今月は韓国映画のDVDリリースラッシュの月でして
この作品は私の利用してるレンタル屋さんではGEOさんだけ扱っているのと、新作一週間レンタルのためにようやっと借りられた
もう最近では韓国映画リリースが少ないからか、韓国映画ならなんでもって言うわけではないんですが
邦題に“SEOUL MISSION”ってあるし、なんとこの作品は企画興行の一本ではなく単体で劇場公開されてるしでスパイ映画かなって見たら
違っていた・・・
自動車金融会社で働く主人公のヨンベは、担保にとってきたスーパーカーを友人に盗まれてしまい、その責任をとるために友人を追いかけると言うことになったために共犯関係と会社に追われる中、
クルマが必要と、亡くなった父親の遺した廃車寸前の昔タクシーとして散々酷使された、ヒュンダイ社の“ステラ”で会社の魔の手から逃れつつ友人の追跡に・・・
ただそれだけのコメディ映画でした
ただそれだけのコメディ映画でした
って言ってしまえば身も蓋もないわけでして邦題にある通りオンボロ“ステラ”に乗ることで、父親と遺恨を残したまま死別してしまった過去が語れていく中で
ヨンベは父親の思い出が残る“ステラ”との道行は今までの父との葛藤がやがて溶けていくと言ったヒューマンコメディでもあったんですね
まぁ現実的にありえないような“ステラ”とヨンベのドタバタなやり取りは、わかまってた気持ちを吐露するような旅でもあり、父親の“魂”が宿ってるとしか思えない感覚を見てるこっちも“ステラ”イコール父と見えてくるようなじつにベタな作品と言えるものの
こんなライトなコメディでもきっちり悪は悪として描けるとこはやっぱ韓国映画だなぁって言う思いで見てましたが
そうキャラが突出してるから役者の層が厚い所からこう言った雰囲気が作れてしまうのね韓国映画は
この作品よりももっと面白い作品がDVDスルーなのになんでこの作品が公開されたかは不明ですが
軽〜い感覚で見てちょっとほっこりさせてもらえる作品ではあるんですが
個人的にはやっぱ灰汁の強い作品を韓国映画に求めてしまうんですよね私は
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
クォン・スギョン監督作品は
出演:ソン・ホジュン、イ・ギュヒョン、ホ・ソンテ、チョン・ノミン、コ・ギュピル
まあ、ドタバタ劇としては可もなく不可もなくて感じでしたし、ラストも案外優しい空気に包まれていて良かったような気も。
とはいえ内容自体は直ぐに忘れてしまいそうなものでしたが、父と子にスポットライトを当てた作品とも言えるかも。
こう言ったライトコメディのような作品にも
ちょっとした親子のペーソスを父親の形見のクルマに人格的な役割果たせるとこがうまいよね韓国映画は