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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

[Report]ツアー・オブ・ジャパン第4ステージいなべ 木村37位、湊38位、横山42位

2016年06月01日 | レースリポート

『TOUR OF JAPAN』第4ステージ 【いなべ】
6/1(水)9:30
阿下喜駅前→下野尻交差点→農業公園(梅林公園)周回コース
9.1km + 15.2km x 8周 = 130.7km
獲得標高 = 1,650m

2016年ツアー・オブ・ジャパン4日目は、今年が2回目の開催となるいなべステージ。三重県北部のいなべ市に広がるコースは上りが厳しく、特に序盤に現れる山岳賞まで続く激坂は最大勾配17%にも達する。タイム差も開きやすく、いよいよ総合争いが大きく動き出す1日となりそうだ。

シマノレーシングは終盤の強豪チームのペースアップに対応してステージ優勝を狙うとともに、総合でトップから30秒差以内につける横山航太、木村圭佑、湊諒の3人の順位アップも目指す。

前日より少し肌寒く風も強いが、空には晴れ間が広がり、観客も2万人が詰めかけた。選手たちは、三岐鉄道北勢線の終着駅である阿下喜駅前からパレードランをスタートし、周回コースへと向かっていった。

1周目の山岳賞の上りでモハンマド・ラジャブルー(ピシュガマンサイクリングチーム)、メヘディ・ソフラビ(タブリーズシャハルダリ)のイラン勢2人、そして前全日本ロード王者の佐野淳哉(マトリックスパワータグ)を含む3人のアタックが決まる。

メイン集団ではリーダージャージを持つアヴァンティアイソウェイスポーツがコントロールを放棄し、イタリアのランプレ・メリダが落ち着いたペースで集団を先導していく。タイム差はみるみる広がり、2周目の終わりには最大7分4秒まで開いた。シマノレーシングの選手たちは、終盤のペースアップに備えるべく、集団内でペースを守って走り続ける。

しかし強風が吹く中、逃げとのタイム差がラスト2周でも約2分と縮まらないことから、ブリヂストンアンカー、愛三工業レーシングなど日本チームが集団の前に出て追走ペースを上げる。

先頭でも動きがあり、佐野が脱落して逃げはイラン勢2人のみに。しかし、ラスト1周となってもタイム差は1分56秒となかなか縮まらない。

最終周の山岳賞の上りで、今度はメイン集団からダニエルアレクサンドル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア)、ピエールパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、オスカル・プジョル(チーム右京)、中根英登(愛三工業レーシング)の4人が追走に飛び出し、そのペースアップでメイン集団も分裂。シマノレーシングのメンバーは、ここで後方に取り残される。

しかし、この動きも逃げを捕まえることはできなかった。最終的に、先頭2人の上り勾配スプリント争いはラジャブルーが制し、逃げ切り勝利を飾った。同タイムの2位に入ったソフラビが総合13位から首位に浮上し、グリーンジャージを奪い取っている。

追走4人は20数人に絞り込まれたメイン集団にギリギリで追いつかれ、49秒差でゴール。ステージ3位に入ったハラミリョが、新人賞トップに立った。

シマノレーシングはその後方の集団で、トップから2分02秒差で木村が37位、湊が38位、2分08秒差で横山が42位に入った。

8ステージ中前半の4ステージを終え、総合成績では横山が11位から2分14秒差の36位に後退し、木村が39位、湊が44位と続く。しかし、タイム差はさほど大きくなく、明日6月1日からの飯田、富士山、伊豆の3連戦で粘りを見せれば、まだまだ上位進出の可能性は残されている。

<コメント>
木村圭佑
「メイン集団に残れなかったのが一番のミス。最大限の力を出して、ちぎれてしまったので、実力不足は否めない。明日のコースは自分に合っていると思うので、あきらめず走っていきたい」

※他のコメントは動画をチェック

<第4ステージいなべ リザルト>
1 モハンマド・ラジャブルー(ピシュガマン サイクリング チーム)3:23'25"
2 メヘディ・ソフラビ(タブリーズ シャハルダリ)st
3 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+49"
4 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+49"
5 オスカル・プジョル(チーム右京)+49"
6 中根 英登(愛三工業レーシングチーム)+49"
7 ダヴィデ・チモライ(ランプレ・メリダ)+49"
8 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+49"
9 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+49"
10 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+49"

37 木村 圭佑(シマノレーシング)+2'03"
38 湊 諒(シマノレーシング)+2'03"
42 横山 航太(シマノレーシング)+2'08"
62 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+6'54"
78 小橋 勇利(シマノレーシング)+11'21"
86 入部 正太朗(シマノレーシング)+21'15"

<総合順位 第4ステージ>
1 メヘディ・ソフラビ(タブリーズ シャハルダリ)9:39'51"
2 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'40"
3 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'45"
4 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'50"
5 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0'51"
6 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'52"
7 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'54"
8 オスカル・プジョル(チーム右京)+0'54"
9 アルヴィン・モアゼミ(ピシュガマン サイクリング チーム)+0'55"
10 キャメロン・バイリー(アタック・チームガスト)+0'55"

36 横山 航太(シマノレーシング)+2'14"
39 木村 圭佑(シマノレーシング)+2'17"
44 湊 諒(シマノレーシング)+2'24"
75 小橋 勇利(シマノレーシング)+23'04"
82 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+27'28"
88 入部 正太朗(シマノレーシング)+52'01"

 text&photo: Mitsuishi OCN

 


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