明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

第104回高校野球西東京大会決勝戦! -日大三高野球部2022-

2022年07月30日 | 高校野球
第104回全国高等学校野球選手権大会(←正式名称)は、本日7月30日で48地区の優勝校=甲子園出場校が決定。
明日31日に、最後に残った西東京大会の決勝戦が行われ、49代表校が出揃う。
前回日大三高の22年連続ベスト8進出への過程をつづったので、今回は以降の2試合を振り返ってみる。

まずは26日の準々決勝。相手は町田同士の桜美林。前日の天気予報は曇りだったのだが、
当日は朝から小雨が降っており、神宮球場到着時には、グラウンドに雨除けシートが敷かれ、待機状態に。
雨天のせいで、準々決勝なのに客席はガラガラで、最前列に傘を差した客が数名いるのみ。


10時開始予定の試合は、1時間遅れで実施するとアナウンスがあった。


その後も、雨が降りやまない中を待っていると、桜美林ベンチに数名、三高ベンチには小倉監督がやってきた。
小倉監督は、桜美林ベンチの関係者(片桐監督?)に向かって、「どうもどうもー」と大きな声で挨拶。
「聞いた?」「朝一番!」「じゃあまた!」と、ほぼ3つの言葉だけを発し、ベンチから出て行った。
おそらく、「今日の試合中止って聞きました? 明日の朝一番で再試合だそうです。では、お互い頑張りましょう」の意味だ。
近所の高校で顔見知りとはいえ、試合をする相手と笑顔で言葉を交わすとは、小倉監督らしい。
その直後、場内ビジョンでも「第一試合は中止」と発表。


入場券を払い戻し、あるいは順延試合で再入場できるよう、印かスタンプをもらおうと係員にお願いしたら「できません」だと。
府中球場ではできたので、私を含め何人かの客が抗議したが、対応した男性係員の回答は、
「払い戻しはしない、再入場もさせない、入場料千円が丸損? そんなの知ったこっちゃない」と繰り返すのみ。
この係員、というか彼に「そう告げろ」と命じている、高野連の対応には相当ムカついた
今回のブログで、この問題を大々的に訴えようかと思っていたが、うっかり関係者の目に留まってしまい、
「コイツは日大三のファンか…」と、反感を買い、明日の決勝戦を担当する審判団に、
日大三に不利な判定をするよう命じられても困るので、ひとまず自粛しておく…さすがに考え過ぎか。

結局、雨は止むことなく、第二試合も翌日に順延となったため、今日の入場券が再度使えることになった。


迎えた27日。この日は一転、晴天となり、朝の8時からすでに気温が高い。

※試合前の日大三のノック風景

私が座った席の斜め前には、元ヤクルトスワローズの宮本慎也さんがいた。

※グラウンドを撮影した際、端っこに写ったのを拡大。結果的に盗撮…になるのか?

声をかけるのは遠慮したが、同じくスワローズOBの八重樫幸雄さんだったら、絶対に記念撮影をお願いしていたね。
あとで知ったが、宮本さんのご子息は菅生野球部らしく、この日は息子の所属チームの応援に来ていたのかも。

肝心の試合は、1-1で迎えた3回裏、桜美林は3連打で一死満塁のチャンスを作り、四番打者がスクイズ。
これがキャッチャーフライになり併殺。三高にとっては幸運な、試合の流れを変えたプレイとなった。
4回表に三高もスクイズを失敗(ファウル)したが、その後内野ゴロを放ち、三塁走者を迎え入れ失敗を帳消し。
両チームのスクイズ失敗は、シーズン最多犠打67の日本記録を持つ宮本さんの目には、さぞ歯がゆく映ったはずだ。
6回以降、三高打線が機能し始め、連打で得点を重ねると、反対に桜美林は4回以降は見せ場がなく、
8回コールド勝ち。4-6で惜敗した、3年前のリベンジを果たした。


7月27日 準々決勝 対桜美林 (神宮球場)
三10010322→9
桜01000000→1  ※8回コールド


ベスト8からは、試合後に校歌演奏がある。コロナ禍のため、今年も斉唱は不可で、選手間の距離を開けている。


クソ暑いので帰宅し、ケーブルTVや「バーチャル高校野球」で、他の準々決勝を観戦。
久我山の完敗に驚かされ(国士舘8-2国学院久我山)
菅生の強さと、早実の不甲斐なさに落胆し(東海大菅生11-1早稲田実業)
富士森の奮闘に心を打たれた(都立富士森5-4日大鶴ヶ丘)
延長10回裏、富士森があと1アウトで勝利という状況で、守備陣が輪になって肩を組み、気合を入れ直したシーンは、
「ああ、青春してやがる…」と、嫉妬交じりの感動の涙が、私の頬を伝ったものだ。

シード校の駒大高と日大鶴ヶ丘を撃破し、創部以来初のベスト4進出を決めた富士森。
都立校のさらなる快進撃を望んだ方もいただろうが、準決勝で当たる日大三は、そんなに甘い相手ではない。
試合は29日の10時から。富士森はナイターの準々決勝から間隔が短く、疲労が残っていたようで気の毒であった。
初回、富士森は一死二塁のチャンスを作るも、セカンドライナー併殺で無得点。
裏の三高は、野手と野手の間に落ちる幸運なヒットもあり、いきなり10点を奪い、勝負あり。


7月29日 準決勝 対都立富士森 (神宮球場)
富0  1000→1
三(10)110×→12  ※5回コールド


三高打線は3回以降、この夏大会では少なかった、フライアウトを連発。
試合を早く終わらせるべく、小倉監督から「わざとアウトになれ」という指示か出たのかと疑ったが、
監督は試合後、「そんなバッティングでは勝てないぞ!」と、選手たちに喝を入れた模様。 ※情報元:中日スポーツ
指示ではなく、単なるへっぽこバッティングだったのなら、それはよかった…イヤ、よくないか。
それにしても、大差でも気を抜かない、抜かせまいとする小倉監督はさすがである。
「監督の指示かも…」などと、下衆の勘繰りをしてしまった自分を恥ずかしく思う。

この日も気温は高かったが、準決勝第二試合も残って観戦。延長10回の接戦を、菅生が競り勝ち決勝進出。

東海大菅生4-3国士舘

西東京大会の決勝戦にコマを進めたのは、第一シードの日大三と、第二シードの東海大菅生
前々回の高校野球ブログで披露した、私の予想も「◎日大三○東海大菅生」だったし、順当な結果ともいえる。
ただし菅生は、5回戦でもノーシードの駒場学園に、2-1の接戦に持ち込まれており、決勝進出は楽な道のりではなかった。

一方の日大三は、初戦から15-3、24-3、8-1、9-1、12-1と、スコア的には全試合楽勝。
リードを奪われた場面は一度もなく、同点だったのも、創価戦の初回と、桜美林の2~3回と計3イニングのみ。
つまり、今夏は接戦の経験がないのである。無論、三高がメチャクチャ強いのではなく、失礼ながら相手に恵まれた感が強い。
2度の接戦を勝ち抜いた菅生は、劣勢時でもあきらめることなく、しっかり反撃してきそうだが、
三高はリードされたらそのまま巻き返せず、ズルズルと失点を重ねて負けそうな気がする。
新チーム結成時は、よく声を出していた内野陣も、最近はすっかり静かになってしまったのも不満。
5試合で68得点の打線も、菅生エース鈴木の速球や、2番手投手日當の変化球を打てるのだろうか。
鈴木の球は、これまでの相手より10~30kmほど速いし、日當は秋春と対戦し、12イニングで19個の三振を喫している。
ただし、鈴木と秋に対戦したときは、1回持たずにKOし、日當からは12イニングで6点を奪っている。
たとえ大量失点しようとも、心さえ折れなければ、反撃も可能な気がする。

秋と春の都大会では勝っているとはいえ、菅生のミスに助けられた感は否めない。
練習試合で、あの大阪桐蔭にも勝った菅生は、全国レベルの実力校であり、総合力は三高より上だろう。
ただ、昨日の準決勝でも、スクイズで三塁走者と打者走者の両方がアウトになったり、
平凡なフライをライトとセンターがぶつかって落球したりと、三高同様、結構マヌケなミスをやらかしている(笑)。
あと、監督がちょっと憎たらしいな。春の大会で左サイドの佐藤を打てずに敗れた際、右打者に対し、
「最初から逆方向を狙えば何の問題もないのに(中略)いつでも打てると思っていたのか」とご立腹。 ※情報元:日刊スポーツ
「何の問題もない」は、ウチの佐藤(と、一二塁間の守備)をずいぶんと侮っている発言だし、
「いつでも打てると思っていた」のは自分もそうだろうし、これまた失礼な物言いである。
三高の小倉監督は、自軍の選手はボロクソにけなすが(笑)、危険な接触プレイを除けば、相手選手を罵ることはない。 

3度目の対戦となる今回の先発は、春大会で7回1失点に抑え、若林監督をムッとさせた先述の佐藤も考えられるが、

※桜美林戦で登板した佐藤

さすがに今度は、「何の問題もなく」打たれてしまう気がする。となると、背番号1の松藤だろうか。
昨年の秋は、エース矢後でさえ7点取られた。矢後不在の今回は、もっと取られるかもしれないので、打線の奮起が望まれる。
私が応援している浅倉は、まだケガの影響があるようで、毎試合途中交代しているが、3試合で10打数4安打の打点3。
明日は彼のホームランと打点、そしてファーストにゴロが転がらないこと(笑)を期待したい。

決勝戦は、神宮球場で当日券を売るが、私は昨日のうちに、セブンイレブンで前売り券を購入。気合が入っている証拠だ。


「気合が入っている」理由は、前売り券だと、手数料の名目で100円余分に取られるから(笑)。ドケチの私には珍しい出費だ。

明日の決勝は、日大三vs東海大菅生であり、第一シードと第二シードの対決であり、
小倉野球と若林野球の激突ともいえる。負けてほしくないな。
応援席からの拍手しかできない私だが(といいつつ、たぶんマスク越しに声も出す)、母校の勝利を願ってやまない。
ガンバレ日大三! 栄冠は君たちに輝く!


追記 ♪ああ~栄冠は~ウチに輝~く~。
日大三高バンザイ(涙)!
コメント (2)
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22年連続ベスト8進出! -日大三高野球部2022-

2022年07月25日 | 高校野球
雨天による順延はあったものの、なんとか日程を消化し、
明日7月26日には当初の予定どおり、神宮球場にて準々決勝が行われる、第104回高校野球・西東京大会。
※追記 雨天のため27日に延期

我が母校・日大三も、第一シードの貫禄を見せつけ、22年連続のベスト8進出を決めた。
22年連続ということは、21世紀は毎年、ベスト8まで勝ち上がっていることになる。これは全国でも三高だけ。
マスコミ連中は、この偉業に気付いていないのか、全然話題になっていないのが不満。もっと褒めてやってくれよ!
とはいえ個人的には、今年のチームで記録が途絶えるかも…と、心配していたのも事実。
その理由も含め、母校の準々決勝への道のりを、簡単に振り返ってみよう。

初戦の3回戦は、雨で1日順延となり7月16日に。相手は、聖徳学園をコールドで下した桐朋。
過去には苦戦、そして惨敗したこともある、油断のならない相手だったが、1回表に四死球を絡め3点を先制。
だがその裏、三高の先発・背番号1の松藤も連打を浴び、二死一、二塁のピンチを招くと、
誰もいない二塁へ牽制球を投げ、さらにその暴投をセンターが後逸したため、走者ふたりがホームイン。
名門校らしからぬ間抜けなミスで、あっという間に3-2と1点差に。
名門校らしからぬミスは、近年はさほど珍しいことではないが(嘆)、
問題はそのあと。後逸したセンターは全力疾走を怠り、チンタラとボールを追っているではないか。
桐朋の走者は、「三高がそんなミスをするワケがない、これはトリックプレイかも…」と疑ったのか(笑)、
一瞬塁上にとどまっていたのだが、センターの動きを見て、さすがにスタートした。
素早く中継していれば、一塁走者は三塁どまりだったし、そもそも、生還が濃厚でも、あきらめずにボールを追うべきだろ。

私自身は軟式野球、しかも草野球の経験しかなく、硬球を打ったり捕ったりはできないし、走るのも遅いが、
ミスしたボールを懸命に追いかけることぐらいはできる。シロウトでもできることは、しっかりやれよ!
試合に出たくても出られない選手が間近にいるのだから、彼らの分までプレイに集中しよう、とか思わねえのかな。
この日は、試合の途中で何度か降雨があり、そのたびに私も周囲の客も、傘を閉じたり開いたり。


ぐずついた天気と怠惰なプレイのせいで、試合には勝ったものの、終始不機嫌であった。

※実際の桐朋のエラーは1

7月16日 3回戦 対桐朋 (八王子球場)
三3011154→15
桐2000010→3   ※7回コールド


※試合終了後の挨拶、以下同

投手陣は、松藤が4回裏に先頭打者を歩かせたところで、背番号10の安田に交代。
安田は1点を失ったが、大量援護を受け、4イニングを気分よく投げ切った。
打撃陣のヒットは14本だが、ラッキーなのも数本あった。そのうちの2本は、5番金澤の内野安打。
2本ともショートゴロだったが、一塁まで懸命に走ったため、セーフになった。
「泥臭く、粘り強く」。三高野球部が以前から掲げているモットーだが、実際に体現している選手は少ない。
金澤のような選手が増えれば、いいチームになると思うし、西東京制覇も見えてくるのだが。

2戦目は失礼ながら、4回戦に勝ち残った32校では、一番ラクな相手だったと思われる。なので先にスコアの画像を。


7月20日 4回戦 対明星学園 (八王子球場)
三72834→24
明00030→3   ※5回コールド



大量リードを奪い、普段は控えの選手を数名起用したが、そのピッチャーとショートが、4回裏にやらかした。
四球、四球、ショート正面のゴロをトンネル、四球(押し出し)、四球(同)、犠牲フライ。ノーヒットで3失点とは…。
投手陣は、河村→生谷→増田と、背番号18→19→20のリレー。生谷と増田は、公式戦初登板か。
打撃陣は、ヒット22本とはいえ、他のチームなら8本くらいはアウトになっていそう。
ただし、金澤が放ったホームランは見事だった。彼に4番打者を打たせてもいいのでは?
そう思った理由は、この2試合と最近の練習試合で、不動の4番・浅倉が欠場していたから。

一部マスコミが伝えたので、隠さずに明かすが、浅倉はケガをした模様で、
3番を打つ富塚に、「出られないけど頼む」と、自分の分まで頑張るよう懇願したらしい。※情報元:デイリースポーツ
初戦は背番号17の永瀬、次戦は背番号16の二宮を4番ファーストで先発起用したが、迫力不足は否めず。

迎えた5回戦、日程変更のため八王子から府中に球場も変更。試合前の守備練習に間に合ったのだが、
背番号3の浅倉が、ファーストでノックを受けているではないか。


何度かゴロを弾いていた(苦笑)が、ちゃんと動けるように見えたので、代打で使われるかも…と思った数分後、
スタメン発表時に「4番、ファースト、浅倉君」とアナウンスされ、思わず拍手。
復活の一撃を期待し、ひとり興奮していたが、試合開始直前から雨が強くなり、結局中止となった。


入場券の払い戻しは不可能らしく、出入口の係員を任された女子高生(美人)が、 ※(美人) は余計か?
「お持ちの半券に印を記入しますので、次回この券で入場してください」と説明してくれた。
ほぼ無職の私はいつでも来られるけど、今日しか入場できない客は気の毒だな。
私の半券にも、そのJKちゃんが「府中球場 22日 第一試合 次回分」の意味と思われる印を記入してくれた。


「府」の字がちょっズレたけど(笑)、彼女は一生懸命、与えられた任務をこなしていた。
そもそも、出口に押しかける客への説明や対応は、高野連の職員がやるべきだろう。

試合は翌日に延期となり、再度府中球場へ。相手は、初戦で都立日野に競り勝った創価。
前日と変更なく、4番ファーストは浅倉。ケガの影響は不明だが、この日の彼は、右中間への二塁打を放ち4打数1安打。
無理せず途中で交代したが、徐々に調子を上げてくれればいい。

この日は、暫定エース(←失礼な表現)の松藤が先発したが、ストライクが先行し、前回とは見違える安定ぶり。
9回をひとりで投げ切り、奪三振13、被安打2の1失点。最終回の死球がなければ無四球試合であった。
スピードだけなら、前年のエース宇山と同等だし、T183と身長がある分、球の角度もありそう。
ただ、練習試合などの結果から、どうもムラがあるようなので、まだ信頼するワケにはいかない。
打線は、富塚が2回に満塁走者一掃の二塁打を放って先制すると、その後も毎回チャンスを作り、主導権を握る。
ただ、3回に相手の野選で得点し、なおも一死一、三塁の場面ではスクイズ失敗で併殺。
続く4回も、相手エラーで点を奪うも、二塁走者の不可解な飛び出しでまたも併殺。追加点を逃した。
創価が「どうぞどうぞ」とくれたチャンスを「イヤイヤ、いただくわけにはいきません」とすぐに返却する三高。
実社会では「義理堅い」と喜ばれそうな行為だが、勝負の世界ではダメだ。
相手がそこそこ強いとはいえ、コールドで勝たなくてはいけない試合展開であった。

※実際の創価のエラーは3

7月22日 5回戦 対創価 (府中球場)
三031102001→8
創010000000→1



3試合で計47点をもぎ取り、意気揚々と神宮球場へ乗り込むことになった我が母校。
試合後は私もゴキゲンで、近くのラーメン店『節』で無料替玉を満喫したことは、前回ブログで紹介済み。

冒頭で述べたように、明日26日(※27日に延期)は準々決勝。三高の相手は、同じ町田市にある桜美林。
3年前、やはり準々決勝で対戦したときは、いろいろと不運が重なり負けてしまったが(※詳細はこちら)、
今年のチームは、不運には慣れっこだ。たとえば、昨秋は松藤が登板できず、春以降は浅倉がケガに見舞われ、
そして、昨秋は背番号1だったエースの矢後が、今年は全然投げていない

最初の方で記した、ベスト8前に敗れる心配の理由は、初戦のセンターだけでなく、他のヤツも時折やらかす、
集中力を欠いたプレイと、投打の主軸である矢後と浅倉の不在だ。
正直、浅倉はそのうち出るかもと思っていたため、先述したデイリーの「出られない」発言は、信じていなかった。
ただ、背番号が15に変わり、当初の発表ではベンチからも外れていた(※情報元:読売新聞)矢後は、
現在も投球練習をすることなく、試合中は審判にボールを渡す雑用係に徹しており、登板の気配はない。

※桐朋戦での矢後

以前も書いたが、小倉監督は、相手の裏をかくような奇策は、滅多にしない。
大事な場面で突然、「矢後をリリーフで起用!」なんてことは、あったら喜ばしいが、現実的には難しそう。
決勝戦で大差のリードを奪い、最終回だけ矢後を登板させ、胴上げ投手…は可能かもしれないが、
相手がどこであろうと、今勝ち残っているチーム相手に、三高が大差のリードを奪うのも、やはり非現実的だ(苦笑)。
だいたい、決勝を大差で勝つどころか、まだ準々決勝も勝ってないのに…そうだ、桜美林戦にハナシを戻そう。

とりあえず、桜美林戦は勝つから大丈夫。松藤&安田の好調に強力打線、
なにより最大の理由は、ウチが三高だから、だ。これ以上の理由はあるまい。
とにかく、投げたくても投げられないと思われる矢後の分まで、他の選手は全員、試合に出られる喜びを噛みしめ、
ひとつひとつのプレイに集中し、最後まで粘り強く戦ってもらいたい
三高球児ならそれができるはず。栄光めざし、ガンバレ三高。
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西東京大会、間もなく開幕! -日大三高野球部2022-

2022年06月30日 | 高校野球
6月18日、高校野球東西東京大会の抽選会が開催され、組み合わせが決定。
同21日、使用球場と開始時間も確定。7月10日から各球場で、1・2回戦が行われる。

今年は18日だったが、東京の抽選会はだいぶ前から、6月の第3土曜に固定されている。
かつての私は、翌日の日曜に母校グラウンドに行き、日大三の練習試合を観戦していた。
昨年と一昨年はコロナ禍でグラウンドに行けず(一昨年は試合自体がなかったはず)、
今年は高松宮記念杯競輪の決勝戦と重なり、競輪を選んでしまった。※諸橋愛から勝負もハズレ
なので今年は珍しく、第4土曜の練習試合を観戦することに。母校に行くのは19年秋以来となる。
対戦相手は、愛知の伝統校である享栄。同校のHPには野球部の試合日程が載っており、
第4土曜の6月25日には、「日大三高 日10:00W」と記載。
これは「日大三と、日大三高グラウンドで10時からダブルヘッダー」の意味である。

ここでちょっと中断し、拙ブログの今後の方針を説明をさせていただく。
過去の「高校野球」記事では、母校野球部の練習試合を何度かリポートした。
私のような、三高野球部の近況を知りたい読者には、喜んでいただけるかと楽観視していたが、
野球部関係者にとって、練習試合の内容や詳細を拡散されることは、
ライバル校にも情報が伝わりかねない、迷惑極まりない行為なのである。

私の知人が作った(現在は別の管理人に譲渡)、三高野球部応援サイトには、閲覧者用の掲示板があるのだが、
ある試合の前日、「明日の試合、○○君が投げます♪ 本人に聞いたから間違いありません♪」のような、
現役女子生徒からの投稿があり、数分後には対戦相手の掲示板にも、「三高、明日の先発は○○らしい」の投稿が。
バカJKの軽率さにあきれるとともに、三高の応援サイトを、対戦相手のファンも見ていることに驚かされた。
この騒動をきっかけに、掲示板では選手・関係者のプライバシーなど野球に無関係な事柄や、
野球関係のことでも、翌日の先発投手など、公にされていない情報の投稿は禁止となった。
「公にされていない」とは要するに、三高野球部が未公開で、マスコミや第三者も発表していない情報のこと。

わたくし正田の望みは、あくまで母校野球部の勝利であり、迷惑をかけるのは不本意だ。
なので今後は、練習試合も含め、公になっていない情報はなるべく載せないことにした。
数少ない愛読者には申しわけないが、こんな無名ブログでも対戦相手の関係者が絶対に読んでいない、とは断言できないため、
各選手の長所や短所、最近の好不調、あるいはケガなども、明かすわけにはいかない。
なので、「富塚のヤロウは相変わらず守備がヘタで、サードに転がるたびに不安になる…」
のようなボヤキは、今後は書かないようにする。上記はどうせ、大会が始まればバレるからいいでしょ(苦笑)。
ただし、「なるべく」にしたのは、ここでしか読めない情報を、期待している方もいると思ったので。
秋や春の都大会では、観戦時に気付いたチームの問題点などを、指摘することもあるだろうが、
もっとも気合が入る夏の大会前は、それらの事柄は絶対に明かさず、大会終了後に軽く触れる程度にする。
よって、前回の高校野球ブログで予告した、「個々の選手の魅力や特徴は、夏大会までに改めて紹介」も、取りやめる。
なお、享栄高校との練習試合があったことは、相手校のHPに載っていたので、紹介させていただいた。

閑話休題。6月25日の享栄との練習試合について。10時開始予定なので、母校には9時45分頃到着。
試合開始が早まることもあるので、もう始まってるかな…と思いきや、
試合どころか練習もやっていない。というかグラウンドには誰もいない!


三高ナインが陣取る一塁側ベンチ、そしてさらに奥の合宿所も、洗濯物は干してあるが人の気配がない。


享栄HPの「日大三高 日10:00W」が、10時に来た私をW=(笑)=あざ笑っているかのように思えてくる。
今日の予定を再確認すべく、某所に電話してみる。いつもは別の人間が出るのだが、
この日は珍しく、聞き覚えのある温かい声の主が「開始時間は13時半頃になります」と教えてくれた。
要するに、2試合やる予定が急遽1試合に変更になった模様。相手が遠方からやって来る場合は、たまにあることだ。
電話の相手は明かさないが、通話中の私が背筋を伸ばし、電話を切る前に最敬礼していたことだけは記しておく。

試合開始まで約3時間半。とりあえず、メシでも喰って時間をつぶそうと、淵野辺駅へ徒歩で移動。
ただご存知のとおり、この日の東京は今年初の猛暑日で、気温35度を超えた。
約1時間とはいえ、猛暑日での歩行は死を招くということを実感。※帰路はさすがにバスを利用
この日のランチは、駅南口側にある『梅吉』のラーメン。こちらのお店は、近日中に紹介しよう。


日焼け対策をせず、顔や腕が真っ赤に焼け、意識も朦朧とする中観戦した対享栄戦は…現時点ではどこも発表していない。
なので、先述したように勝敗や内容の説明などは控えるが、相手のことは遠慮なくバラす(←いいのか?)。
享栄は藤本→安藤→磯部→東松と、4投手の継投。藤本と東松が左腕で、球のキレは東松がナンバーワン。
さすがはカネやんこと金田正一さんの母校の後輩、4投手ともレベルが高く、ひとりくらい三高に譲ってほしい(笑)。
あとで調べたら、享栄は140キロ超の投手が4人もいる、スゴイ投手陣だったらしい。
とにかく、今年の享栄はかなり強い!
ただし、そんな強力投手陣に対し、三高打線も健闘したことは伝えておきたい。

夏大会の試合予定も記しておこう。今年も第一シードで3回戦からのスタート。
3回戦 7月15日 9時
4回戦 18日 10時
5回戦 21日 10時 ここまではすべて八王子球場


初戦の相手は、聖徳学園vs桐朋の勝者。3年前の夏にも、桐朋と初戦で当たり4-1、2戦目が聖徳学園で5-1。
失礼ながら、圧勝の予想を裏切る辛勝だった。桐朋にはかつて、秋大会でコールド負けの経験もあったりする。
「江戸川の屈辱」と称される(注:称しているのは私だけ)この事件については、いつかくわしく解説したい。

2戦目は悪いけど、どこが勝ち上がっても楽勝のはず。秘密兵器の起用はあるか?

3戦目の相手はおそらく、2回戦の都日野vs創価の勝者になるだろう。
創価のエース杉下は昨夏も三高戦で先発し、7回を投げ1失点(最終スコアは三高3-0創価)。
ただ杉下は、秋大会が登板なし、春大会は帝京に打ち込まれており、大丈夫かな、という気もする。
一方の都日野は、秋大会が国学院久我山に2-9の7回コールド負け。3-14で5回コールド負けの三高よりマシだ(嘆)。
だが、春は日大鶴ヶ丘に2-4と惜敗。三高は同大会で日鶴に11-4で勝っており、こちらもなんとかなりそうだ。
三高は現在、夏の西東京では21年連続、ベスト8以上の戦績を残している。
今年のチームは少々危なっかしいが(苦笑)、この記録を継続してくれるはずだ。

準々決勝 26日 10時 ここからはすべて神宮球場
準決勝 29日 10時
決勝  31日 10時 
※三高はすべて一塁側

第一シードは必ず第一試合なので、通勤ラッシュと重なるのが不満だが、気温が上がる午後の試合よりは好条件か。
準々決勝の相手は、都狛江や桜美林もいるけど、たぶん佼成学園だろう。
春は初戦で日体大荏原に2-3と惜敗し、ノーシードになってしまったが、
秋には日大鶴ヶ丘と駒大高という、今夏のシード校を撃破。日鶴にはコールドで勝っており、実力はある。
2年前の大会では、準々決勝で苦杯をなめているので(三高2-3佼成)、リベンジを果たしたいね。

準決勝の相手は、今名前を出したシード校の日大鶴ヶ丘と駒大高以外は、有力校が見当たらず。楽なブロックだなあ。
しいて挙げれば、都立の星・昭和かな。その理由は昨年8月、たまたま通りかかった昭島球場での練習試合。
実にわかりづらい画像だが、昭和は都小平南を、8回終了時で13-1と圧倒。

※昭和と小平南の試合を報じているのは(たぶん)当ブログだけ!

小平南も、昨夏は5回戦まで進出し、秋と春の本大会にも出場しており、決して弱いチームではない。
昭和は2004夏と2010年秋に、双方とも三高に敗れたが、ベスト4進出の実績もあるチームなので、軽視は禁物。

決勝の相手となる、トーナメント右側はやはり、第二シード東海大菅生と国学院久我山が有力だろう。
準決勝で対戦し、互いに死力を尽くす激戦を演じ、疲労困憊の状態で三高と決勝戦…というのが私の理想(笑)。
この2強以外では、エース星野を擁する八王子や、春に三高と接戦の早大学院が、久我山のライバルになるかも。
第三シードの早稲田実業は、個人的に嫌いなのでどうでもいいが、準々決勝では菅生を苦しめてほしい。

以上を踏まえ、競輪風に予想印を付けてみた。
◎日大三 ○東海大菅生 ×国学院久我山 △佼成学園 「注」都昭和

本命は当然、精鋭揃いでOBも優秀な日大三。下記画像は、先日撮影した母校の外観。


垂れ幕「祝放送部全国大会出場」と「祝テニス部インターハイ出場」の間のスペースに入るのは当然、
「祝硬式野球部 第104回全国高等学校野球選手権大会出場」の垂れ幕だ。
選手諸君、どうか小倉全由監督を、甲子園に連れて行ってくれ!

対戦相手だけでなく、コロナや猛暑とも戦わなくてはならない、過酷な今年の夏大会。
甲子園と栄光を目指し、頑張れ高校球児たち!
毎年書いているけど、日大三と対戦するチームは、あまり頑張りすぎないようにな(笑)。
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春季都大会を駆け足で振り返る -日大三高野球部2022-

2022年04月28日 | 高校野球
今から20年以上前、阪神タイガースがセ・リーグBクラスの常連だった時代。
月亭八方さんだったかな? よく覚えていないが、とにかく関西の芸人が語っていたエピソード。
とある大衆居酒屋。この日も阪神は負け、TV中継を観ていた店内の客たちも落胆。
すると、興奮したひとりのおっさん客が「あのボケ、アホんだら…」と、選手や監督を罵り始めた。
わめき散らすおっさんに対し、別の男性客が同意するかのように「まったく、阪神はアカンなあ」とつぶやく。
すると、おっさんは喜ぶどころか、「ナニ、もういっぺん言ってみい! ワシの前で阪神の悪口は許さんで!」と激昂。
怒りの矛先が自身に向けられ、戸惑った男性は、「アンタが先に言うたんやんか…」と反論するも、
「じゃかあしい! ワシはええんや!」と開き直るおっさん。…こんなファンが関西中におるんやから、阪神も大変ですわ。


芸人さんの創作かもしれないけど、こんな阪神ファンは実在しそうな気がする。
というか、「阪神」の部分を「日大三」に変えれば、このおっさんは、ほぼ私である
拙ブログではここ数年、三高野球部の試合について、シロウト目線で好き勝手にリポートしてきた。
不甲斐ない試合をした際は、批判することもたまに(しょっちゅう?)あるが、他人が三高を批判するのは、異様に腹が立つので、
「仰るとおりっス。三高情けないっス」のようなコメントは、もう送ってこないでほしい。
あと、私に同意しているようで、実は持論(たいした意見ではない)を述べたいだけのコメントや、
私に質問しておきながら、その後はやはり、ダラダラと自己主張しているコメントなども、今後は一切無視する。
私自身はこれからも、怠惰なプレイや態度を目にしたときは、拙ブログで容赦なく指摘するつもりだが、
それらはすべて母校愛に基づくものであり、選手やチームが憎くて書いているのではないことは、ご理解いただきたい。

今回は、春季都大会での結果を中心にリポートしていく。今春も、球場はすべて八王子。
三高は2回戦からの登場で、4月6日に行われた初戦は、二日酔いのため観戦に行けず…母校愛はどうした!?
春季東京都大会2回戦 日大三13-2都江戸川 ※5回コールド
 ※日大三高野球部応援掲示板より拝借

都立相手だし、どうせ勝つだろうと楽観視していたが、4回までリードを奪われていた模様。
5回に江戸川が投手を代えた途端、三高が12点を奪う。その継投、接待麻雀のようで怪しいな。
三高打線は4回までの12アウトのうち、フライアウトが10個。今年も「フライヤーズ」かよ。

2日後の3回戦は、ちゃんと起きて八王子球場へ。直前に雨が振ったが、まだ桜が残っていた。


入口からすぐの場所にある短い坂道を上り、


外野席からグラウンドを見下ろす。今年も球春到来!


バックネット裏の席に陣取り、三高のノック練習を眺める。外野陣のバックホームが、例年より遅い気がした。


この日の相手は早大学院。過去にはベスト4進出などの実績もあるが、負けることはないだろうと、油断していた。
だが、三高打線はこの日も元気がなく、背番号6の相手投手に抑えられ、7回まで無得点。
序盤はフライばかり、後半はゴロを放ったが、打った瞬間アウトとわかる、ボテボテの凡打ばかり。
「2月頃、コロナ陽性者が出たため練習不足」「エース矢後は投げられない状態」
試合中、観戦仲間から上記情報を聞かされた。そうか、じゃあ負けても仕方ないか…なんて絶対に思わないぞ。
いかなる理由があっても、日大三は東京では常勝であるべきチームのはず。
3回戦あたりで、しかも失礼ながら強豪でもない相手に、負けてもらっては困るのである。
「どんな形でもいいから勝て!」という私の怨念に近い願いが伝わったのか、8回表、早大学院のエラーが3個飛び出し逆転。
接待にしてはヘタすぎる、八百長のような(←言葉を選べ)展開で辛勝。
春季東京都大会3回戦 日大三2-1早大学院


試合中、選手の声はあまり出ていないし、まるで5回コールドで敗れた、秋の久我山戦を観ているようであった。
冬を越すと急成長を遂げるのが三高の特徴だったのに、ここ数年は、あまり進化が見られないのはどうしたことか。
それでも、これでベスト16進出が決定。夏の西東京大会のシード権は確保した。

3回戦から2日後の4回戦、相手は昨春も対戦した、兄弟校の日大鶴ヶ丘。一昨日より桜は散ってしまったが、


球場がある富士森公園の花壇には、今年も色とりどりの花が咲いていた。



※上記2枚、花の名前はもちろん知らない

湿っていた三高打線もようやく開花し、17安打・11得点でコールド勝ち。
春季東京都大会4回戦 日大三11-4日大鶴ヶ丘 ※8回コールド


次戦の準々決勝は1週間後。相手はこれまた昨秋の準々決勝で対戦済みの東海大菅生。
ここまでは、背番号10の松藤と、11の安田が主戦を務めたが、菅生打線には通用しなそう。
試合当日、やや緊張しながら球場に到着した私が目撃したのは、投球練習をしている背番号20の投手。


この日の先発は、昨年までベンチ入りすらしていなかった、左サイドスローの20番佐藤であった。
投球練習を見たところ、球にスピードは感じられず、よくいえば軟投派タイプだが、並の投手に見えなくもない。
公式戦初登板の投手を起用するとは、ダメ元かヤケクソか…そんな私の不安を裏切り、佐藤は好投。
MAXは130kmで、基本は90~120前半。鋭い変化球があるわけでもなさそうだが、菅生が凡打を繰り返す。
5回1死まで無安打、7回1失点と、5回コールド負けの心配も解消する大健闘。
小倉監督は基本的に、相手の裏をかいたりするタイプではなく、いわゆる奇襲先発は、滅多にやらない。
「高校野球ドットコム」の記事によると、「3月の練習試合でいいピッチングをしていた」という監督談話があった。
そうだとしても、菅生はなぜ打てないんだ? という、私と同じ疑問を抱いていた方がいた。菅生の若林監督である。

日刊スポーツの記事では「最初から逆方向を狙えば何の問題もないのに(中略)いつでも打てると思っていたのか」とご立腹の様子。
「何の問題もない」は、明らかに佐藤を軽視した発言。「いつでも打てると思っていた」のは監督自身だろう。
ベンチではおそらく、「あんなヘボ投手、なんで打てねえんだバカ野郎!」などと、選手を罵倒していたに違いない。
佐藤降板後は安田が登板し、案の定追いつかれたが、最終回に金澤のタイムリーで再び勝ち越し。
金澤はこの日、3安打を含め全打席出塁の大活躍。敬遠されるかと思ったので、勝負してもらいラッキー。
この日の三高打線は12残塁(苦笑)だったが、毎回のように塁を賑わせ、相手にプレッシャーを与え続けた。
一方の菅生は9回裏、無死一塁でバントせず強攻するも、走者を進められず無得点。
フライアウト連発、エラーで失点、そして拙攻と、普段の三高みたいな試合運びで、自滅といえる結果であった。
春季東京都大会準々決勝 日大三3-2東海大菅生


ベスト8で三高以外の西東京勢はすべて敗退し、夏の大会、日大三の2年連続第一シードが決定!
試合中は終始、手に汗握っていた私だが、校歌演奏の撮影時は、さすがにゴキゲンであった。


次の相手は二松学舎か。昨年も2戦2勝だったし、甲子園でボロ負けしたチームだから大丈夫だろう…
などと失礼な印象で迎えた準決勝。途中まで3点のリードを奪うも、8回に追いつかれ、
最終回はキャッチャーの川崎が公式戦初登板を果たすも、無念のサヨナラ負け。


それでも、秋大会に続く東京都ベスト4。大会序盤の苦戦を考えればよくやった方だ。
ただ、さっきも書いたが、三高は単なる強豪ではなく、東京では「常勝」を宿命づけられたチームのはず。
選手たちはそれを忘れないでほしい。ここ数年、私自身も忘れるときがあるけど(笑)。

以上、春大会の結果を駆け足で振り返った。個々の選手の魅力や特徴は、夏大会開幕までに改めて紹介する。
今年こそ、三高グラウンドで行われる練習試合も観戦に行かなくてはな。
あと、最後に繰り返すけど、相手するのがメンドーなコメントは、もう送ってこないでください
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不本意ながら、昨秋の準決勝を振り返る -日大三高野球部2022-

2022年02月02日 | 高校野球
拙ブログの「アクセス解析」では、読者がどんな経緯で、このページに来たのかが表示される。
飲食店の屋号やメニュー名で検索しているうちに、たまたまアクセスしちゃった方が多いようだが、
最近、ひとりなのか複数名なのか不明だが、「日大三 野球不振」で検索・閲覧している方がいる。
このブログ名は「明るく正しく強いブログ」であり、日大三高野球部の不振を糾弾する場ではないので(笑)、
次回からは「明るく正しく強い ブログ」などで検索するか、ブックマークに加えていただけたら幸いだ。

だが、昨年の高校野球秋季都大会・準決勝の結果については、糾弾したくなる気持ちはよくわかる。
私も現実を直視できず、あの日の夜は泥酔し、下記画像の「のび太君」のような状態になった(苦笑)。

(C)藤子・F・不二雄 (C)小学館

翌日からは、「あの試合はなかったことにしよう…」と、自分の記憶から消し去ろうともしたが、
勝利を喜び称えるだけでなく、敗戦を受け止め、選手たちと一緒に悲しむのが真のファンだと思うので、
不本意ではあるが今回、あの日の惨劇について、振り返ってみることにした。

準々決勝では、優勝候補の筆頭だったらしい東海大菅生と対戦し、8-7で撃破した我が母校。


「三高はやっぱり強い! これで来春の選抜甲子園は当確だろう!」と、私は浮かれていた。
準決勝の相手は、夏大会の準決勝でも対戦し、苦杯を舐めた国学院久我山。
「同じ相手に連敗はしねえだろ」という、根拠のない私の予想は覆され、完膚なきまでに叩きのめされたのである。

秋季東京都大会 準決勝 神宮球場
日大三3-14国学院久我山  ※5回コールド


わざわざ赤字表記にしたけど、まさかの5回コールド負け、である。
5回で勝った試合は、過去に何度も立ち会ってきたが、5回で負ける三高を観たのは初めて。
試合終了直後、怒りなのかショックなのか定かではないが、身体が震えたのを覚えている。

常連観戦者たちに、「5回コールドって、三高史上初ですか?」とたずねたところ、「確かに記憶にない」との返答。
帰宅後、調べてみたところ、平成6(1994)年の春季都大会準々決勝で、堀越に0-14の5回コールドで負けていた。
そして、翌年の春季都大会でも初戦で、岩倉に2-12で敗退。ただ、何回で負けたのかは不明。
まだインターネットが普及していない時代の大会ゆえ、検索してもわからないまま。
そのうち、「日本大学第三高等学校野球倶楽部七十年史-それぞれの甲子園-」という書籍があり、
世田谷区の粕谷図書館に、保存されていることを知り、立川市からわざわざ借りに行った。
以前紹介した、千歳烏山の『世田谷餃子』は、この図書館の帰りに寄ったのである。

貴重な写真や証言などが満載の資料集であったが、平成7年の岩倉戦については、スコアしか載っておらず…。


なお、この資料集は、どこにも値段が記されていない。非売品だったのかな?


とりあえず、昨秋の5回コールド負けは、堀越戦以来「27年ぶりの屈辱」ということにしておく。
※岩倉戦の詳細を知っている方、よろしかったらコメントをお寄せください

試合に戻るが、三高の敗因はおそらく、下記の3点であろう。
1. エース矢後のデキが良くなかった
2. 矢後以外に投手がいなかった、作ろうとしなかった
3. 試合途中で選手たちの心が折れた


三高はこの試合まで、背番号1の矢後が、ほぼひとりで投げ切っていた。
制球力があり、最高球速は140ちょい。欠点が少ない好投手ではあるが、「絶対的エース」の域には達していない。
久我山戦ではその矢後が、初回から珍しく四球を出し、タイムリーを浴びていきなり2失点。
2回にも死球のあと、不運な内野安打などで3失点し、さらに四球を出したところで交代。
ボールが先行し、普段より調子が悪いのは明白であり、2回降板の判断は、決して間違いではない。

だがしかし、三高には矢後しか投手がいないのである。
代わって登板したのは、1回戦で先発し、5回まで投げて無失点だった、背番号19の1年生安田。
個人的な印象では、安田はスピードもコントロールも変化球の切れも、すべての面で矢後に見劣る。
精神面など、投球以外のことは不明だが、矢後をKOした久我山打線を抑えられるはずもなく、案の定9失点。
無論、控えの投手は他にもいた。背番号10のサウスポー松藤に、背番号11、身長190センチの1年生針金。
秘密兵器との噂もあった両者だが、秋季大会では最後まで出番がなく、試合中の投球練習もほとんどしていない。
東海大菅生戦以外は、点差も離れていたし、テスト登板させる機会はいくらでもあった。
負傷などの理由で投げられないのならば、ベンチからはずし、他の選手にチャンスを与えるべきだし、
そうではなかったとしても、エースに次ぐ背番号である、10と11を彼らに背負わせたのは不可解だ。
結局、矢後の降板は格闘技でのタオル投入=三高の降参を意味した…は言い過ぎか。
試合終了まで、拍手と声援を送り続けた私だったが、実は2回表の時点で、勝利をあきらめていた。

私だけでなく、選手たちも心が折れたのか、凡プレイがいくつか見受けられた。
長時間続く久我山の攻撃にも、内野陣は声を出して投手を鼓舞することなく、黙ってうつむくのみ。
そんな無気力状態で、打球を捕れるワケがない。案の定エラーが飛び出したが、その選手は反省するどころか、
「こんな試合、早く終わんねえかな」と言わんばかりの不貞腐れた表情を見せていた。
序盤からずっと劣勢で、エースは降板し、打線は繋がらず、点差は開く一方で、勝利への意欲を失った様子。
試合途中であきらめるのは、我が母校野球部の悪しき伝統(?)とはいえ、いつ見ても腹が立つ。

腹が立ったといえば、4回裏の三高の攻撃。内野ゴロの送球が遅れて一塁セーフ、という場面があったが、
あれは間違いなくアウトであり、劣勢の三高に対する、一塁塁審の忖度に思えた。
相手に有利な判定は何度も目にしてきたが、三高がひいきされるケースは珍しい。
もちろん、全然うれしくなかったし、むしろ、審判に同情されているようで悔しかった。
ちなみにその一塁走者は、直後に牽制球でアウトになり、とっととベンチへ退いた(苦笑)。

こうして、11点差で負けるという、日大三高野球史に残る屈辱を味わった、秋大会の準決勝。
下記画像は、相手の校歌演奏中、ベンチ前で待機させされている三高の選手・関係者。


どうか選手たちは、この日の悔しさを忘れず練習に励み、次回こそは久我山を倒してもらいたい。
小倉監督は、秋大会が開幕したときから、「来年はいいチームになる」と語っていた。
ということは、秋大会は最初から勝つ気がなかった、のではないだろうが、
準決勝敗退も想定内だったのかも。とはいえ、5回コールドはさすがにアカンやろ(怒)。

勝った久我山は、決勝戦でも二松学舎を逆転サヨナラで破り、秋季都大会3度目の優勝。
ちなみに過去2回は、翌年夏の西東京予選で敗れ、春夏連続の甲子園出場は叶わず。
2回とも、破った高校は日大三であった。今度の夏も期待したい。
3月頃には、コロナ感染者も急減し、練習試合の観戦も可能になるのでは、と予想している。
久々に三高グラウンドへ足を運び、マスク越しでもいいから、選手に激励の声を送りたいものである。

最後に、他地区のことだけど、東海地区の選考、あれはひどい!
この問題を解決するには、甲子園が開幕する前に大垣日大側から、聖隷クリストファー側に練習試合を申し込み、
「ウチが負けたら、その場で辞退します」とでも約束し、真剣勝負をするしかない気がする。
とにかくこのままじゃ、聖隷クリストファーは当然だが、大垣日大も悪役扱いされそうで、どっちも気の毒だよ。
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新チームは秋大会ベスト4進出 -日大三高野球部2022-

2021年11月03日 | 高校野球
秋が東京準優勝、春も東京準優勝、夏が西東京ベスト4と、優勝と甲子園に縁がなかった、前年度の日大三。
2022年度チームの主将はセカンドの寒川。夏の大会、2戦目で途中出場したらしいが、申しわけないが覚えていない。
前年からのスタメンレギュラーは富塚のみと、公式戦の経験が少ない新チームは、苦戦が予想された。
それでも、9月に行われた秋季都大会のブロック予選は、難なく突破。
試合は三高グラウンドで行われ、昨年に続き観戦禁止だったため、スコアしかわからない。

ブロック予選 1回戦 日大三15-0都立両国 ※5回コールド
昨年の30-0に続き、今年も新チーム公式戦初戦は圧勝。
ブロック予選 決勝 日大三27-0豊島学院 ※5回コールド
ホームランが3本出るなど、毎回得点で楽勝だった模様。

2試合で42得点。とはいえ、この結果で「伝統の強打復活!」と喜ぶほど、私もアホではない。
相手に恵まれたのだろうし、強豪校の投手に通用しなくては意味がない。
それでも、私が知らない選手の中に、掘り出し物がいるかもしれない…と、
期待と不安が入り混じる中迎えた、秋季都大会本戦。ここからは有観客開催となる。

三高の初戦の相手は立志舎。「♪どこま~でも、どこま~でも」のCMに関係ある学校らしい。
試合が行われるのは、いつもの八王子市民球場。開始前のノックで選手の動きを確認。


さすがは三高、今年の選手もみんなガッチリ体型。よくメシを喰い、よく練習しているのだろう。
肝心の試合の方は、相手の変則左腕投手に戸惑いヒット7本。それでも8点を奪い、継投で完封。
秋季東京都大会1回戦 日大三8-0立志舎 ※7回コールド


ここ数年と同様、打線はイマイチであったが、とりあえず、秋大会3戦の合計が50-0とキリがいい。
なお、守備の際は内野陣が盛んに声を出し、盛り上げていたのは好感。ヘタならば、声くらい出さなきゃな。

2回戦は多摩一本杉球場で、相手は駿台学園。多摩センター駅から『ピューロランド』の前を通って球場へ向かう。


小雨が降っていたため、試合前のグラウンドノックは中止となり、ベンチ前で軽いノックのみ。


打線はこの日も、相手の緩い球にタイミングが合わず凡打を重ねる。
8回裏に4点を加え、なんとかコールドで勝ったが、もっと早く終わらせるべき相手である。
秋季東京都大会2回戦 日大三9-2駿台学園 ※8回コールド


試合内容よりムカついたのが、この日、我々が観ている席のすぐ後ろにいた高野連の関係者。
客は静かに観戦しているのに、こいつはマスクをはずし「くわーっ、ぺっ!」と何度もチリ紙にタンを吐いてやがんの。
ジジイだからノドが絡むのは仕方ないけど、こんな不衛生な行為は、今の時勢に関係なく許せないし不愉快だよ。
我々が「便所でやれよ!」などと注意したら、謝るどころかムッとした表情でニラんできやがるし。
どうせ普段から威張り散らしていて、他人に頭を下げることができないんだろうな。老害め!

東京都高野連の悪事(?)は他にもあり、そのひとつが審判の疑惑の判定だ。
観客が判官びいきで、三高と戦う都立校を応援するのはわかるが、審判の中にもそういうヤツがいたりする。
そして、3回戦の八王子戦の球審こそ、以前から三高に厳しい判定をすると評判の男であった。
私と違い、常連観戦者は毎試合、球審・塁審の名前も控えており、彼らがそう言うのだから信用できる。
試合が始まると、確かに八王子投手のきわどい球はストライクになり、三高投手のはボールにされている。
ただでさえ打てないのに、球審まで敵に回してはしんどい。6回終了時で三高は1-0とリードも、ヒットはわずか1本。
八王子はここまで、継投で勝ち上がっており、この日もやはり、5回途中で2番手、7回途中で3番手に交代。
そのたびに、投手がセンター、センターがライト、ライトがレフトなどと、数名の守備位置も代わるのだが、
何度も選手交代を告げられ、審判も「メンドくせえ」と立腹したのか(笑)、八王子びいきの判定が徐々に減ってきた。
結局、7回に四球絡みで5点を奪い(ヒットは1本だけ)、最終回にも1点を追加。守ってはエース矢後が完封。
秋季東京都大会3回戦 日大三7-0八王子 (八王子球場)


7点取ったがヒットはわずか4本。初戦、2戦目は軟投に苦しみ、この日は速球に苦しむ。どんな球なら打てるんだよ!? 
しかも、次の準々決勝の相手は、昨秋決勝で完敗し、今年も優勝候補筆頭(らしい)の東海大菅生なのである。

昨年のメンバーが多く残り、ボロ負けも噂された一戦だったが…三高は初回、矢後が三者凡退に抑えたその裏、
先頭の大川がいきなりホームラン! その後も見どころが多数あったので、以下で羅列していく。

3回表、単純なショートフライが落球で安打に。その後はパスボール、死球、悪送球、エラーで2失点。ナニやってんだ!
5回裏、二死無走者から藤巻のタイムリー二塁打で同点、さらに一、二塁から浅倉が逆転の三塁打!
この試合まで、打率1割台と不振だった浅倉の奮起で、いいムードになったところで前半終了。
6回表、四番小池のタイムリー二塁打で1点返す。その後の二死三塁のピンチで、三遊間への当たりを富岡がファインプレイ。
捕れまい、投げられまい、投げても悪送球か、そもそも間に合うまい…という4つの不安をすべて解消!
6回裏、菅生3-4三高となったところで、菅生は満を持してエース鈴木泰が登板。
しかしそのエースから、積極的な連打でチャンスを作り、スクイズ、押し出しで2点を奪いKO。 
なおも一死満塁のチャンスは、代わった三番手投手から富岡、浅倉が連続三振。菅生が流れを断ち切る…と思いきや、
7回裏、途中出場の村上がタイムリーを放ち追加点。7-3とリードを広げ、「三高強いじゃんか!」と喜んだ直後、
8回裏、サード富岡のエラーから一、二塁となり、五番酒井がスリーランを放ち、あっという間に1点差。
富岡、後ろに下がって打球をはじく、へっぴり腰のエラー。さっきのファインプレイはまぐれだったか。
8回裏、二死から富岡が汚名返上の二塁打、浅倉が安打で続くも、富岡がマヌケな走塁でアウトと、
すぐに「汚名挽回」(←誤用ではなくわざと)。この走塁死で、流れが菅生に傾く予感がした。
9回表、一死から安打、四球(この試合初)、安打で満塁に。ここで三番鈴木悠が右中間へ大きな当たり!
抜ければ走者一掃のピンチだったが、ライト藤巻が好捕。犠牲フライの1点で済ませたが、同点に追いつかれる。
しかも、中継した寒川の余計な本塁送球の間に、走者が全員進塁し、二死二、三塁に。
ここで、昨年から菅生の四番を任され、この日も三安打している強打者小池。
一塁が空いているため、「申告敬遠」で満塁策を選ぶと思いきや、小倉監督の指示は勝負
今夏の西東京準々決勝の創価戦では、たいしたことない打者(失礼)を敬遠していたのに、ここで勝負するとはねえ。
矢後が初球にストライクを投じたことに、我々観客だけでなく、打者の小池も驚いたのではないか。
動揺した(?)小池は、2球目を簡単に打ち上げ凡退。三高、絶体絶命のピンチを脱した!
9回裏、この日無安打の川崎が四球を選ぶと、逆に4打数4安打の金澤が送りバントを決めた。
ワイルドピッチで一死三塁とし、村上がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち!
秋季東京都大会準々決勝 日大三8-7東海大菅生 (八王子球場)

※菅生のH=ヒット数は12ではなく10が正しい

試合後の両チーム挨拶と、


ベスト8以降は恒例となった校歌演奏、


9回を投げ切り、クールダウンをする矢後と、ねぎらいの声をかける(?)小倉監督。


両チームの間を、試合の流れが行ったり来たりする展開だったが、最後に三高が勝利をつかむことに。
湿っていた打線が急に覚醒し、この日は長打6本を含む13安打。ただし、三振も15奪われている。よく8点取ったな。
中でも、4打数4安打で、普段はレフトなのに途中からショートも守った、金澤がこの日のヒーローだろうね。
無論、完投勝利を挙げた、エースの矢後もよく頑張った。被安打10の7失点だが、エラーが絡んだので自責点は4(たぶん)。
今大会の三高投手陣は、初戦に背番号19の安田が先発し5回を投げたが、残りは全部、矢後に頼っている。
小倉監督は今後も、矢後と心中するつもりなのだろうか。準決勝で、いきなり秘密兵器が先発! となったら面白いけどね。

以上、秋大会の4試合を生観戦して得られた、今年のチームの印象は、
○打線はまだアテにならない。今後、打順の変更(金澤が5番?)はありそう
○投手陣は当然、他にもいるのだが、矢後の孤軍奮闘が濃厚
○守備は例年どおりイマイチだが、たまに好プレイが飛び出すのが痛快
○盗塁やエンドランは少ないが、走塁レベルは低くない
○守備中も声が出ているし、チームのムードは近年ではいい方
菅生に勝ったことで、ムードはさらによくなりそうだが、過信に繋がりそうで心配でもある。
そう言いつつ私自身は、今年の秋は制したも同然と確信(過信?)しているが。

準決勝の相手は国学院久我山に決定。今夏に敗れた相手ゆえ、なんとしてもリベンジしなくては。
当日券も売るみたいだけど、念のためセブンイレブンで前売り券を買っちゃったよ。


1000円+手数料110円。110円取られるのがシャクだが、「チケットぴあ」で買うと手数料550円だって。暴利だなあ。
久我山の試合は、菅生戦のあとに行なわれた帝京戦を少し観ただけだが、結構ミスしてたね。
実際、久我山応援席の近くを通ったら、保護者と思われる女性客が、「これじゃ三高には勝てないわね」と嘆いでいたし(笑)。

決勝の相手は、二松学舎と関東一の勝者。個人的には、今春に完敗した関東一との対戦を希望。
残る二戦で、昨年チームのリベンジを果たし、都大会制覇&来春の選抜甲子園出場を果たしてほしいね。
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敗因はおそらく… -日大三高野球部2021 完結編-

2021年08月31日 | 高校野球
今日で8月も終わるのに、先月の母校野球部の試合について、まだ記していなかった。
単に、負け試合ゆえ筆が進まなかったのもあるが、敗戦という結果について、私なりに考えを巡らせていた面もある。
以下では、自称スポーツジャーナリストの私が、約1ヶ月間の熟考で導き出した、敗戦理由を記していく。
なお、わかっているとは思うが、以下の内容はすべて、私の想像・妄想に基づくもので、確たる証拠はない。
そもそも、1ヶ月間の熟考という表現自体もウソである。

まずは試合の結果から。ここまでの勝ち上がりについては、こちらを参照してほしい。
7月29日 準決勝 対国学院久我山(東京ドーム)
三011000010→3
久02010100X→4

 (C)日刊スポーツ

このときボヤいたように、準決勝の入場券を買えなかった私は、やむなく自宅でTV観戦。
以下で、準決勝の経過を簡単に、三高側の目線で振り返ってみる。
当日、安焼酎の麦茶割を飲みながらという、怠惰な観戦態度で書き留めたメモを、ほぼ忠実に転記した。
表(先攻)が日大三で、裏(後攻)が国学院久我山。試合の流れに無駄な記述もあるが、ご了承願いたい。

1回表 先頭星のポテンヒット2塁打でチャンスも、斎藤バントできず、その後も凡退で無得点。今日も貧打か…。
1回裏 三者凡退に抑えたが、宇山はやはり、空振りが取れない。
2回表 フライ連発で2球で二死。しかし鎌田がまさかの先制アーチ。ドームは球が飛ぶ?
2回裏 先頭打者四球で招いたピンチを、センターフライ→星の落球で追いつかれる(記録は安打)。
その後も下位打線に安打を重ねられて逆転。頼むよ宇山…。
3回表 星が汚名返上のソロホームラン。やはりドームは球が飛ぶ。その後はフライ2発。三高ここまで、9アウト中6つがフライ
3回裏 二死からヒットを打たれるも、4番と6番から三振を奪った(この日3個目)。
4回表 三者凡退。TV解説者の「久我山エース、無駄なボール球がない」という指摘に同感。
4回裏 二死からタイムリー3塁打を浴び、早くも二度目のタイムも、どうせたいした助言はあるまい。
その後のピンチは土屋の好守備で凌ぐ。
5回表 2、6、8、9番が自動アウトでは苦しい。この回は8番からで、やはり三者凡退。
5回裏 この回も二死2ストライクから被安打で満塁に。三者凡退で流れを作りたいのに。ここまで宇山、球数多し。
6回表 二死から井坪が安打も無得点。久我山エース、本当に無駄なボールがない
6回裏 先頭打者がサード川島のエラーで出塁。一死一三塁となり、内野ゴロの間に痛い失点。
7回表 川島の見逃し三振はボール臭かった。ツキもない。三者凡退だったが安田に代打策はなかったか。
7回裏 初回以来の三者凡退。流れが来るか。しかし次回は宇山から。
8回表 宇山に代打朝倉を起用。四球で久々の無死からの走者。星も安打でつなぎ一三塁。
斎藤の浅い外野フライが犠飛となり、1点奪うも後続断たれる。
8回裏 岡村が登板。ベンチから視線を送る宇山、泣きそうな表情。先頭を四球で出塁させるも、なんとか抑えた。
9回表 1点を追う最終回。土屋初球打ちでフライアウト。代打山岡サードゴロも悪送球で出塁。
ヘッドスライディングしなければ二進できたのに。鎌田サードゴロで走者入れ替わり二死一塁。
代打に一発屋の林。よくボールを見て3-1と打者有利のカウントとなるも、ライトフライで敗戦。

上記の赤字部分が、私が重視したポイントだ。
以前から指摘していたフライアウトの多さは、最後まで修正できなかった。
観戦仲間のひとりが、「ドームは屋根が白く、フライが見づらいので、三高打線には有利かも」
という冗談を口にしていたが、反対に2回裏に三高のセンターが打球を見失い、1点奪われたのは皮肉。

2、6、8、9番が、他の試合も含め、ほとんど出塁できなかったのも痛かった。
9番は投手ゆえ仕方ないが、他の打者は、打順や選手自体の変更を考えるべきではなかったか。
無論、1、3、4、5、7番だって、バカスカ打っているワケではないので、得点力不足はやむなし。

久我山のエース高橋は、終始落ち着いた様子のピッチングで、いわゆる「ムダ球」がないまま9回を投げ切った。
一方、三高のエース宇山は球数が多く、「抑えなければ」という意識が強かったのか、余裕を感じられなかった。
カウント0-2から、バカのひとつ覚えのように1球外すなど、バッテリーへの配球指導に問題はないのか。

数年前の露骨な早実びいきには閉口させられたが(※これは妄言ではなく事実)、
この試合の審判は公平だったと思う。三高に有利なストライク判定もあったし。
相手外野手のファインプレイなど、「ツキ」に恵まれなかったと感じたが、ツキ=運も実力のうちだからね。
なお、実際に生観戦していた方の証言によると、久我山外野陣は、打者によって守備位置を変えるなど、
ちゃんと三高シフトを組んでいたそうだ。こういう情報は、TV観戦じゃわからないからね。
三高外野陣はどうせ、相手の研究はしていないはず。やはり久我山の勝利は、運ではなく実力だったようだ。

私が一番ガッカリしたのは、8回裏に、ベンチで泣き顔の宇山が映し出された瞬間。
半ベソの理由は不明だが、ひょっとして「敗戦を覚悟」!? そうではないと信じたいが、その可能性が高いような…。
今大会の東西東京大会出場校選手名簿で、日大三の欄では、主将の山岡が「大会への抱負」を述べており、
「~一戦一戦全力で諦めず、粘り強く戦っていきます」と締めている。
これは今年だけでなく、例年の主将も「最後まであきらめず」「粘り強く戦う」などと語っていた。
その割には、劣勢時はあきらめたような態度が頻繁に見受けられるのが、ここ数年の三高である。
有名バスケ漫画のセリフじゃないけど、「あきらめたらそこで試合終了だよ」
1点しかリードされていないのに、エースに泣き出されては、チームの士気が下がるではないか。

確かに、秋・春の都大会で準優勝できたのは宇山のお陰であるし、彼が絶対的なエースだったのは認める。
夏の大会も、「オレが抑えなきゃ、チームは勝てない」と気負い、必死に投球していたのだろうが、
そんな彼のプレッシャーを、周囲が和らげることができなかったのか。
久我山の高橋が、平常心で好投しているように見えただけに、なおさら宇山との差を感じてしまった。

準決勝について語ってきたが、そろそろブログタイトルにある、真の「敗因」について述べることにしよう。
直接的原因は、久我山のエースが、ムダ球もなく、終始落ち着いた様子、あるいは平常心で好投したことだが、
そうさせた間接的原因は、「三高に威圧感がなくなったこと」に他ならない。

わざわざ書くことではないが、日大三は高校球界では全国レベルの強豪で、知名度も抜群。
例に出して悪いけど、東海大菅生なんて、東京以外では知らない方も多いはずで、「スガオ」と読めない方もいるだろう。
その点「日大三」は、小学一年生で習う漢字ばかりなので、誰でも読める(笑)。
読み書きはともかく、戦前から甲子園に出ていた三高は、21世紀に入ってから2度も全国制覇を遂げ、
強豪校としてのグレードがさらに上がり、対戦校には試合前から、一種の威圧感を与えていた…と思われる。

ここからは、すべて私の想像ではあるが、東京にある高校野球部約260チームのうち、
三高との試合では、半分のチームが対戦前からあきらめ、そのまた半分は試合序盤、残りの半分は中盤で戦意を失う。
さらに残りのチームのほとんどが、「あの三高と好勝負!」「あの三高に勝つ!」などと、
結果はともかく、「あの三高」と特別視しながら戦っているはず。
相手が強く意識し、気負い、平常心を失い、自滅してもらう。それこそが三高の必勝パターンであり、
さっき記したように、久我山エースが平常心で、三高エースが気負って投げていたのは、通常とは逆なのである。

私が見た限り、三高を特別視せず、平常心で戦っているように感じたチームは、
21世紀以降の西東京ではほんの数校。近年では菅生が、そのうちの一校の仲間入り。ウチが勝てないワケだ。
準決勝は生観戦していないので、ベンチの雰囲気などが確認できないため断言できないが、
今後は久我山も、「三高を意識しない側」に加わってきそうな気配がある。困ったモンだ。
繰り返すが、準決勝の主な敗因は、三高の威圧感の消失である。
いかんせん、独善的な意見で説得力に乏しいが、「威圧感」については、また改めて語ってみる予定だ。

先週の土曜日、来春の甲子園推薦がかかる、秋季東京都大会・一次予選の抽選が行われた。
今年のチームが3年生主体だったので、1・2年生の新チームがどこまで戦えるのか未知数とはいえ、
とりあえず相手関係から、三高の予選突破はまず間違いない。というか、秋季大会でコロッと負けてしまうようでは、
東京中のチームが、「もはや三高、恐れるに足らず」と、呑んでかかってきそうな予感。
そうならないためにも、2022年度チームには結果を出していただき、新たな威圧感をまとってほしいものだ。

「日大三高野球部2022」につづく


追記 
書き忘れていたけど、記念すべき東京都高野連初の東京ドームでの試合。
初ホームラン・初打点・初得点を記録し、歴史に名を刻んだのは日大三の鎌田! 
鎌田よ、いい思い出をありがとう。今後の野球人生に幸あれ!

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高校野球・西東京大会初のドーム決勝…をやむなく観戦

2021年08月02日 | 高校野球
東京五輪の影響で神宮球場が使えず、今年の高校野球東西東京大会は、準決勝以降は東京ドームで実施。
観客は上限5千名で、入場券は全席「チケットぴあ」のサイトで前売り。
普段、ネットで買い物をしない(というかできない)私は、準決勝のチケットを手に入れられず。
どうにか、キャンセルで再発された券を買う「リセール」で、決勝戦のチケットだけは購入できたのが準決勝前日。
決勝のチケットが無駄にならないように、明日は絶対に勝ってくれ!
上記青部分は前回日記の結び、母校の日大三高野球部に向けた激励であったが、
準決勝で日大三は無念の敗戦。TV観戦しながら悶絶したのは書くまでもない。

ゲン担ぎに八王子では「カツ」を喰いまくったし、試合前日も「大勝」を願い、
立川の『大勝軒』で、写真の「特製もりそば」950円を食べたのになあ…。


「特製」は普通の「もりそば」に+170円で、パサついたチャーシュー1枚と白髪ねぎが追加され、ゆで玉子が味玉になる。

※つけダレから救い出してみた

正直、お得感の乏しい特製で、これが母校敗戦に影響した…というのは、私の勝手な妄言だ。
試合中は、酒をがぶ飲みしながら、喜怒哀楽・毀誉褒貶を繰り返したため、終了直後は泥酔状態でバタンキュー。
だが数分後には、悔しさと大量の寝汗で、すぐに目覚めてしまう始末。
そうだ、リセールで買った決勝のチケットを、私も他人に販売しなくては、と調べてみたら、
すでに発券したチケットは、リセール不可と判明。ああ、無知ゆえの失策…。


あわてて、「メルカリ」に登録してみたものの、発送や手続きがメンドくさくなってやめた。
チケットは当日、東京ドーム周辺で売りつけるか、ダメなら自分が入場しようと決め、その日はさらに飲酒を重ねた。
毎年のことながら、母校野球部と競輪グランプリ敗戦後の酒は苦い!

迎えた8月2日。私にしては早起きし、サラリーマンたちと一緒に通勤電車に乗り、都内に向かう。
普段の東京ドームでのライブや試合ならば、JR水道橋駅を降りた直後に、
「チケットゆずってください」などと書かれた紙を持っているファンが数名立っているのだが、
この時勢で、しかも観客上限5千名の高校野球では、そんなファンを見つけられぬまま、入口まで来てしまった。


少しは来ていると思われたダフ屋すらも、おおっぴらには活動しておらず。
一応、それらしき風貌の方を見かけたが、「ダフ屋さんですか?」と聞いて、違っていたら失礼だしね(笑)。
巨人戦などを販売するチケット売り場では、係員さんと何やら話し込んでいるおっさんがいた。
あとで聞いてみたところ、「当日券は売らないのか」と質問されたそうだ。
「私は逆に、そういう当日券を買ってくれる方を探している」と告げたところ、
「申しわけありませんが、東京ドームのエリア内では、お客さん同士の券の売買は禁じておりまして…」
要するに「券のない人と会わせるような、協力はできない」ということだ。残念。
その後も数分間待機してみたけど、どうも券を欲しがってそうな人は見受けられず、
転売をあきらめ、私も行列に並び入場することにした。そもそもチケットに「転売禁止」と記されていたしね。
こうして私は、記念すべき東京ドーム初の高校野球都大会決勝を、やむなく観戦したのである。「やむなく」は失礼か。

私が買ったのはS席で、前から13列目。三高が入る予定だった、一塁側の席を選んだはずだが、
なぜかバックネットの真裏で、前から13列目。ドームには何度か野球観戦に来たが、過去最高の席だ。

※写真がヘタだが、ホームベースが間近にあった

一番高いSS席(4000円)は、もうちょっと上の方にあるらしく、角度的にはそっちの方が観やすいようだ。
横並びに8人座れ、席自体の幅は広くなかったが、実際に座っていたのが私を含め3人。
他の列も、せいぜい4人くらいしか着席していなかった。わざと、間引いて販売したのだろう。
密ではないし、ドーム内は日差しもなく、空調も効いていて涼しかったので、快適に観戦できたよ。
とはいえ、私は今後も都大会の大一番は、暑くて狭くて不快でも、神宮球場で観たいね

予定より少し遅れたが、決勝戦のプレイボールが告げられる。


たまたまかもしれないが、この日、私の周囲に座った方々は、試合中はほとんど声を発さず。
せいぜい、隣の仲間と小声で会話する程度で、「大声は控えて」という観戦マナーを守っていた。
私も拍手を送るだけで声は発していなかったが、これがもし三高の試合だったら、
「よっしゃあ!」「ナニやってんだ山岡!」(←個人攻撃はよせ)などとマスク越しに大声を出し、ひんしゅくを買っていたはず。

ああ、そういえばここまで、試合をする高校を記載していなかった。
一塁側が国学院久我山で、三塁側が東海大菅生
菅生に春夏連続で甲子園に行かせるのはシャクなので、三高を破った久我山を応援していた。

先行は久我山。初回に菅生のエラーと安打を絡め、2点を先制。しかし、その裏、菅生もすぐに1点を返す。
3回裏、左中間への打球をレフトとセンターが相互接触。幸運なランニング本塁打となり、菅生が追い付いた。
この一打で流れが菅生に傾き、その後も3ラン本塁打などで加点。
ライトスタンドの久我山応援団も、例の曲(♪「一本だーせよ」、ってやつ)を繰り返し演奏し鼓舞する。


余計なお世話だが、久我山の応援歌は、智辯和歌山の魔曲「ジョックロック」のように、
ここぞ! の場面でのみ使用した方がいいと思う。※智辯和歌山高校、甲子園出場おめでとうございます
そういえば、レフトスタンドの菅生側もそうだけど、学生たちは入場料いくらだったのかな。もしかしてタダ?
ちなみに、2階席と3階席は、客を入れず空席だった。


5回終了時点で久我山3-7菅生。守備のいい久我山に対し、菅生は積極的に次の塁を奪いに行く。
レフト前ヒットで一塁ランナーが三塁到達とか、センター前ヒットを二塁打にするとか。
さっき書いたランニング本塁打も、三高の打者だったら、三塁ストップだったかも。
菅生は7回からふたり目の投手、最終回には3人目を投入する、プロのような継投。
投手の疲労対策として、先発-中継ぎ-抑えといった役割分担を、高校野球界にも持ち込むべきなのかもしれんが、
そんなのは選手層の薄い公立校には無理だし、個人的にはあまり好きになれない。
8回表が終了し、久我山の敗色が濃厚になったところで、席を立った。


結局、8回裏にも得点を追加した菅生が、8-3で快勝。西東京代表として甲子園に向かうこととなった。
仮にもし、三高が勝ち上がっていたら…三高1-10菅生くらいだったかな? 
東海大学菅生高校、優勝おめでとうございます

彼らが歓喜の輪を形成している頃、私は水道橋駅近くの人気立ち食いソバ店『とんがらし』にて、
写真の「選べる3種の天盛り」うどん680円を食べていた。


選べる3種は、紅生姜と玉ねぎのかき揚げ=「べにたま」と、「えび4匹」と「えび4匹」をチョイス。
海老天を2回選んで8匹にしたのが、我ながら大胆というか下品というか…(恥)。
揚げたて・茹でたてのウマいうどんで、接客もヨシ。このお店も、また改めて紹介したい。
※追記 とんがらしは残念ながら、2022年3月に閉店しました

帰宅後は、西東京決勝の数時間後に、やはりドームで行われた東東京の決勝戦・二松学舎vs関東一をTV観戦。
エース秋山の投打にわたる活躍で、二松が5-1で勝利。関一のエースから5点も取るとはスゴイ。
二松学舎大学附属高校、優勝おめでとうございます
ウチが2回勝ってる二松には、ぜひ甲子園でも頑張っていただきたい…と負け惜しみを記しておく。

最後に。今回のドームでの試合は既述したように、夏場にもかかわらず観戦自体は快適であった。
ただ、高校生の額は知らんが、一般入場客の3000円、3500円、4000円という額は暴利であろう。
しかも、チケットぴあの手数料とかで、330円余計に取られたし。
また、密を防ぐためなのか、当日券を販売せず、前売りオンリーにしたため、
私のようなマジメな(笑)高校野球ファンが準決勝を観戦できず、その一方で、転売屋を儲けさせてしまった。
メルカリでは、明らかに定価以上の額で取り引きされていたけど、どうせ高野連は「我関せず」だろ。
そもそも、今日の試合だって、球場内で観たかったのに入れなかった、久我山ファンもいたはず。
転売もできない、間抜けなアナログおやじ(私だ)にチケットを買われたばっかりに…本当に申しわけない。
来年からは前売りはやめて、以前のように当日券を売ってもらいたい
ダメならせめて、中央競馬のように、当日のキャンセル申し込み場&キャンセル待ち希望者の売場を作ってほしい。
いずれにせよ、どの業界でもこれ以上、転売屋をのさばらせちゃダメだ!
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ベスト8を突破し、いざ東京ドームへ! -日大三高野球部2021-

2021年07月30日 | 高校野球
東京オリンピックの陰(?)で、ひそかに日程を消化している夏の高校野球…あ、この書き出しは前回と一緒だ。
八王子球場での試合観戦後に食べたランチを紹介した、前回ブログに引き続き、
今回はランチの前に観戦した、母校野球部の試合について書くことにする。
6月下旬に実施された春季都大会の決勝では、関東一にボロ負けした日大三だが、それでも夏の西東京大会は第一シード。
3回戦からのスタートで、対戦相手は明学東村山。ただし、試合予定日は突然の雨に見舞われ、2日後に延期。

※延期が決まり、入場券の払い戻しに並ぶ観客たち

明学東村山は昨秋、私が偶然見かけた練習試合で、実績校の安田学園を9回無失点に抑えたチームだ。
守りが堅そうと思われたが、夏の初戦は、部員が9人しかいないチームに2点奪われている。
例年より迫力不足とはいえ、三高打線は2点で済むほど甘くはないぜ、と圧勝を見届けるべく、
2日後再び八王子に足を運んだ、我々三高ファンが見たものは…相変わらず迫力不足の打線(苦笑)。


3回戦 対明学東村山 (準々決勝まで、球場はすべて八王子)
明000000000→0
三12001000X→4


三高のヒット数は7本。失礼ながら、そんなにスゴイ投手とは思えず、4得点にはガッカリ。
小倉監督の談話では、「コロナ感染者が出たあとだったので、免疫を下げぬよう、追い込めなかった」とのこと。
活動再開以降も、キツイ練習はできなかったのか。ならば打てなくてもやむなし…とはいえ、このままでは困る。
今年は、勝ち進むのと調子を上げていくのを、同時進行でやってもらうしかない。

2戦目の相手は都市大等々力。この日は控えの林(背番号14)と浅倉(同20)をスタメンで起用。
打線のテコ入れに、いろんな選手を試すのも悪くはないが、林が4番、浅倉も5番と、主軸起用はマズいのでは。
例年より得点力が低いのは、クリーンアップが固定されていないのも原因だろう。
期待された林と浅倉だが、特に目立った結果は出せず、途中で山岡らに交代。主将がベンチスタートというのも…。
それでもこの日は、3番の井坪がホームランを放ち、12安打・12得点で圧勝
ベンチ入り20人中、18人を出場させるなど、相手には悪いが、調整試合の様相であった。


4回戦 対都市大等々力
三26130→12
都00000→0   ※5回コールド


3戦目=ベスト16の相手は明星。打線が強力らしく苦戦が噂されたが、案の定、初回から2失点。
先発の岡村は1回持たずに降板させられ、エース宇山が緊急リリーフ。
終始ボール先行で、内容は確かに悪かった岡村だが、もう少し投げさせてもよかった気がした。
まあ今年は、「2~3点くらい、いつでも取り返してやるよ」という打線ではないから、仕方ないのかな。
いずれにしても、結局エースの代役は見つからず、今後は宇山がひとりで投げ切るしかなくなった。
その宇山もピリッとせず、7回二死走者なし、あとひとりアウトにすればコールド勝ち、という場面から失点。
クソ暑い中、9回まで試合をするハメになり、その最終回にも1点を失い、締まらないまま終了。
ヒットの数は、明星も三高も11本ずつ。ただし三高は、この日3番に起用された富塚がひとりで5本。
しかも、ホームラン、3塁打、2塁打に単打2本でサイクルヒット! たいしたモンだ。
そんな富塚を紹介したいのだが、撮影することをすっかり忘れており、こんな写真しかなくてスマン。

※丸で囲っているのが、レフトを守る富塚

個人的には富塚の大活躍より、投手陣の不安が印象に残る試合であった。


5回戦 対明星
明200000101→4
三32030100X→9


試合内容はさておき、これで日大三は、西東京大会21年連続ベスト8進出!
つまり、21世紀は常にベスト8に進出していることになる。おそらく、全国では三高だけじゃないかね。
そのベスト8の相手は、シード校の創価。甲子園に何度も出場している強豪である。

三高は当然、エース宇山が先発。三振こそ奪えないが、なんとか抑えている。
一方の創価も、2年生エースが好投し、両チームとも無得点のまま7回へ。
「高校野球ドットコム」では“白熱の投手戦!”なんて報じていたけど、実際は退屈な貧打戦である。
均衡を破ったのは日大三。7回裏、一死二塁のチャンスで、7番鎌田がセンターオーバーの二塁打を放ち先制。
好守備でチームの危機を何度も救った、私のお気に入りの選手である鎌田だが、打撃は正直イマイチ。
普段は全然打たないが(失礼)、春大会準決勝の逆転タイムリーなど、「ここぞ!」という場面では頼りになる選手である。
8回にも、前の試合で大当たりだった富塚のタイムリーと、鎌田の押し出し死球で追加点。
宇山が9回まで投げ切り、創価打線を完封。鎌田・宇山サマサマである。


準々決勝 対創価
創000000000→0
三00000012X→3



※試合後の挨拶


※前回のブログでも紹介した、校歌演奏

八王子ブロックを突破し、準決勝からはいよいよ、夏の都大会では初使用となる、東京ドームでの試合となる。
準決勝以降の入場券はすべて前売りで、収容人数が少ないためか、すでに売り切れ。
こんなことなら、準々決勝の最終回あたりで、創価側の観客席をうろつき、大声で、
「準決勝のキップある方、お譲りくださ~い! みなさんはもう必要ないでしょ~?」
などと持ち掛けて、買い取ればよかった。そのあと、囲まれて痛い目に遭いそうだが

仕方なく、『チケットぴあ』のネットサイトでリセール、要するにキャンセル待ちを期待し、
以前紹介した「スタン・ハンセンのディナーショー」のときのように、一昨日からサイトに張り付いている。
大勢の人間が待機しているようで、「チケット発売中」と表示されても、すぐに誰かに横取りされる。
利用したことがないけど、昔のテレクラも、こんな状況だったのかな?
ようやく、購入までこぎつけたと思ったら、リセールの券はクレジット決済のみ、と判明。
私は、クレジットカードなんて使用しないし、そもそも持っていない…と一瞬嘆いたが、
だいぶ前に、ガラケーを買ったときに、ドコモに無理矢理作らされた「dカード」の存在を思い出し、
昨夜ようやく、決勝戦のキップを1枚入手できた。


本当は、即購入するつもりはなく、母校が準決勝を突破してから、お金を払って入手するつもりだったのだか、
クレジット決済って、申し込んだ瞬間に契約が成立し、強制的に買わされるのね。
いいトシこいて、「クレジット決済」の意味すらわかっていなかった自分を恥じると同時に、
学ぶ機会を与えてくれた高校野球と、母校日大三に感謝したい。我ながらナニ言ってんだか。

明日の準決勝のキップはあきらめ、テレビ観戦する予定。とりあえず、地元のドンキで酒類は購入済み(笑)。
日大三の相手は国学院久我山。早実や明大中野八王子などを、バント攻撃で撃破している、油断ならない相手だ。
とりあえず、決勝のチケットが無駄にならないように、明日は絶対に勝ってくれ!
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梅雨の合間に、春季都大会決勝戦 -日大三高野球部2021-

2021年06月22日 | 高校野球
東京では3度目となる、緊急事態宣言発令により延期となった、高校野球春季都大会決勝戦。
決勝に進出した日大三と関東一は、東京代表として、今年は山梨県で開催される、春季関東大会に出場。
くじ引きで東京1位代表となった、三高の初戦の相手は、神奈川2位の桐光学園。
球場は富士北麓公園野球場。背景に富士山を拝める、日本一風光明媚と噂される球場である。

(C)Sports Camp Guide Yamanashi JAPAN

当然、生観戦の予定を立て、朝早く起きて、電車やタクシーで球場に駆けつける予定だったのだが、
直前になって無観客開催になってしまった。試合後に立ち寄る、吉田うどんのお店まで調べていたのに…。
なお、5月15日に行われた、試合結果は以下のとおり。
春季関東大会 2回戦 富士北麓公園野球場 
対桐光学園(神奈川)
桐光000503500→13
三高001222011→9


神奈川の強豪相手に、15安打で9得点。都大会では出なかったホームランも、林と齋藤が1本ずつ打ったらしい。
貧打呼ばわりされていた、攻撃陣の躍進は喜ばしいが、13点も取られちゃ勝てねえよな。
エース宇山ら投手陣の乱調だけでなく、手痛いエラーもあった様子。

初戦敗退は不本意だが、関東大会は5日間で4~5戦やらされるハードな日程なので、
選手にケガや疲労がないまま、東京に帰ってこられるのはよかった…
と安心した直後、三高野球部からコロナ陽性者が出たことが発覚。
ただし、陽性者はひとりだけで、周囲は全員陰性。当事者も軽症だったのは不幸中の幸い。
5月20日から6月4日(3日説もあり)まで約2週間、対外試合だけでなく練習自体も中止となり、
28日に神宮球場で予定されていた都大会決勝も、6月21日・府中球場に再延期となった。
相手に申しわけないので、もう三高の棄権=関東一の優勝でいいよ、と個人的には思ったが、
あくまで東京都高野連は決勝戦の実施、しかも有観客での開催に執着。
球児ファーストなのか、入場料金で儲けたいのかは微妙であるが。

初戦敗退の三高に対し、関東一は関東大会で準優勝とのこと。スゴいね。
そもそも、昨秋だか今春に行なった練習試合では、完封負けしたと聞いた。
公式戦でリベンジしたいところだったが、思いっきり返り討ちに遭ってしまった。まずは結果から。
春季東京都大会 決勝 府中市民球場
日大三0-5関東一



Rが0でHは2。要するに2安打完封負けである。昨秋の都大会決勝、対東海大菅生戦でも2安打1得点だったのに。
夏大会の開幕を控えた段階での惨敗に、観戦していた私もかなりのショックを受けた。
ここで順序が逆であるが、この日のスタメンを掲載。


2ヶ月前は3番を打っていた2年生の富塚に代わり、3年生の土屋がレフトで5番。
そして、背番号7の主将山岡はファーストで、背番号3の林がベンチスタート。
ただし山岡はこの日も、4番打者なのに7回表に代打を出された。いまだにスタメンが確定していないのか。
両チームともエースが先発。どちらも四球はなし。死球は宇山が2個ぶつけてしまった。
関東一の市川は、府中球場のスピード表示によると、私の見落としがない限り(以下同)、
この日の最高球速は140kmで、常時134~6km。球速以上にスピードが出ているように見えた。
140kmは3度記録したが、そのうち1球が9回二死。最後まで球威が衰えず…というか、気分よく投げさせてしまった。
一方、日大三の宇山はMAX133km(4回の1球のみ)で、常時124~6km。残念ながら、速度と同等の球威であった。
変化球でも空振りを奪えず、直球もイマイチでは、関東一には通用しない。
6回被安打9の5失点で、奪三振はわずか2個。失策も2度あったが、初回以外は毎回走者を出す苦しいピッチング。
下位打線の8番打者と9番打者に、それぞれ2打点ずつ記録されたのも痛かった。
結局登板しなかったが、私の目の前で投球練習をしていた、背番号10の岡村の方が、いい球を投げていた気がする。

打線も相変わらずフライが多く工夫なし。星が第3打席で10球粘ったが、他の打者は淡泊だった。
ベンチの指示だろうが、ほとんどの選手がミート主体の途中で止めるスイングだったのも不満。
どうせフライアウトや三振で凡退するのなら、強打の三高らしく豪快に振り切ってほしいね。
とにかく、走攻守すべての面で完敗だったのは間違いない。心配なのが、心技体のダメージだ。

大人でさえ、コロナ禍による日々の抑制や政府の対応に、不満や苛立ちを隠せないのに、
人生経験の浅い球児たちが、昨年から何度も大会の中止や活動自粛に見舞われ、
今年も2週間とはいえ、自分たちだけ再び練習中止。そりゃあ、花の精鋭・三高健児とはいえ、
「やってらんねえや!」とやけっぱちな気分になるだろうよ。
また、アスリートが2週間の休みを取り戻すには、諸説あるけど、3倍の6週間を要するとか。
もちろん、部員たちは各自で、素振りや筋トレはやっているだろうから、「完全な休み」ではないが、
内野の連係プレイなどの練習は不足のはずだし、技術面、体力面は本来の調子ではなかったはず。
と、フォローもしてみたが、昨日の決勝戦は、繰り返しになるが完敗だった。

※試合後の両チーム整列

さっきの「やってらんねえや!」は当然私の推測だが、昨日の結果を受け、
「ちくしょう、もうやるしかねえぞ!」と切り替え、一致団結して西東京大会に臨んでくれるのを願うばかりだ。

なお、その西東京大会であるが、クジ引きが19日に行われ、本日22日、使用球場と試合開始時間が決定。
第一シードの日大三は3回戦から登場。準々決勝までの4試合はすべて八王子球場で、
準決勝と決勝は、今年は神宮球場ではなく、東京ドームで行われる。
昨秋と今春の都大会は、日大三、東海大菅生、関東一、二松学舎と、ベスト4の顔ぶれは一緒だった。
この4校が、夏の東西都大会の軸となるのは間違いないが、この中でやや見劣るのは…三高だろう。
二松学舎には2連勝したが、失礼だけどあれは、向こうの采配ミスで、実力は二松学舎の方が上だと思う。
どちらの大会も準優勝とはいえ、秋大会では都立小山台に1-0、都立小岩にも5-0と、都立校に苦戦。
春の日大鶴ヶ丘戦でも、スコアこそ4-2だが、フライアウト20個という珍記録を作った。
21世紀以降、夏大会は格下に不覚を取らない(秋大会はしょっちゅう)三高だが、今年はどうかね。
ただ、ベスト8で当たりそうな第4シードの創価までは、特に手強い相手は見当たらず。クジ運はよかった模様。
初戦は7月15日10時から、相手は大東学園と明学東村山の勝者。
ここで、たぶんどの媒体でも発表されていない、明学東村山野球部の情報を。
昨年の11月、昭島球場にて、明学東村山は安田学園と練習試合を行い、9回表まで0-0の好試合!


昭島の『大山家』で食事したあと、徒歩で立川へ帰る途中、たまたま両校が試合しているのに気づいたのだ。
わかりづらいが、先攻が安田学園、高校が明学東村山。時刻は20時頃で、気温は低かった。
明学はともかく、夜遅い時間に昭島から学校のある両国方面、東京の西から東に帰る安田側は大変だね。
ほんの10秒ほど、球場外から眺めた程度なので、試合内容は不明であるが、東東京ではそこそこ強豪の安田学園と、
0-0の接戦を演じた明学東村山って、意外と侮れない相手なのでは?
9-9とかの乱打戦でなく、ロースコアの試合というのも、守備陣や投手陣の安定を示しており不気味だ。
なお、くどいけど試合を観たのはほんの数秒で、距離もあるので選手たちの顔も判別できなかったし、
「明学東村山-安田学園OB・定例交流戦」のような、おっさん同士の草野球だったらゴメン。
いずれにしても、我が母校野球部には、油断せず一戦一戦、確実に勝ち抜いてもらいたい。

昨日の試合後は、球場近くのなつかし系ラーメンチェーン『どさん娘』府中寿町店に初入店。
ちょうどアルコール提供が解禁となったので、軽くヤケ酒をあおったのち(苦笑)、シメのお食事を。
注文したのは、ラーメンにミニカレーとサラダとお新香がつく「ヤングマンセット」850円。


飲んだあとなので、正直お腹がキツかったが、西城秀樹さんのファンゆえ、つい頼んでしまった(?)。
こちらのお店については、後日改めて紹介する。 ※しました→こちらをクリック

ヤングマンといえば、全国の高校球児たち。夏の栄光を目指し、さあ立ち上がれ!
どの都道府県の大会も無事に行われることと、すべての球児たちの奮闘を願い、今回の結びとしよう。
なお、毎年書いているように、日大三と対戦するチームは、あんまり奮闘しなくていいからな(笑)。
コメント (2)
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