高尾床並の萬松寺境内に大きな大洞石に刻まれた
立派な阿弥陀立像石仏が在ります。
三重県那賀郡青山町高尾字床並
江戸時代には床並から長瀬に通じる間道の路傍に立っていたそうです。
嶮路の安全を祈って建てられたものでしょうか・・・
いつの時代か地中に埋まっていたものが
山崩れの際に転び出てきたと云うことです。
明治の中ごろ、萬松寺境内への移動の途中、落としてしまい
胸部で真っ二つに割れ、セメントで接着しているのが惜しまれます。
柔和なお顔をなさっています・・・
高尾床並の萬松寺境内に大きな大洞石に刻まれた
立派な阿弥陀立像石仏が在ります。
三重県那賀郡青山町高尾字床並
江戸時代には床並から長瀬に通じる間道の路傍に立っていたそうです。
嶮路の安全を祈って建てられたものでしょうか・・・
いつの時代か地中に埋まっていたものが
山崩れの際に転び出てきたと云うことです。
明治の中ごろ、萬松寺境内への移動の途中、落としてしまい
胸部で真っ二つに割れ、セメントで接着しているのが惜しまれます。
柔和なお顔をなさっています・・・
美杉の石仏といえば日神の石仏群が思い浮かびます。
平家六代墓、日神不動院が有名ですが、その不動院近く
植林された林の中にぽつんとそれは在りました。
三重県一志郡美杉村太郎生字飯垣内
山林の中に在り特定の者以外の目に触れる事はなかったようですが
平成三年村指定文化財になり一般に知られるようになったようです。
不動明王と信者?
辺りは薄暗く岩は苔むしている為判り難いです。
不動明王の左には鳥居と日輪、月輪が刻まれています。
こう言う石仏はあまり見かけませんね。
「磨崖仏」と呼んでも良い様に思いますが・・・
奈垣広芝橋の足痛地蔵から羽根集落に山道を登り
集落に入って最初の立派な民家の前から小川への道を降りると
小屋の横に三つの大きな岩があり
その一番大きな岩に小さなお地蔵さんが二体刻まれています。
三重県名張市神屋字羽根下出
小さくても磨崖仏を見つけると嬉しくなります。
この少し先には双仏石のある蓮福寺が在ります。
葉っぱの間からちょこんと顔をのぞかせた可愛らしいお地蔵さん・・・
広芝橋の地蔵磨崖仏とよく似たお顔です・・・
元水車小屋だった小屋の脇
大きな岩の左下、葉っぱの所ですが判るかな・・・?
こんな所に磨崖仏が在ったなんて・・・
判る筈ないですよね。
羽根の蓮福寺境内に在る、名張市内で最古銘の石仏です。
三重県名張市神屋字羽根
境内に羽根の三ヵ所の墓地から集められた無縁塔が在り
その中に一際目を引く双仏石が在ります。
上比奈知国津神社の双仏石と共に比奈知型の双仏石としては古いものです。
国津神社の方が古いものの様ですが、確定が困難ですので
国内の阿弥陀と地蔵の双仏石としては、この双仏石が最古銘であり
名張市内の全ての在銘石仏の中でも最古銘の石仏と云う事です。
石質が固い為か、はたまた堂内に在ったのか
風化も少なく保存状態は良好です。
比奈知ダムにより旧道が寸断された辺り、上比奈知集落共同墓地内に建つ弥勒堂内に
この地方に多い比奈知型石仏と呼ばれる阿弥陀立像が祀られています。
三重県名張市上比奈知
地元で産する質の少し粗い花崗岩(比奈知石)にゆるやかな壷型光背を施して
袖衣が異常に吊り上がった阿弥陀立像が刻まれています。
袖衣の吊り上がりや下衣の袴様、手足が小さく貧弱等が比奈知型石仏の特徴です。
現在確認されている同型比奈知型石仏中最大の石仏です。
当初から堂内に在ったのか保存状態は良好です。
上比奈知大滝の通称千刈と呼ばれる河原は
一面が岩場で、昔から行場として知られ
自然川岩に線刻された不動明王磨崖仏が在りました。
比奈知ダム工事の際水没地の範囲に入ってしまいましたが、なんとか水没を免れ
現在はダムサイドの公園内に移転保存されています。
三重県名張市滝之原
下笠間集落の墓地に在る一石六地蔵です。
奈良県宇陀郡室生村下笠間
集落内の細い道を抜けていくため、本来は判り難い所に在るのですが・・・
上下二段に三体づつの可愛らしいお地蔵さん・・・
持ち物もそれぞれ違っています。
頂部が少し山型になっていますね。
非常に判り難い所に在るはずなんですが
最近この桜(美佛桜)が知られる様になり
案内板も立てられている為訪れる人も増えたと言う事です。
桜と石仏も良いものです・・・
墓地に向かう道からはこんな素晴らしい景色も見る事が出来ます。