まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

絶対に片付かぬもの/雑句雑感Ⅳ~プロローグの終わり(その290)

2014-12-30 23:22:19 | 雑句雑感Ⅳ
極月のSEKAI NO OWARIといふバンド  あっけない恋の終末年用意  初恋はとうに破れて年用意  船団の句を眺望す年の果て  脱原発の県民投票年の果て  絶対に片付かぬもの年用意  俳人はただ馬鹿なだけ年用意  草競馬の勝敗つかず年用意  カセットのひふみよいむなや年了る  きゃりーぱみゅぱみゅふうせんとわにしぼまない

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プロフィール&「船団」の戦略/連衆71号(2015年3月予定)~プロローグ3の終わり(その289)

2014-12-30 21:00:34 | エッセー・評論
1979年頃深夜放送の俳句コーナーで入選したのをキッカケに俳句に入門。坪内稔典氏の「現代俳句」、旧「俳句研究」などに投稿後「地表」同人。80年代中に句作を休止する。昨秋20数年ぶりにブログで再開。大学在学中は現代詩や作詞をやっていた。音楽制作を目指したことも。
21世紀の現在、俳句が存続していること自体が不思議。幸か不幸か生活上の必要性から毎日句を作って各誌に投稿しているが俳句史からは切れている。投稿先の各誌もすでに解体過程にある。私も最近参加した坪内氏の「船団」も何ものか不明な言葉らしきものの残骸を曝すだけだが不思議と悲壮感は見られない。ここまで書いてみてふと気付いたのだが、この空白感はそれぞれの内面にこそ向いている。外部に向かう方途はとうの昔に喪われている。その一人々々の他を寄せつけない空白感が〈俳句定型〉に盛られたときある種の純粋性を生み出すことに賭けているのかもしれない。

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巨大な冬/雑句雑感Ⅳ~プロローグ3の終わり(その288)

2014-12-30 17:59:17 | 雑句雑感Ⅳ
大年のアレッポの空雲は無し  火をもって尊し東京の年迎へ ああインターナショナル冬薔薇は不発  年送るまだこの街を出たばかり  コンビニの巨大な冬を信じたし  スカスカの藤棚下の真白きもの  やはり母はあなたでしたか冬あたたか  突きつめても無駄冬空が路地までも  小つごもりまだ靴ひもは結べない  年の瀬といっても青空は青のまま

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年用意/雑句雑感Ⅳ~プロローグ3の終わり(その287)

2014-12-30 10:26:24 | 雑句雑感Ⅳ
何もなく誰も来なくて年用意  あっけらかんと別れの言葉年の果て  愛を下さいのカンノも嫁った年の暮  そこに母がいるだけで済む年用意  ホテルニューオオタニのレトルトカレー年迎え  愛されても何か足りない年の暮  エヴァンゲリオン観足りずにゐる年の暮  二十万の仮設灯され年用意  コーリャンタウンの絆の強さ年の果て  愛奪ふも詮無きことと年送る

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百円ライター/2020東京五輪に向けて思う~プロローグ3の終わり(その286)

2014-12-30 08:18:28 | 日記
今日明日は昨日とは打って変わって13度まで上がる。下も3度は維持し、連日の0度も少しは和らぎそうである。今年も残すところ2日、年越しの準備には持ってこいの晦日の2日間となった。TVの方も盛りだくさんである。NHKは朝の連ドラ特集やくじらの親子に始まり、未明よりSONGS特集である。しかしこの日は何といっても恒例のTBSレコ大であろう。今年はどの曲が1年を象徴するものとなるのか注目される。 小晦日百円ライター失せにけり  まほろば

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