落内、生活道の傍らに在った磨崖の地蔵さん。
巨木の横に露出した饅頭型の大岩に刻まれています。
滋賀県大津市羽栗
石仏風景としては申し分ありません・・・
持錫宝珠型の地蔵菩薩。
推定南北朝時代
何と無くほっこりしますね・・・
お花とお水が供えられ大切に祀られています・・・
胡宮神社観音堂のご本尊は石仏。
清水俊明著「近江の石仏」に載っていたもの。
六十年ごとに御開帳を行ってきたと書かれていたので
拝観できないものと思い込んでいたが
毎月月末に入る新聞広告の「電車&ウォーク」に
特別公開とあったので飛びついた。
滋賀県犬山郡敏満寺町 胡宮神社観音堂
推定鎌倉中期 安山岩製
ボランティアガイドの方にご案内頂き
納得できるまで撮影する事が出来ました。
厚く御礼申し上げます。
名張市葛尾の八柱神社境内に並べられた石。
何かあるかなと見るが特に変わった所は無し。
念のため照らした照明の下に浮かび上がったのは小さな石仏さん。
何かほっこりします・・・
都祁相河の薬師三尊石柱は
この辺りの火山岩柱状節理が作り出した
自然の石柱に刻まれています。
その薬師三尊石柱が刻まれた元の石柱が
吐山の山中にあると言う事が
1980年の新聞記事にありました。
記事を切り抜いて現在まで保存していましたが
この度漸く
三十八年間思い続けた神の石
「倶呂尊仏」に会って来ました・・・
奈良県山辺郡都祁村吐山
都祁相河の薬師三尊石柱
ずっと以前から気になって居た八家地蔵。
いつかは撮影してみたいと思いつつ
中々訪れる切っ掛けがなっかったが
漸く撮影の機会が訪れました。
兵庫県姫路市的形町福泊
鎌倉時代
総高七尺ほどの大きな地蔵半跏像。
独りでの撮影は困難。
石友さん三人に助けて頂きました。
北区船岡町に船岡山丘陵があり
北西面中腹に弘法大師爪彫り不動と呼ばれる磨崖仏が在ります。
以前知人から「行ってきたけど全然見えない」と聞いていました。
なるほど・・・よう分かりませんわ・・・
大きくて明るいので何時もの様に写るかどうかわかりませんが・・・えい!
何とか判るかな・・・
定印の阿弥陀座像と美しい蓮弁が浮かび上がりました。
岩肌がひどく摩滅し像容も定かではない為
不動明王と思われて信仰されていたようです。
南北朝期か・・・