国道163号線の笠置町との境界を南山城村に入った辺りが中山峠。
峠の北側の小さい丘に古式の地蔵石仏が立っています。
京都府相楽郡南山城村北大河原小字中山
此の道も何度も走っていますが、こんな地蔵さんが在るなんて全く気付きませんでした・・・
旧伊賀街道の名残が、草茫々の廃道となりかろうじて残っています。
右手与願印左手宝珠の古様の地蔵立像。
衣文の流れも古様を残しています。
首のあたりで折れているのが惜しまれますが
永仁三年の銘が確認されており
加茂町岩船の阿弥陀三尊磨崖仏(笑い仏)よりも古いそうです。
野ざらしの為に風蝕が進み、顔容は殆んど判りません・・・
が・・・何と無く穏やかに思われます・・・