2010年代の初めから10年近くカラオケの世界をこれまでとは違う歌唱理論で領導して来たテレビ東京系のTHEカラオケバトル。超ジャンルとプロアマ、年齢の垣根を越えた【歌うま】という新しい概念を旗印にJ-POP界を席巻して来た。この10年はおおよそ3つの時期に分けられるが、その3つ目の現在がとにかく凄い!どこが凄いかというとカラオケの巧拙を判定するマシンにAIが搭載され、そのコンセプトは歌唱の臨場感とされている。街のカラオケ店の看板にLIVE DAMと記されているアレである。この臨場感(ライブ)とは人間が唄うこと、言葉(想い)を謳い上げるということにそれまでになかったものを付け加えてゆくようなある仕掛けがしてあることに気付いた人も多いことと思う。・・・《続く》
佐久間彩加 カバー 『風が吹いている』(原曲 いきものがかり) 番組第二期に彗星のごとく現れた規格外の天才少女歌手。決して大げさな表現ではない。それから5年の月日がくれたもの。それは歌唱力の低下では決してない。彼女のこれからの歌手人生にとって大きな宝物になるはず。まずは新マシンはそのことを見逃さない。
堀優衣 カバー 『アイノカタチ』(原曲 MISIA) 恐ろしいほどの上手さ(現在12冠)から人生讃歌への大飛躍!ホリプロ・デビュー(期待)から国民的歌手へ。その後もカラオケ文化を未知の領野へ引っ張ってゆく。