石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

邑地町 線刻華瓶地蔵菩薩磨崖仏

2017年02月13日 | 石仏

 

なぜ?こんな磨崖仏が今まで隠れていたのか・・・

 

布目ダム周辺はくまなく巡ったつもりでいましたしたが

こんな素晴らしい磨崖仏が人知れず隠れていました。

 

奈良県奈良市邑地町

 

紀年銘は有りませんが室町様式の三尺地蔵磨崖仏。

光背の左右に三茎蓮の華瓶が線刻されているのが珍しいです。

 

 今でこそ比較的楽に到達できますが

ダムが出来る以前、下道からはかなりの高所にあった筈。

なぜこんな所に・・・

 

磐座かと思われる巨岩に刻まれています・・・

 最早訪れる人も居ないのか・・・

 

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邑地町の地蔵磨崖仏二基

2017年02月06日 | 石仏

 

こんな所にも磨崖仏が・・・

 

丹生の千体地蔵磨崖仏から北へ行き、邑地町に入った辺り。

非常に分かり難い所に、磐座とも思われる巨岩が聳え

その壁面に地蔵菩薩が二基刻まれています。

 

奈良市邑地町

古道が残ってはいますが、寸断され斜面を攀じ登らないと古道を辿る事が出来ません。

古道にさえ上がる事が出来れば、道なりに磨崖仏へと辿り着けます。

 

左側の大きい方の岩に刻まれている地蔵菩薩。

江戸時代前期寛永七年銘が確認出来ます。

 

右側の岩に刻まれている地蔵菩薩。

像の左枠内に江戸時代前期延宝?九年銘が刻まれています。

 

左の地蔵から少し離れた所に

江戸時代後期文政二年福岡□□姓と刻まれており

嘗てはこの磨崖仏の前に福岡氏が居を構えていたと云う事です。

 

 

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