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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

紅い服の少女 第二章 真実

2023-04-23 20:08:04 | アジア映画
ツインパックですから
映画自体は前編がヒットしたために続編を作ったってことなんでしょうね
一応2年のブランクがありますが、今作では前作の赤い服の少女の正体っていうか秘密が明かされていくプロットになってたし
前作のヒットを受けて製作費もアップしてたのかなぁちゃんと”紅い服の少女“がしっかり紅かったのでまずはめでたし
 
オープニング出の行方不明の人たちが前作の人々だったから
そこからしっかり繋がりを見せてくれるものの
オープニングで発見される死体は後半で明らかにされることからタイトルロールの人物だったんだって
しっかりわかるように本作もかっちりとしたシノプシスで作られた作品であったのね
 
社会家庭局の職員が今作の主人公ってことで前作から一年後のお話として展開されるんですが
なんと途中から完全に悲劇に打ちひしがれた前作の主人公も登場し
さらにもう一人の中年のおばはんって言うかお母さんの3人の女性が主人公になっていたんですね
そう実はこのお話は、この3人の女性を通して母娘愛っていうテーマの中で”紅い服の少女“の秘密が解き明かされていくお話だったのね
 
しかし驚いたのはローティーンくらいの娘が妊娠したら自分の過去を思い出して有無を言わさずに堕胎に動く社会家庭局のお姉ちゃんって言うかお母ちゃんの行動力がすごい
しかしそれによって娘が行方不明になることで物語が動いていくんですね
そんな中で前作のヒロインも発見され、やっぱあの赤ちゃんは死産だったようで
あのヒロインがもう見るも無惨なお姿を晒されてくるのには・・・
あそこまで打ちひしがれた姿はすごい
 
社会家庭局が査察に入ったお母さんが実際のは主役になってるようで
紅い服にさらわれないように自分の娘の身体中に梵字を耳なし法一みたいに描きまくっていたのは
やっぱアジア映画だなぁって見てたけど、ひょっとしてあれ裸だよね児ポにひっかからなかったのかなぁ
保護って言う観点で母娘離してしまうからっていうことで今作も実に緻密に前作と絡めて計算され尽くして作られてた作品だったんですが
この作品に社会家庭局の娘の腹の子の存在はいらねぇだろうって思ったのは私だけ?
第一章でも男の存在は薄かったわけだし
悪魔VS神って言う構図を描きたかったんだろうけど
今作だっていらなくても済みそうな気がした
最後まで父なし子で産むって言う方が作品的にもアリな気がしたんだよね、社会家庭局のお母ちゃんがあえては自分の出自にも関わるって言う方が母娘愛のテーマにも通暁してくると思えるんだよね
 
でもまぁ二作品で一本の作品としてみた方がいい映画でしたねぇ
ただ先に書いたように製作費が潤沢な割にはホラー映画の基本である怖さが完全に薄まっていたのがちょっと残念でした。
 
2017年製作、台湾映画(日本公開作品)
チェン・ウェイハオ監督作品
出演:レイニー・ヤン、アン・シュー、ホアン・ハー、フランチェスカ・カオ、ルビー・ジャン、ウー・ニェンシュエン
 
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紅い服の少女 第一章 神隠し

2023-04-23 17:05:44 | アジア映画
台湾ホラーの傑作が日本上陸したって風の便りで・・・
っていうことで精神的に閉鎖空間には足を運べない私ですから
DVDリリースを待っており「紅い服の少女 第一章 神隠し & 第二章 真実 ツインパック」のDVDを購入しておいたものを
なんとかこの時期に見ておかないと、
そうなんですよGWを控えてDVD業界は、だいたい各月の下旬はリリース枯れ時なんですが
今月は21日から28日にかけてDVDのリリースラッシュですから
買ったら安心の未見の山で発酵させてしまいかねませんので今のうちにってことでの視聴
 
まず最初に言っておきますが、私のモニターが悪いのか
紅い服の少女が”紅い服“着てないんだよね。全体がいわゆるモノクロに近いカラートーンでって昼のシーンではきちんとしたカラー作品なんですが
山中とか夜間とか全くモノトーンカラーで反映されるから
”黒服の化け物“としか映らない訳で、なんとか見てるうちにコイツがいわゆる“紅い服の少女”で、オープニングの解説の“魔神仔(モーシンナア)”なんだって理解した上で見てました。
 
いやよくできてるホラーだったっていうか、なんだよ夢オチかって思わせといてもう一段落としてきておいて
さらにホラー映画定番のエンディングオチに持っていくところはやられたな
そこまではもうこれまた定番のバケモンで魅せてくれてたホラーでして
日本のお家芸であるホラー作品よりおどろおどろしさとかビックリドッキリ感も薄口ではあるものの
きちんとしたホラー作品としてそこいらの伏線の貼り方もしっかりとエンディングの定番までできっちりと回収する見事さが気持ち良かった
 
まぁほとんど説明もなんもしないのにプロットだけでヒロインの”結婚いや!“さらに“子供作らない!”って言う理由を見せてくるシノプシスでのクライマックスでの回収のうまさ
そして1番はなんとホラーのヒロインは凛とした美人でないとねぇ
 
自分を棚上げしておいてなんなんですが人のは直ぐに気付くんですよ商売柄
字幕スーパーで”三叉路“が”三差路“になっていたのはなんとも・・・
これは配給会社のミス、一応映画は公的なものですからこれはいただけない
 
2015年製作、台湾映画(日本公開作品)
チェン・ウェイハオ監督作品
出演:アン・シュー、ホアン・ハー、リウ・インシャン
 
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ムーンシャーク

2023-04-23 05:05:15 | 洋画未公開
みんな大好きアサイラム社製のサメ映画
なんとここまで数々の変形サメ映画を作ってきたアサイラムもついに人型シャークを作り出して、手足のある二足歩行だけでは飽き足らずに、地中をサメのごとく泳いで見せたり頭脳を持って一度学習したらそれを忘れないという、下手なおバカよりも頭の良い人とサメとのハイブリット生物を作り出しました。
 
ってことである意味サメのSF映画と言った所でしょうか
1984年。ソビエトは対アメリカとの冷戦下での対米兵器として鮫を兵士に改良した”ハイブリッドシャーク“を開発するものの研究施設の鮫兵士が暴走し、施設を破壊し始めたのでセルゲイ博士は鮫兵士を道連れにロケットで月へと向かった。
そして40年後、米国の月に向かうシャトルが事故って月の裏側に不時着してしまい
そこで米国クルーたちを待ち構えてたのは40年前にソ連の学者が生み出し月に追放された高い知能と頑丈な肉体を持ったサメ人間たち・・・
 
って何年か前には確か月の裏側には1945年にドイツからナチスたちが月の裏側に逃げていたっていう「アイアン・スカイ」っていう映画もありましたが
月の裏側でサメ人間とナチスは共存出来ていたのかなぁ
今度このサメとナチスとの合体映画だれか作ってくれないかなぁ
サメ人間とナチスが共闘して地球に攻め込んでくるなんてプロットとしては面白いけどアサイラムでは予算がなくて作れないよねきっと
 
まぁ余談はそのくらいにして、米国クルーは月に取り残されていた件のソ連科学者セルゲイ博士とその養女である?娘と力を合わせてサメ人間の地球侵攻計画を阻止するっていうのがメインストーリーのこの映画
とりあえずどこからツッコんでいいのやらっていうとんでも映画でして
サメと人間のハイブリッドがエラ呼吸ですから月の酸素不足に耐えられていて、子孫を産みまくっていたりナチス同様に月の裏側にコミュニティを作っていたり
なんと月ではセルゲイ博士と対立していたり、彼の娘はサメ人間のさらに異端児で彼らに捨てられたより人間に近い生物で姿形はどこから見ても人間であるもののエラ呼吸していたりに背鰭みたいなコブありで
もうまるっきり意味が分からないんだけどそこいら深く追求せずに映画を楽しめたモン勝ちの映画でしょうか
 
最初の頃は月が地球の6分の1でしたっけ?そんな重力の映像をも見せてくれてたんですがサメに追っかけられて逃げるうちに重力忘れてふつうに走っていたり
月の藻から酸素を供給してもらっていたり、さらに爆薬作っていたりと、月に藻なんてあるわけないしで
めちゃくちゃな設定でしたが、それも見てるうちにこっちも忘れてしまう様なはちゃめちゃ作品はやっぱアサイラム
 
アサイラムお得意のサメもここまで進化しちゃったら後がないって、逆にこっちが心配してしまう様な作品でしたが
ハイブリットのサメのお姉ちゃん地球に着水した瞬間に子供産んで
その子といっしょに海に消えていったものの
ってことで続編暗示しての終わり方でしたか・・・??????
 
2022年製作、アメリカ映画
グレン・キャンベル、タミー・クライン監督作品
出演:マキシ・ウィトラグ、エゴ・ミキタス、タニア・フォックス、マイケル・マルセル
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