たまたまHBC(北海道放送)のラジオ、午後12時からの番組、「カーナビラジオ午後一番!」を聴いてました。
その中で、臨床心理士の人が、今回の地震の事から「災害時のメンタルケア」として、番組にメッセージをしてました。
その内容について、番組パーソナリティーである山根あゆみさんのブログに掲載されています。↓
http://www4.hbc.jp/ayumi/list.php?selectdayforcal=20110317&selectmonthforcal=201103
↑その一部を引用させていただきますと、
>今こそ自分自身のメンタルケアを。
>今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
>こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
>自分自身に対するサポートを最初にしてください。
>私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。
(↑引用ここまで。)
今回の想像を絶する、東日本大震災。
メディアから惨状を見聞きして、誰しもが被災者のために何か出来ないか、いや、何かしなければならないなどなど、そのように考える事は自然だと思います。
ただ、それが現地の実情を考えず、もし勝手に被災地に乗り込む事になれば、単なるいいふりこきの迷惑ものという事になってしまいます。
ある番組で、社会福祉協議会の人が言ってましたが、心意気だけで被災地に入っても、空回りする人が少なくないとの事です。
言葉を選びながらではありましたが、救助隊の邪魔になるみたいなニュアンスでした。
また、別の番組では、奥尻島地震の時に、学生がやってきて、
「私達の寝る場所はどこですか・・・???」
とか、
「私達の食事はどうなっていますか・・・???」
みたいな事をまで言う始末だったとか・・・・。
報道を注意していれば分かるでしょうが、暖房も整っていない避難所も少なくないようです。
被災者の方々は、まだ風呂さえ入れません。
先ほどどこかの避難所で、ようやく風呂に入れたという事も、ちらっとラジオから聞こえてはきました。
おそらく自衛隊が架設した風呂だと思います。
と思ったのですが、地元の人が避難所の子供達を車に乗せて、銭湯かどこかに連れて行ったようです。
まだまだ風呂に入る事の出来ない被災者の方々も多いでしょう。
ラジオを聴いていたり、またネットの書き込みにも、今すぐ自分達が何かしなければならないといったような事も、よく見受けられます。
もちろん、それは善意から来る事には違いないでしょう。
ガソリンも不足していますし、そもそもそれ以前に、プロの救助隊しか近づけない所も多い事でしょう。
ある鍼灸師関連の掲示板で、自分達が鍼灸氏として、被災地で治療をする事は出来ないか・・・みたいな書き込みをしている人がいました。
それに対して、何人かの人達に指摘されて、「今すぐという訳ではなく、おちついてからです」みたいに、後で弁明してましたが、私は「今すぐ被災地に入って」というようなニュアンスに感じました。
「自分にとって何が出来るか」という事を考える事は、大切な事ではあります。
しかし、今回の大惨事の見聞きによるショックからまだ癒されていなく、必要以上に義務感に囚われているのではないかと、最初に示した番組を聴いていて、素人ながらなんとなくそう思えてきました。
私自身も含め、今回の地震に対して、自分自身のメンタルケアを考えてみたいものです。
最後にもう一度、上に引用した文章を繰り返しておきます。
>今こそ自分自身のメンタルケアを。
>今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
>こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
>自分自身に対するサポートを最初にしてください。
>私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。
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その中で、臨床心理士の人が、今回の地震の事から「災害時のメンタルケア」として、番組にメッセージをしてました。
その内容について、番組パーソナリティーである山根あゆみさんのブログに掲載されています。↓
http://www4.hbc.jp/ayumi/list.php?selectdayforcal=20110317&selectmonthforcal=201103
↑その一部を引用させていただきますと、
>今こそ自分自身のメンタルケアを。
>今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
>こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
>自分自身に対するサポートを最初にしてください。
>私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。
(↑引用ここまで。)
今回の想像を絶する、東日本大震災。
メディアから惨状を見聞きして、誰しもが被災者のために何か出来ないか、いや、何かしなければならないなどなど、そのように考える事は自然だと思います。
ただ、それが現地の実情を考えず、もし勝手に被災地に乗り込む事になれば、単なるいいふりこきの迷惑ものという事になってしまいます。
ある番組で、社会福祉協議会の人が言ってましたが、心意気だけで被災地に入っても、空回りする人が少なくないとの事です。
言葉を選びながらではありましたが、救助隊の邪魔になるみたいなニュアンスでした。
また、別の番組では、奥尻島地震の時に、学生がやってきて、
「私達の寝る場所はどこですか・・・???」
とか、
「私達の食事はどうなっていますか・・・???」
みたいな事をまで言う始末だったとか・・・・。
報道を注意していれば分かるでしょうが、暖房も整っていない避難所も少なくないようです。
被災者の方々は、まだ風呂さえ入れません。
先ほどどこかの避難所で、ようやく風呂に入れたという事も、ちらっとラジオから聞こえてはきました。
おそらく自衛隊が架設した風呂だと思います。
と思ったのですが、地元の人が避難所の子供達を車に乗せて、銭湯かどこかに連れて行ったようです。
まだまだ風呂に入る事の出来ない被災者の方々も多いでしょう。
ラジオを聴いていたり、またネットの書き込みにも、今すぐ自分達が何かしなければならないといったような事も、よく見受けられます。
もちろん、それは善意から来る事には違いないでしょう。
ガソリンも不足していますし、そもそもそれ以前に、プロの救助隊しか近づけない所も多い事でしょう。
ある鍼灸師関連の掲示板で、自分達が鍼灸氏として、被災地で治療をする事は出来ないか・・・みたいな書き込みをしている人がいました。
それに対して、何人かの人達に指摘されて、「今すぐという訳ではなく、おちついてからです」みたいに、後で弁明してましたが、私は「今すぐ被災地に入って」というようなニュアンスに感じました。
「自分にとって何が出来るか」という事を考える事は、大切な事ではあります。
しかし、今回の大惨事の見聞きによるショックからまだ癒されていなく、必要以上に義務感に囚われているのではないかと、最初に示した番組を聴いていて、素人ながらなんとなくそう思えてきました。
私自身も含め、今回の地震に対して、自分自身のメンタルケアを考えてみたいものです。
最後にもう一度、上に引用した文章を繰り返しておきます。
>今こそ自分自身のメンタルケアを。
>今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。
>こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。
>自分自身に対するサポートを最初にしてください。
>私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。
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