ここも非常に分かり難い所・・・
西波多集落内の車道から民家の間の脇道を入った奥。
薬師さんとしてお祀りされている現地に着いても
何処に彫ってあるのか判らない・・・
そんな多尊磨崖仏です。
奈良県山辺郡山添村大字西波多
一見、石龕仏(箱石仏)が並んで居る様に見えますが
自然の岩に刻まれた磨崖仏で有る事が解ります。
中央の石龕にやや大きめの一尊を
その左の石龕内に二尊を刻み
右側は二つの石龕内にそれぞれ二尊ずつ刻まれ
岩の右下がりに合わすように小さくなて行きます。
多尊磨崖仏と言うよりも中尊或いは願主と六地蔵として刻まれたように思われます。
元和六年(1620)銘 江戸前期
祭壇の陰に隠れています・・・