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SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

[Report]ツール・ド・熊野 3rd 太地半島ステージ

2016年06月20日 | レースリポート

2016年6月19日(日)
ツール・ド・熊野2016 第3ステージ太地半島 100km 
出走選手:入部正太朗・木村圭介・秋田拓磨・西村大輝・小山貴大・水谷翔

ツール・ド・熊野4日目、最終日となる第3ステージがクジラの町として有名な太地町周回コースで行われ、木村圭祐選手がステージ3位、入部正太朗選手が総合成績9位、秋田拓磨選手がアンダー23賞を獲得しました。

昨日までの結果にて総合リーダーに立つチームUKYOのオスカル・プジョル選手と2位につけ逆転を狙うキナンサイクリングチームのルコス・ガルシア選手の激しい攻防が予想されました。

レースは予想通りスタートから激しいアタックの掛け合いが続きます。その中から木村含む6名が先行、この中では木村の4分遅れが最上位、総合逆転を脅かす選手は存在せず、後続集団は1分前後の差を保ちチームUKYOがコントロールします。

序盤に降り出した雨はレース後半に向け激しさを増し豪雨となりますが、レースは続行されました。

終盤、追走メイン集団では本格的な攻防が始まり、総合12位につける入部が最終成績で10位以内へジャンプアップするべく攻撃を繰り返します。

最終週、残り8㎞の上りで木村が強力な単独アタック、独走勝利を目指します。この動きで先頭集団は粉砕しますが、アイラン選手(マトリックスパワータグ)と大久保選手(宇都宮ブリッツエン)が追い付き3名に。

「独走優勝に向け全力で仕掛けましたが捕まってしまったので、3名で逃げ切ることに気持ちを切り替えた」と振り返る木村を中心にゴールを目指した3名は残り距離を追走集団と20秒の差を保ちながらゴールへ。微差の判定で宇都宮ブリッツエン大久保陣選手がステージ優勝、木村はステージ3位となり自身初のUCIポイントを獲得しました。

後続では最後の攻防から入部が入る少人数の集団が形成されます。結果として入部はステージ7位に入り総合では9位にジャンプアップ。こちらもUCIポイントを獲得します。

U23賞ジャージを着用する秋田も難なくゴール。U23賞を手中に収めました。

シマノレーシングはUCIポイントの複数獲得を目指し平均年齢21歳という若いチームでこのレースに入りました。

苦戦しながらも諦めずに戦いレースの最前線で走り続けた結果、木村のステージ3位、入部の総合9位、秋田のアンダー23賞を獲得。

春からそれぞれに続けてきた厳しいトレーニングが、身をむすび始め未来へ向け大きな期待を得るレースとなりました。

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結果 (http://www.cyclowired.jp/news/node/202491 より転載)


第3ステージ 100.0km
 1位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)2時間32分29秒
2位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
3位 木村圭佑(シマノレーシング)+02秒
4位 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)+19秒
5位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
6位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
7位 入部正太朗(シマノレーシング)
8位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
9位 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)
10位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)

個人総合時間賞 最終成績
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)7時間58分13秒
2位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京)+31秒
3位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+35秒
4位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+43秒
5位 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)+44秒
6位 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)
7位 マイケル・カミング(ステイトオブマター・マープ)+45秒
8位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+1分07秒
9位 入部正太朗(シマノレーシング)+1分27秒
10位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)+1分30秒

個人総合ポイント賞 最終成績
1位 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)42ポイント
2位 ジェシー・ケリソン(ステイトオブマター/マープ)35ポイント
3位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)34ポイント

個人総合山岳賞 最終成績
1位 ウェズリー・サルツバーガー(キナンサイクリングチーム)18ポイント
2位 平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)12ポイント
3位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)8ポイント

個人総合U23賞 最終成績
1位 秋田拓磨(シマノレーシング)8時間05分03秒

チーム総合 最終成績
1位 キナンサイクリングチーム 23時間58分13秒
2位 チーム右京 +1分51秒
3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム +2分53秒


photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲太地町の岬を走る photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲木村圭祐が集団からアタックを開始、この逃げが最後まで続くことに photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲後続集団で激しく攻撃を繰り返す入部正太朗、この走りが実を結び9位にジャンプ photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲前が見えないほどの豪雨の中プッシュし続ける逃げ集団を木村圭祐が牽引 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲最終局面で木村圭祐が単独アタック! photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲木村のアタックは力強かったが後方から2選手が追い付く photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲ゴールは微差で宇都宮ブリッツェン大久保選手が先着 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲ハードなレースを走り終えた木村圭祐、悔しさはあるが素晴らしい走りを見せた photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲ステージ表彰 photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)


▲秋田拓磨はヤングライダーU23賞に輝く

▲photo:Hideaki TAKAGI(http://www.cyclowired.jp/)

 


▲総合表彰、各賞ジャージ獲得者

 


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