クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

卒業実技試験 その13

2018-01-12 | 上の娘ごと

A先生には、個人的にも室内楽でも指導を受けた

ことはなく、オーケストラの授業程度なのです

が、娘はとても信頼しており、試験の時には必ず

講評をいただきに並びます。


「その辺でちょっとこの、音楽の性格ってやっぱ

フレーズの最初であったり、特に伴奏があってそ

れから最初に弾き始める時に、これっていう、絶

対これっていうのが、強く信じたものが、それが

上手く行った行かないは関係ないんだけども、気

持ちの、これを出すんだっていう気持ちが、もう

ちょっと濃いと、しっかり持っているといいなっ

ていう。 それが少しね、少し自分に甘えている

ところがあると、そんなふうに思いました。」


ここまで、非常に的確な指摘を真剣かつ熱心に、

言葉を選びながら語ってくださいました。

娘がお礼を言うと、おそらく表情を緩められて微

笑まれたのでしょう。

A先生の笑い声が聞こえ、そして、

「でもよく弾いたねぇ。こんな難しいの。」

と、締められました。



いつぞやの、新宿。





新南口ができたの知らなかった

バスタは知っていたけど、NEWoManは知らなか

った。


「熟肉 (なれにく)」にてランチ。 昨年です。










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卒業実技試験 その12

2018-01-11 | 上の娘ごと

マンツーマンで講評を伺ったのであれば、内容を

覚えていても良さそうなものですが、その場では

スーッと入ってきたものが、いざ思い出そうとし

てももはや断片的にしか出てこないのだそうで

す。

上の娘曰く。

なので、私が録音を聞いて文字起こしをしたもの

を読むと、新たに知ることが多いのだとか。

逆に私がどうしても聞き取れないところを、なん

ておっしゃってたの?と聞いても、全然覚えてな

いと言うのですから困ったものです。


もうお一人、A先生の講評。

「あんな難しいのね、とてもよく弾いていまし

た。」

「あの曲、あの楽章は、第3楽章も同じテーマな

んだけど、4度が大事なんだよね。」

「4度っていうのはたくさん出てくるじゃない?

あれ、もうちょっとね、印象深くっていうか、味

わい深く表現したほうがいいなっていう。 ああ

いう民族音楽のだからね、いわゆる3和音の音楽

じゃないじゃない。 そういう4度、4度っていう

のが、特に僕が重要に思ったのは、4度上がる前

の元の音を少しちゃんと、深く深く表現するって

いうのが割とほしい。

そうすると、なんていうか音楽のカラーがもっと

鮮明に出る気がするのね。」

「あとは、あの曲に限った話じゃないと思うんだ

けど、弾いて鳴り響く、音が鳴った時に、こうい

う音っていうのがポンと出てきてほしい。 ポン

っていう言い方はあれだけど、まあ、やわらかい

音にしても、力強い音にしてもね、100パーセン

トこの音を弾くんです! このような音がほしい

ですっていうのが、そこでスッと出るといいんだ

けど、それが技術的な問題じゃなくて、なんか78

パーセント位の気持ちで弾き始めてる感じがする

の。」

続きます。



いつぞやの、ディーン&デルーカでのお茶タイ

ム。


りんごマフィン。





バナナクランブルパウンドケーキ。





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卒業実技試験 その11

2018-01-09 | 上の娘ごと

Y先生の他にお二人の先生に講評をいただいた上

の娘。

現在進行中で室内楽の指導をお願いしているH先

生の講評です。

「美しく弾いてたわよ。」

「出だし、結構掴んだ。」

「出だしこだわったでしょ。」

ここで、娘が、こだわって弾いたのに、一ヶ所音

を外してしまった旨を言うと、

「こんなはずじゃなかったって自分で思ってるの

かな? 後からの精度を考えると最初のあれはも

う1回やりたいんじゃない?」

娘が激しく同意すると、

「だけど、それだけかけてさらっただけのことは

あって、なんとか踏みとどまっていた。」

「あの曲は本当びっくりするほど出だしで掴む曲

だから、まだやっていいよ。 イメージが、それ

になりきるイメージがちょっと足りないのかもし

れない。 もうちょっと自然に楽器鳴らして出て

きていいよ。 1音1音にじゃなくて、ハーモニー

感でドーンと持ってって自分で出てくるほうが楽

じゃないかな。」

「あとは、音のツヤ感とか、すごくいいと思っ

た。」

「わりとピュアな音楽性を持っているから、音も

ね。 なんだけど、バルトークって、この曲結構

もう死ぬ前じゃないかって。 若くていろいろや

っている時じゃなくて、必死にしがみつく感みた

いなのがね。 それがなんか綺麗にまとまってる

かなって感じがあった。 ちょっとその肉厚みた

いな、それがあってもいいかな。」

「民謡からとか不思議なものがいっぱい入ってる

でしょ? ああいうもの、もっと打ち出してもい

いのよ。 もうちょっと色付けできるようになる

といい。」

「出だしとそこだけ。決して遠くはないわよ。」

「音にわかるからね。 何考えてるのかこの人。

それから何狙ってるのか。」

「なんちゃらなんちゃら(何度聞いても聞き取れ

なかった💦) に値するし、いいと思います。」

ここで娘、お礼を言ってはけようとするのです

が、

「あと、守らないでね。 守りに入るきらいがあ

る。 行っていいから。」

以上です。



毎年、三が日は横浜の弟の家に招待されて手厚い

もてなしを受けるらしい私の両親ですが、今年は

松坂牛のすき焼きを関西方式でご馳走になったと

か。

羨ましい

我が家は安定の地味なおもてなしです。





そして、今年も横浜駅前で、箱根駅伝の応援をし

たそうです。

これも羨ましい



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卒業実技試験 その10

2018-01-07 | 上の娘ごと


審査員の先生方に頂いた講評を娘と一緒に聞いた

時は、周囲の音に紛れてしまい、なかなか聞き取

れなかったのですが、1人でヘッドホンをし再度

集中して聴いてみたところ、今度は完全に聞き取

ることができました。

2度目の長い沈黙の前まではほぼほぼ合っていま

す。

その後からがだいぶ聞こえていなくて、ニュアン

スも違っていたので、もう一度、その後からの先

生の講評のみ記しておきます。


「んー、そうだなー、途中からリラックスしてき

たから、その後は良かった。」

「節(ふし)が時々あるでしょ? 節がねっとり

した音が出てきてよかった。」

「だから最初だけかな。 でも難しい指使いだっ

たから。」

レッスン中、何度も注意を受けたねっとりした音

については、冒頭以降、異常な緊張感を抜けてか

らはしっかり出せていたようです。

できてないと言われたと思い、反省した娘でした

ので、それについては良かったです。


「ね、でも分かった? 分散和音しっかり決めと

かないと上がれないって。」

実は、娘の順番の直前の休憩時間に、娘はY先生

にお会いすることができたのですが、その時に、

「(ホールの響きの特徴から)分散和音をしっか

り弾かないと聴こえてこないよ。」

とアドバイスを受けていました。

それを踏まえて、何回も出てくる分散和音をいつ

も以上に丁寧に心掛けて弾きました。


「少し、あの、速いやつ、固まりすぎちゃったか

な、カタカタカタカタカタカタってとこ。」

その部分は娘が最も苦手とする箇所で、私も毎回

ドキドキして聴いていたものなのですが、本番で

は一応無事乗り切ったのですね。

とはいえ、2回繰り返すうちの1回目が実は指がも

つれそうになって危なかったのだと、後で娘も言

っており、そこを指摘されたのでした。


最後に、

「まあ、良かった。」

で、Y先生の講評は終わりです。











近所にオープンしたケーキ屋さんが思いの外美味

しかったので、翌日はシュークリームを購入。

シュークリームにはうるさい私ですが、こちらの

シュークリームは、バニラ香る艶やかでとろーり

としたタイプのカスタードクリーム、さっくさく

のシュー生地が絶妙で、とても美味しかったで

す。



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卒業実技試験 その9

2018-01-06 | 上の娘ごと

講評を伺う時も録音する上の娘ですが、周囲の話

し声など雑多な音の中から先生の声を拾うのはな

かなか難儀な作業。

ものすごく集中して聞いた結果。

ニュアンスです。


「どうでしたか?」

「良かった!」

「良かったですか?ありがとうございます。で

も、最初めちゃくちゃ緊張して音外しちゃいまし

た😭」

「うん、おどおどしてたね。」

「もう本当に緊張しすぎて・・・」

「大丈夫だよ。」

「そうですか?」

「うん。」

しばらく沈黙。

「あの、講評は?」

「あそこ1ヶ所だけだから大丈夫。」

「えぇー、他に何か言ってください💦」

「大丈夫。」

「え?講評ないんですか?」

長い沈黙。

「節のところね、いくつもあるでしょ? もっと

ねっとりとね。」

これは、娘にはすぐにわかったことなのですが、

レッスンの時から散々言われていたことらしいで

す。

気を付けて練習したつもりがまだ足りなかったよ

うで、「完全には理解できてなかったんだと思

う」と、反省していました。



近所に新しくオープンしたケーキ屋さんで初購

入。


夫と私は、オーソドックスにイチゴショート。





上の娘は、ほうじ茶サンマルク。





下の娘は、ムース・フレーズ。




かなりハイレベルな美味しさでした!



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