札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

宗教改革について、断片的にしか理解していなかったけど

2022-04-13 16:11:16 | キリスト教
最近キリスト教関係で、
『宗教改革―ルター、カルヴァンとプロテスタントたち (「知の再発見」』 オリヴィエ・クリスタン(著), 佐伯 晴郎(監修)
と、
「アメリカ聖公会小史」 ディヴッド・L・ホームズ(著) 岩城聰(訳)
を、これら続けて読みました。
宗教改革に関して、断片的にしか知っていないところが、これらを読むことで、少しずつ理解してきたように思いました。
特に、ヘンリー八世の離婚問題によって、英国教会が、ローマカトリックから離脱したとよく言われますが、実際はそう単純な問題でないことが、「アメリカ聖公会小史」を読んで、よく理解出来たと思ってます。
そのことが知りたいと以前から思ってて、2021年2月11日
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52554598.html
で触れた、
「聖公会物語 英国国教会から世界へ」
を読んだのですが、「やや期待外れ」としたのも、その点が全くと言っていいほど書かれていなかったところにあります。
それはそれとして、昨年8月1日
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52561424.html
に触れた、
「宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源」
を読んでいて、宗教改革の先駆者とも言える「フス」や「ウィクリフ」について少し知ってて良かったとも思いました。



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キリスト教関係で最近の読書から

2021-11-22 14:50:45 | キリスト教
相変わらずブログの更新がままならずですね。
まぁ、時に何かとばたばたすることがあっても、特別忙しい訳でもないのですが・・・・。
単にのりが悪いという感じでしょうか。
そこで、最近の読書からブログで触れていないものを、メモ代わりのいみから、今回はキリスト教関係ということで、記しておきます。
 
『ウェスレーの神学思想―18世紀英国民衆とメソジスム』 野村 誠著。
やはり神学関連のものは退屈で、なかなか読み進みませんでしたが、今年の2月11日に
http://blog.livedoor.jp/shinqroom/archives/52554598.html
に触れた、
『カルヴァン神学入門』
より、少しは読みやすかった感じです。
曲がりなりにもウェスレー神学に対して、ほんのちょっとではありますが、理解が深まったかもしれません。
 
『俺、俗人牧師』 山守博昭著。
どの教派の牧師なのか、最初は分からないままに読み始めたのですが、なんとなく福音派っぽいと感じました。
やはり調べてみると、日本福音キリスト教会連合(JECA)の牧師のようです。
タイトルからの「俗人牧師」とはいうものの、福音派の感覚ではどうなのかは分かりませんが、福音派ではない自分からの感覚では、その割にはそれ相応に信仰熱心だとも、思わなくもないような・・・・。
まぁ、キリスト教信仰に入る前の頃の山守氏は、「俗人」というのも、分かるような気はしますけどね。
 
『使徒信条 信仰生活ガイド』 古賀博編。
これは今、少しずつ読んでいるものです。
うちの日本バプテスト連盟の教会では、礼拝で使徒信条をを唱和することがまずないだけに、少しは使徒信条についてもう少し知っておいてもいいかもと思ったところです。
これまで他の教派の日曜礼拝に行ったこともありますが、どれも使徒信条を唱和する教会ではありませんでした。
キリスト教放送のFEBCの日曜礼拝番組で聴いてはいますので、それなりの雰囲気は想像出来るつもりではありますけどね。



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番組紹介 宗教の時間「わが友・中村哲を偲(しの)ぶ」

2021-09-25 19:51:58 | キリスト教
(以下↓
https://www4.nhk.or.jp/syukyo-jikan/x/2021-09-26/06/70449/3905329/
↑からです。)
 
9月26日日曜
NHKラジオ第2
午後6時30分~ 午後7時00分
宗教の時間「わが友・中村哲を偲(しの)ぶ」
一昨年、アフガニスタンで銃撃され死亡した医師の中村哲さんと、医学部の学生時代に同級だった斎藤竜太さんは、「現地の人々に信頼されて活動できるのは、武力を使わないで平和を具現化しようとする日本国憲法があるからだ」と語っていた中村さんに共感し、交流を続けてきた。中村さんを根底で支えていたのはキリスト教だと考える斎藤さんに、中村哲さんの活動と人間性を伺う。 (2020年7月19日初回放送)
【出演】医師…斎藤竜太,【きき手】鈴木健次
再放送



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キリスト教関連で最近読んだ本

2021-08-01 15:38:35 | キリスト教
最近のりが悪く、このところブログの更新がままならないので、これまでは書評もどきを書いてましたが、それを抜きにして、タイトルと著者のみです。
 
『キリスト教は「宗教」ではない - 自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜』 竹下節子(著)。
「宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源」 佐藤優(著)。
「悲劇と福音―原始キリスト教における悲劇的なるもの」 佐藤研(著)。



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「amazing Grace」を作詞したジョン・ニュートンは、奴隷船が難破して助かったからクリスチャンになったわけではないらしい

2021-04-19 13:39:43 | キリスト教
この前、
「大英帝国の歴史 上 - 膨張への軌跡」
「大英帝国の歴史 下 - 絶頂から凋落へ」
(ニーアル・ファーガソン著 山本文史訳)
を読みました。
これを読んでいろいろ興味深かったのですが、それを一つ一つ書くとなると時間がかかってしまうので、一つだけにしておきます。
 
クリスチャンでない人でもよく知っている讃美歌の「Amazing Grace」。
この歌の背景として、よく私が聞くこととしてです。
それは、これを作詞したジョン・ニュートンは元々奴隷船の船長で、その船が難破して彼は助かり、それをきっかけとして改心しクリスチャンになったと、よく言われている様です。
しかし、実際は違うらしいです。
 (以下引用です。)

ニュートンはある日突然、奴隷について神からの啓示を得た。
そしてそれまで行っていた不道徳な商売を止め、自身を神に捧げることを決意したのだが、実際は違うのだ。
ニュートンが改心したタイミングが違うのである。
実際はニュートンは宗教的に目覚めた後で、船乗りとして奴隷船を渡り歩いたのだ。
まずは船員になり、後に船長となったのである。
そしてかなり後になってから、人間の男女を売り替えすることに道徳的に疑問を感じるようになったのだ。
(上巻P141)

という事らしいです。
つはり、彼は元々熱心なクリスチャンだったのです。
が、彼は奴隷交易にかかわっていて、多くの場合、当時はクリスチャンとはいえ、奴隷制にあまり疑問を持たなかった、そんな時代だったということですね。

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