最近見付けた古い資料に、桐山シリウチ坂登り口地蔵講田磨崖地蔵像
と記載されていました。
今まで聞いたことも無い磨崖仏が見付かるかもしれないと
期待して出かけましたが・・・
初回の探索はシリウチ坂が何処か分かっただけで
磨崖仏の情報すら得る事が出来ませんでした。
二度目の探索で偶々声を掛けて頂いた方が磨崖仏の事をご存じで
以前は供花もあったようですが、もう埋まってしまっていると。
場所を丁寧に教えて頂き現地を探しましたが何も無い。
ウロウロしていたら先程の方がたぶん分からないだろうと来て下さいました。
「ここ」と指差した所の斜面の草を土ごと削って頂いたら岩が現れたんですが・・・
岩は出て来ましたが地蔵さんは刻まれていません。
最早風化剥落して、消えてしまったものと諦めて帰宅しましたが
石友さんに場所だけでも教えようと何の期待もなく再度訪れた所・・・
何と!そこには地蔵像が!!
傍らには掘り起こされた土が盛られていました。
どうやら先日ご案内頂いた方が掘り出して下さったようです。感謝!
もう無くなってしまったものと一旦は諦めていたのに
この出会いはあまりにも衝撃的です。
二重蓮台に立つ持錫宝珠型のお地蔵さん。
像高一尺三寸。
何はともあれ残っていてくれた事に有り難うです。
側溝の中に埋まっている磨崖仏なんて初めてです。
よくまぁ覚えていて下さいました。
一体何年?いや何十年埋まっていたんだろう・・・