少し横になったらすっきりしました(笑)。さてと・・・。
◆8月29日(土) ヘルンリ小屋へ
いよいよ、今日からマッターホルンです。Mさんは、私がリムプフィッシュでお世話になったWalter氏と、アクティブ・マウンテンの別のお客様、Nさんとともに日帰りで出かけていきました。
ヘルンリ小屋にはもちろん夕方までに到着すればよいのですが、せっかくピークパスがあるので楽して順応しよう、とクラインマッターホルンへ上がりました。
クラインマッターホルンに10時前に到着。まだレストランは閑散としているので、ソファ席を陣取り、コーヒーとクッキーでリラックスに努めます・・・が落ち着かない(笑)。1時間ほどで切り上げ、ピークパスでシュバルゼーまで下りました。
<本日も麗しいお姿>
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11時半、シュバルゼーからいよいよヘルンリ小屋へ上がります。標高差800mを2時間半ほどでしょうか。迷ったものは全部持ってきたので荷物が重いです。しかも着ぶくれているし。身軽なハイカーにどんどん抜かれながら、「今日は疲れちゃダメなんだから!」と言い聞かせながら歩きます。
ようやくヘルンリ小屋につくと、テラスは大賑わいでした。いかにも強そうな人たちばかりで場違い感たっぷりのワタクシ・・・。じろっと見られると思わず謝ってしまいそうになります。しかもリムプフィッシュの時は不意に現れて励ましてくれたMさんも、今日は別の山の上・・・。うーん心細いよう(泣)。
<いよいよですねー>
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<新しくなったヘルンリ小屋>
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レセプションでバウチャーを見せてチェックイン。ドミトリーはベッドまで指定されておりました。
荷物を置いてから、明るいうちに、と第一関門の取り付きの状況を確認に出かけました。行ってみると、確かに垂直に太いロープは垂れ下がっていますが、岩はガバで手がかりがたくさん。あぁこれならいけるわ、とちょっと安心しました。
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その後はテラスでぼんやり。日差しがきついので長居は出来ず、食堂へ移動してぼんやり。本棚の本は洋書が多く、しばらく眺めたものの、集中力が続かなくなり挫折(笑)。で、どうしようかなーとウロウロしていたところで「日本の方ですか?」と声をかけてくれたのがIさんでした。8月も終盤のせいか、この日、ヘルンリ小屋に居た日本人はIさんと私だけでした。夕食までいろいろ情報交換。おしゃべりしているとあっという間に時間が過ぎて、助かりました。
夕食後と思っていたガイドさんとの顔合わせは、夕食の前だったようで、慌てて覗きに行ったら既に大半終わっていました。幸い、ガイドさんの方から迷子のクライアントを見つけてくれましたが(日本人だもん、分かりやすいよね)。私のガイドはG氏、とても優しそうな方でまずは一安心です。
その後すぐに夕食。ガイドさんと一緒のテーブルにつきます。対面に座ったらちょっと遠くて乗り出さなければならず、会話しづらい・・・しかもつたない英語を大きな声で話すのは恥ずかしい・・・というわけで、自分のガイド氏とはあまりしゃべることができませんでした(笑)。
夕食はちゃんとスープから始まります。かぼちゃのスープは美味しかったけれど結構お腹にたまり、大丈夫かなあと思っていたらやはりメインに牛肉とマッシュポテトがドーン・・・。完食したら絶対お腹壊す!と思い、誰か要りませんか、と声をかけたら「全部食べないと登れないぞ!」とからかわれてしまいました。でも、その後のデザート、チョコレートムースを完食したら、「メインは残したのにデザートは完食するなんて!」とまたからかわれ・・・。一応言い訳すると、カロリーが足らないと思ったから食べただけで、口に合ったわけでは決してありません(やや甘)。
<残していたのは私だけじゃないのよ!>
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夕食後は、ガイドさんに翌日の装備をチェックしてもらいます。アイゼンも靴に合っているかちゃんとはめて確認。雪が多いので、アイゼンで岩を登れるならなるべく早く装着したい、多分ソルベイ小屋よりも下で付けることになるだろう、とのことでした。大丈夫です、と答えると「この使い込まれた(ボロい)アイゼンなら大丈夫だと思ったよ」だそう。・・・こちらは「こんなボロいの持ってきてダメじゃないか」と言われるかと心配していたのでほっとしました。ピッケルについては、ガイド登山では不要と聞いていたのでおいてきたのですが、小屋に来たら皆さんが持っているので大変不安に思っておりました。が、「君が正解だよ。今日も使わなかったから明日も要らない」とのことでここでも一安心。あとは、ヘルメットにヘッデンも装着し、行動食の量や、飲み水の量も確認。服装もチェック。
念押しされたのは2つ。一つは、朝4時に出発できる状態で食堂に来ること。遅刻厳禁。もう一つは、無理に眠らなくても良いのでリラックスすること。一晩ぐらい眠らなくても大丈夫だからね、とにこやかに何度も言ってくれました。この一言がすごくうれしかったです。一応これでも何度か高所登山をしているので、その辺は分かっているつもりなのですが、改めて言ってくれたことで(しかも何度も)、このガイドさんは信用できるなーと思えました。
チェックを終えた荷物をパッキングしながらふと外を見ると、お月様が!うわーっこうしてはいられない!!カメラを持ってテラスへダッシュです。
夕方は雲があったのに、すっきり快晴。ツェルマットの街灯りがきれい・・・。マッターホルンを見上げると黒々と空に聳えていました。
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21時過ぎでしたでしょうか。全く眠くないのですが、ベッドに横になります。さあリラックス、リラックス・・・。
◆8月29日(土) ヘルンリ小屋へ
いよいよ、今日からマッターホルンです。Mさんは、私がリムプフィッシュでお世話になったWalter氏と、アクティブ・マウンテンの別のお客様、Nさんとともに日帰りで出かけていきました。
ヘルンリ小屋にはもちろん夕方までに到着すればよいのですが、せっかくピークパスがあるので楽して順応しよう、とクラインマッターホルンへ上がりました。
クラインマッターホルンに10時前に到着。まだレストランは閑散としているので、ソファ席を陣取り、コーヒーとクッキーでリラックスに努めます・・・が落ち着かない(笑)。1時間ほどで切り上げ、ピークパスでシュバルゼーまで下りました。
<本日も麗しいお姿>
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11時半、シュバルゼーからいよいよヘルンリ小屋へ上がります。標高差800mを2時間半ほどでしょうか。迷ったものは全部持ってきたので荷物が重いです。しかも着ぶくれているし。身軽なハイカーにどんどん抜かれながら、「今日は疲れちゃダメなんだから!」と言い聞かせながら歩きます。
ようやくヘルンリ小屋につくと、テラスは大賑わいでした。いかにも強そうな人たちばかりで場違い感たっぷりのワタクシ・・・。じろっと見られると思わず謝ってしまいそうになります。しかもリムプフィッシュの時は不意に現れて励ましてくれたMさんも、今日は別の山の上・・・。うーん心細いよう(泣)。
<いよいよですねー>
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<新しくなったヘルンリ小屋>
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レセプションでバウチャーを見せてチェックイン。ドミトリーはベッドまで指定されておりました。
荷物を置いてから、明るいうちに、と第一関門の取り付きの状況を確認に出かけました。行ってみると、確かに垂直に太いロープは垂れ下がっていますが、岩はガバで手がかりがたくさん。あぁこれならいけるわ、とちょっと安心しました。
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その後はテラスでぼんやり。日差しがきついので長居は出来ず、食堂へ移動してぼんやり。本棚の本は洋書が多く、しばらく眺めたものの、集中力が続かなくなり挫折(笑)。で、どうしようかなーとウロウロしていたところで「日本の方ですか?」と声をかけてくれたのがIさんでした。8月も終盤のせいか、この日、ヘルンリ小屋に居た日本人はIさんと私だけでした。夕食までいろいろ情報交換。おしゃべりしているとあっという間に時間が過ぎて、助かりました。
夕食後と思っていたガイドさんとの顔合わせは、夕食の前だったようで、慌てて覗きに行ったら既に大半終わっていました。幸い、ガイドさんの方から迷子のクライアントを見つけてくれましたが(日本人だもん、分かりやすいよね)。私のガイドはG氏、とても優しそうな方でまずは一安心です。
その後すぐに夕食。ガイドさんと一緒のテーブルにつきます。対面に座ったらちょっと遠くて乗り出さなければならず、会話しづらい・・・しかもつたない英語を大きな声で話すのは恥ずかしい・・・というわけで、自分のガイド氏とはあまりしゃべることができませんでした(笑)。
夕食はちゃんとスープから始まります。かぼちゃのスープは美味しかったけれど結構お腹にたまり、大丈夫かなあと思っていたらやはりメインに牛肉とマッシュポテトがドーン・・・。完食したら絶対お腹壊す!と思い、誰か要りませんか、と声をかけたら「全部食べないと登れないぞ!」とからかわれてしまいました。でも、その後のデザート、チョコレートムースを完食したら、「メインは残したのにデザートは完食するなんて!」とまたからかわれ・・・。一応言い訳すると、カロリーが足らないと思ったから食べただけで、口に合ったわけでは決してありません(やや甘)。
<残していたのは私だけじゃないのよ!>
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夕食後は、ガイドさんに翌日の装備をチェックしてもらいます。アイゼンも靴に合っているかちゃんとはめて確認。雪が多いので、アイゼンで岩を登れるならなるべく早く装着したい、多分ソルベイ小屋よりも下で付けることになるだろう、とのことでした。大丈夫です、と答えると「この使い込まれた(ボロい)アイゼンなら大丈夫だと思ったよ」だそう。・・・こちらは「こんなボロいの持ってきてダメじゃないか」と言われるかと心配していたのでほっとしました。ピッケルについては、ガイド登山では不要と聞いていたのでおいてきたのですが、小屋に来たら皆さんが持っているので大変不安に思っておりました。が、「君が正解だよ。今日も使わなかったから明日も要らない」とのことでここでも一安心。あとは、ヘルメットにヘッデンも装着し、行動食の量や、飲み水の量も確認。服装もチェック。
念押しされたのは2つ。一つは、朝4時に出発できる状態で食堂に来ること。遅刻厳禁。もう一つは、無理に眠らなくても良いのでリラックスすること。一晩ぐらい眠らなくても大丈夫だからね、とにこやかに何度も言ってくれました。この一言がすごくうれしかったです。一応これでも何度か高所登山をしているので、その辺は分かっているつもりなのですが、改めて言ってくれたことで(しかも何度も)、このガイドさんは信用できるなーと思えました。
チェックを終えた荷物をパッキングしながらふと外を見ると、お月様が!うわーっこうしてはいられない!!カメラを持ってテラスへダッシュです。
夕方は雲があったのに、すっきり快晴。ツェルマットの街灯りがきれい・・・。マッターホルンを見上げると黒々と空に聳えていました。
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21時過ぎでしたでしょうか。全く眠くないのですが、ベッドに横になります。さあリラックス、リラックス・・・。
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