石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

大阪府 八尾市 薗光寺十三仏板碑

2011年09月30日 | 石仏

 

生駒山脈十三峠の西裾野に水越の集落が在り

集落内の薗光寺(おんこうじ)境内に十三仏板碑が在ります。

 

大阪府八尾市水越町

像はいずれも光背を負い、浅い浮彫で彫られています。

河内十三仏の中でも、ひときわ美しい十三仏と云われています。

 

一体一体の表現が異なり、見ていて楽しい十三仏です。

こういう意匠の十三仏板碑は珍しいですね。

 

以前は本堂裏の墓地に在ったようですが・・・

 

現在は境内の覆屋の中に在ります。

 

十三仏のなかで比較的はっきりしているものを幾つか・・・

堂内の説明板より・・・

 

大日如来

 

薬師如来

 

釈迦如来

 

不動明王

 

 

 


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大阪府 柏原市 瑠璃光寺の二尊仏

2011年09月29日 | 石仏

 

山ノ井集落の東の山裾に瑠璃光寺が在ります。

山門脇の小堂内に二体の石棺仏が安置されています。

 

大阪府柏原市山ノ井町

石棺の蓋石内部に石仏を彫ったもので

上部外側に縄掛突起が残っています。

 

蓮華座の上に結跏趺坐する如来像です。

右手の表現が個性的ですね・・・

 

釈迦如来にも見えますが、おそらく阿弥陀如来だろうと言う事です。

 

かなり磨滅しており、お顔は判りません・・・

 

脇に在る菩薩立像です。

頭部を欠損していますが、脇侍の観音・勢至の一尊と思われます。

 

 

 

 

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大阪府 柏原市 高井田の石棺仏

2011年09月28日 | 石仏

 

高井田の集落内の高井寺に、古墳の石棺蓋材を使用した阿弥陀石仏が在ります。

 

大阪府柏原市高井田

大きな長方形の凝灰岩に彫られた古石仏です。

 

安定感に富んだ像容。

 

面相は実に穏やかです。

 

脇に並ぶ庚申さん。

よく見かける可笑しいものではなく、ちゃんと彫られていますね。

 

同じく脇に在る十三仏板碑。

河内方面には十三仏信仰が大いに流行したようで

室町・江戸時代の十三仏板碑が多く見られます。

 

 

 

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大阪府 柏原市 青谷の地蔵磨崖仏

2011年09月27日 | 石仏

 

 青谷集落の西端に小堂が在り、地蔵磨崖仏が祀られています。

 

 大阪府柏原市青谷

舟型光背を彫り窪めた中に、蓮華座に立つ地蔵菩薩が彫られています。

光背の鑿跡が不動明王の火焔のように見えますね。

 

錫杖が少し欠けている他は特に損傷も無く、良く保存されています。

 

惜しむらくは、やはり磨崖仏は屋外に在って欲しいものです・・・

 

堂内に在りますが、自由に参拝出来ます。

 

 

 

 

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大阪府 河南町 神山辻堂の地蔵石仏

2011年09月26日 | 石仏

 

神山(こうやま)集落、東条川の橋の袂の辻堂に地蔵石仏が祀られています。

 

大阪府南河内郡神山

非常に幅の広い舟型光背を負っています。

これだけ幅広いにも関わらず、その広い石面には一字の刻銘も見られません。

 

ちょっと寸足らずの体とニコニコ笑顔で、親しみやすいお地蔵さんです。

錫杖の表現も個性的ですね。

 

嘗ては付近の小字馬場と言う所に在ったそうで、馬場地蔵と呼ばれています。

 

実はこんな状態です・・・・・

 

 

 

 

 

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大阪府 河南町 中村の石仏

2011年09月25日 | 石仏

 

中の集落、小字東畑の辻に石造物が並んでいます。

 

大阪府南河内郡河南町中

 

六字名号碑と並んで十三仏板碑が二基あります。

 

此方は大和でもよく見かける型。

 

此方は縁を一段彫り窪めた中に彫られています。

虚空蔵菩薩の上の天蓋が凄く大きいですね。

 

この十三仏から少し東に行き、植木畑の中の道を二百メートルほど北に行くと

大日堂と呼ばれる古びたお堂が建っていて、堂内に石仏が祀られています。

 

大日さんと呼ばれていますが、定印の阿弥陀如来です。

涎掛けが掛けられている為、お顔しか拝せません・・・・・残念

 

美しい面貌、温和な表情が印象的です・・・

 

 

 

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大阪府 河内長野市 流れ谷の十三仏

2011年09月24日 | 石仏

 

天見駅より国道を越え、出合の集落から道を西にとって

山道を三キロ近く進んでいくと

山深い静かな環境の地に流れ谷の集落が在り

月輪寺と言う寺の跡に十三仏が在ります。

 

大阪府河内長野市流谷

昔の本には破損してはいるが、山脈や棚田を背景にした

素晴らしい写真が載っていました。

 

書籍には保存修理を施してほしいと書かれていましたが

十数年前にその通り修復されて、覆屋が掛けられたようです。

 

流れ谷のような辺地にも、自らの逆修供養や故人の供養のため

極楽往生を願った人々の信仰があった事を知ることができます。

 

嘗てはこの景色を背景にして在ったんですね・・・・・

 

 

 

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天理市 萱生 双体石仏

2011年09月22日 | 石仏

 

萱生集落の入口、山の辺の道沿いに道祖神と呼ばれる双体石仏が在ります。

 

天理市萱生町

資料には道祖神と書いてあったり、地蔵さんと書いてあったり・・・

いったい何が何やらです・・・・・

 

右の方は宝剣を持ったお不動さんでしょうか?

左は・・・全く判りません・・・

龍王山付近は、お不動さんの多い所ですね・・・

 

山の辺の道を歩く沢山の人々が、この前を通り過ぎていきます・・・・・

 

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天理市 苣原 墓地道の磨崖仏

2011年09月21日 | 石仏

 

以前紹介した苣原の磨崖仏二体

右の方の磨崖地蔵の岩にもう一体彫られていると知り、早速行ってきました。

 

天理市苣原

 

この磨崖地蔵さんの岩の、左の角の所と言うことですが・・・

ぜんぜん判りません・・・・・

 

暫くして目が慣れてきた頃・・・見えました!

小さな小さな合掌地蔵さんです。

判りますか?

 

ちょっと嬉しくなりますね♪

 

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大阪府 駒ヶ谷 杜本神社 隼人石

2011年09月20日 | 石仏

 

 駒ヶ谷の集落、街道から少し上がった所にある杜本神社に

隼人石と呼ばれる獣面人身の石像が在ります。

 

大阪府羽曳野市駒ヶ谷

 

本殿の左右に一基ずつあり、同寸法で同じ図柄を写したものと思われます。 

右の像の方が保存がよく、線がはっきりと判ります。

 

隼人石と呼ばれるのは 、その面貎が犬(戌)に

似ているところから呼ばれると言われます。

犬と言うよりは鼠に似ていますねぇ。

 

左の像は頭の部分がかなり判り難くなっています。

 

大阪の石仏という本には、この 左の像の写真が載っていますので

三十年ほど前には、此方の方がはっきりしていたんでしょうか?

 

 

 

 

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