石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

京都府 南山城村 中山峠の地蔵石仏

2012年05月21日 | 石仏

  

国道163号線の笠置町との境界を南山城村に入った辺りが中山峠。

峠の北側の小さい丘に古式の地蔵石仏が立っています。

 

京都府相楽郡南山城村北大河原小字中山

 

此の道も何度も走っていますが、こんな地蔵さんが在るなんて全く気付きませんでした・・・

旧伊賀街道の名残が、草茫々の廃道となりかろうじて残っています。

 

右手与願印左手宝珠の古様の地蔵立像。

衣文の流れも古様を残しています。

 

首のあたりで折れているのが惜しまれますが

永仁三年の銘が確認されており

加茂町岩船の阿弥陀三尊磨崖仏(笑い仏)よりも古いそうです。

 

野ざらしの為に風蝕が進み、顔容は殆んど判りません・・・

が・・・何と無く穏やかに思われます・・・

 

 

 

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京都府 南山城村 田山 地蔵立像石仏

2012年05月17日 | 石仏

 

田山ツルギの村道沿いに立つ地蔵石仏です。

 

京都府相楽郡南山城村田山小字ツルギ

 

頭上に馬頭観音の種子「ウーン」を刻み

蓮華座に立つ錫杖・宝珠の通常型地蔵です。

伊賀地方の地蔵石仏によく見られるような、立派な錫杖を持っています。

 

裳裾が大きく広がっているのが印象的です・・・

 

馬頭観音の伝承があり、同信仰が広まった時に

元々地蔵の種子「カ」が刻まれていたものに追刻し

馬頭観音の種子「ウーン」になったと思われます。

 

 

 

 

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京都府 南山城村 田山 華将寺跡多尊磨崖仏

2012年05月14日 | 石仏

 

田山小本出の華将寺跡に地蔵岩と呼ばれる大岩があり

地蔵石仏・五輪塔・碑型等、計六十二刻まれています。

 

京都府相楽郡南山城村田山小本出

 

大岩は花崗岩で、地上高三百四十七センチメートル、幅四百五十センチメートル

側面約三百八十センチメートルで南面から東面にかけて、ずらりと刻まれています。

その大きさと形、夥しい数の彫刻の異様さに圧倒されます・・・

 

大岩の前には墓碑が倒れたまま・・・

最早訪れる者も無く・・・

 

すらりとした地蔵菩薩立像は山添方面の阿弥陀像に通じるものがあります。

苔類に覆われて見えなくなりそうです・・・

 

五輪塔と小石仏

もう殆んど判りません・・・

 

華将寺跡に立つ歴代柳生藩主の墓碑

この中に柳生 宗矩の墓碑が在るそうですが・・・

 

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京都府 南山城村 北大河原 かくれ六地蔵磨崖仏

2012年05月08日 | 石仏

 

南山城村旧街道沿いに在る阿弥陀・六地蔵磨崖仏です。

長方形の枠の中に六地蔵を、枠の外側左右に阿弥陀が刻まれていますが

現在、うつぶせになっており、「かくれ六地蔵」と呼ばれています。

岩の下の地べたに仰向けに潜り込んで、やっと拝する事ができます。

 

京都府相楽郡南山城村北大河原北垣内

 

河川の増水時に川砂が入り込み、現在は人が入り込める程の隙間は有りませんでした。

石友と中の砂をかき出して潜り込み、やっとの事で肉眼で見る事が出来た石仏さんです。

ここ何年かは肉眼で見た人は居ないでしょう・・・

感慨一入です・・・

 

 

 

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三重県 上野市 沖 双体地蔵石仏

2012年05月04日 | 石仏

 

墓地の一石六地蔵からの帰り道、偶々出会った石仏です。

 

三重県上野市沖

田中に石造物が集められているのが目に入り立ち寄りました。

五輪塔や板碑の立ち並ぶ中、双体地蔵の石仏が目を引きます。

元、磨崖仏だった物を切り出したような感じがしますが・・・

 

錫杖・宝珠の通常型と合掌のお地蔵さんが彫られています。

 

沖は未だ々田園風景の広がる所。・・・

 

こんな景色の中に春の日差しを浴びた石仏さん・・・

何かほっこりします・・・

 

 

 

 

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