MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

CONTROL コントロール

2023-04-09 20:08:21 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2023>で上映された一本
なんと登場人物がたった3人にAIの声だけのワンシュツ映画でした
 
一人の女性が無機質な密室に閉じ込められて
何処から聴こえてくる命令口調の指示に従わされることが繰り返し行われてるだけの映画
閉じ込められた女性は記憶が断片的にあるだけで、どうやらテストして課されたタスクを時間内にクリアしないと娘が殺されてしまう状況画像繰り返されていく
一つクリアすると何故か気をしなわされて
次目覚めると一段上のタスクが課せられるっていう繰り返し
 
どうやら寝てるっていうか、気を失ってる間にビーチでの娘との幸せな親子水入らずのシーンが流されて、気付くとタスク達成の試練が・・・
見てるとだんだんわかってくるのはどうやらこの女性念動力の持ち主らしく
その念動力の訓練をタスクとして課せられているっていうのがわかってきた時に
なんとその密室に夫っていう男がこれまた連れてこられて・・・
 
その後は夫婦の会話劇となって念動力開発の試練を受けつつリコンの危機とか過去も明かになりつつも
なぜにここに入れられたのか、誰がなんの目的でっていうのは全く最後まで明かされません
むしろ主人公同様こっちも苛立ち画像つのってくる作りになっていて
 
っていうかこの旦那自体が果たして本物の旦那さんがどうかもわからなくなってきちゃいまして
とうとうクライマックスでは旦那さんの死をきっかけに念動力でこの部屋を脱出するものの
彼女を襲ってくる完全武装の兵士たちですが、念動力で倒していくものの
それら兵士たちの顔が全部旦那の顔だったりで
一切合切何も明かされないから訳わかんないまま
 
母親自体ってのもインチキ過去を植え付けられてしていたのかもわからぬままに
なんとここでこの施設からぬけだすと、子の記憶までもが失われるって言うことで
再び主人公は子の記憶を失いたくないがために再びIから同じタスクをう
受けるって言うことに・・・
子を思う母のうその記憶か作られた世界観かも全くわからないものの母性は不変って言うようなことでは終わって
何も解決せずに終わる映画
一体なんだったんだろうって言う映画だった
 
一応念動力でのアクションシーンもケレンとしてるあるんですが
何もかも明かされずに終わる映画って・・・
 
2022年製作、カナダ映画
ジェームズ・マーク脚本・監督作品
出演:サラ・ミティッチ、ジョージ・チョートフ、エヴィー・ロワゼル、カレン・ルブラン
コメント (2)
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白線秘密地帯

2023-04-09 15:03:48 | 邦画
先月リリースされた新東宝作品の「女の桟橋」というDVD 作品に
この「白線秘密地帯」がカップリングされていたようで、一応店頭で見た時に
生憎他作品購入で資金不足でこのような新東宝作品を買うもの好きな人物はいないだろうって言うたかを括って後日に回したのが仇となって
なんと売り切れていての後の祭り、
 
ここんとこ未見の衛星放送のBlu-ray録画をいくつかチョイスしていたら偶然この作品を録画してあるのを見つけて
これはしめたってことでの録画作品の視聴
いつ録画したのかは不明だが、チャンネルNECOでOAされたものだった
放映時間は通販番組と抱き合わせで60分っていうことで
実質この作品の完全版の尺は73分だそうですが
現存するものの尺はなんと56分ということで
新東宝ラインシリーズの記念すべき第一作は不完全版でしか現在では見ることができません
 
そのため話が飛ぶ箇所が数カ所あるものの大まかな筋は追うことができるというだけの作品ですが
内容そのものは昭和33年の売春防止法施行後のいわゆる闇営業という非合法の売春組織を、ある殺人事件を発端として、犯人を追う刑事と売春組織との攻防を描いた、石井輝男監督のモダンサスペンス映画
 
主演は宇津井健さんですが、中年以降の健さんのスマートな体型とは別に若かりし新東宝時代の健さんはまんまるっちぃ体型されて腹にズボンのベルトが食いこんではいたんですね
この体型で全身タイツで「スーパージャイアンツ」を演じていたのか・・・
 
フィルムが消失してるからかお話は単純でさほどおもしろいわけでもありませんしお色気シーンもこんなんじゃっていう程度だし
三原葉子さんも魅力発揮できてなかったしでしたし
天知茂さんもちょっとしかし出てないしでは消失した部分が実に惜しまれる
そんな中で大友純さんとこの作品でスクリーンデビューした菅原文太さんの殺し屋コンビが出色だったかもね
 
1958年製作の、日本映画、新東宝作品
石井輝男監督作品
出演:宇津井健、三原葉子、近衛敏明、天知茂、若月輝夫、大江満彦、荒川さつき、吉田昌代、瀬戸麗子、筑紫あけみ、中村彰、鳥羽陽之助、守山竜次、九重京司、大友純、菅原文太、菊川大二郎、宮田文子、三宅実、浅見比呂志
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生きている狼

2023-04-09 05:05:29 | 邦画
時代劇とも任侠映画ともとれるような訳のわからない設定の1964年に製作公開された小林旭主演の日活作品
というのも舞台設定は大正末期の東京新吉原、主人公はそんな花街の廓から女郎を足抜けさせるのを専門にしている黒装束に身を包んで“おいらん権パ”と名乗り、何回も女郎たち足抜きさせてる男で
なんと先に黒装束って書きましたがなんと江戸時代の鼠小僧みたいな黒装束に尻ぱしょりにほおっかむりで
足抜けが発覚すると廓全体の木戸が閉まってしまうからか遊郭に火をつけて
火事のために火消しが曲輪に入場してくるために木戸を開けざるを得ない状況を作り出し
屋根つたいに女郎を逃すという人物
 
その目的は3年前に騙されて岡山の実家から廓に売られたいもうとを探して足抜けするためなんですが
いくら人助けとは言え言えば聞こえがいいものの火付けはやっぱあかんやろって私は思いながら見ておりましたが・・・
悪い方の親分に二本柳寛、その配下の口入れ屋に佐野浅夫、そして悪徳女衒に高品格、二本柳寛の子分に郷鍈治
言い方の親分に芦田伸介、その娘と主人公の妹に笹森礼子と役者は揃っているんだけど
何せ時代設定が・・・
まぁ無国籍アクションの日活さんなんで、見てると江戸時代の時代劇をざんぎり頭ではみんな演じてるって言うような作品
 
“ギター弾き”っていう歌詞の小林旭自身が歌ってる琵琶みたいな三味線では弾き語りする流し画像本業みたいですが
そんな流しの中でも体を壊して無理してる女郎長内美那子と仲良くなり
さらに村田組の一人娘である笹森礼子に惚れらるマイトガイ小林旭
三年前まで学生さんだったのが強いし“足抜け権パ”ですからねぇ
 
草薙幸二郎さんが宍戸錠さん的な役所では出演されておりましたが、こなれていなかったなぁ
クライマックスの大立ち回りでは圧巻の強さで傷一つ受けないというありえへん立ち回りだったものの
気楽に見てられるとこが救いのプログラムピクチャーでしたねぇ
 
1964年製作、日本映画、日活作品
井田探監督作品
出演:小林旭、笹森礼子(二役)、長内美那子、郷鍈治、草薙幸二郎、高品格、弘松三郎、佐野浅夫、河上信夫、野呂圭介、玉村駿太郎、山田禅二、伊豆見雄、荒井岩衛、河野弘、立川博、桂小かん、芦田伸介、菅井一郎、二本柳寛、桂小金治
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