古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

LEAD製ミシン用部品/押え用レバー対策品

2025年03月21日 | ミシン

古い記事の「LEAD製手回しミシン用対策部品」について、お問い合わせを頂きましたが御指定のメールアドレスに

ご返事をお送りしても配信不能となりますので、この場で少し書かせて頂きます。

お問い合わせの部品については現在、在庫はございません。

当時も受注製作で御配りしていたため予備も残っていませんでした。

納期を頂ければ改めての制作も可能ですが、気になる事が一点ございます。

「LEAD製手回しミシン(おそらく初期型です)」とございますが、記事にもある通り

このレバーは後期型用(カマ自体丸いタイプ)に当時、製作しておりましたので、

この形状がお手元のミシンに合うかどうかは不安がございます。LEADミシンの場合、中期から後期に掛けては

ほぼ同じ形状なのですが、初期型は当時、数多く存在しましたので注意が必要です。

当方のブログのカテゴリー蘭の「ミシン」を今一度、見て頂き「LEAD製」であれば数点載せて

おりますので「この機種と同じ」と言う物があればお教え下さい。

改めて製作可能かどうかと合わせて、納期と金額をご連絡させて頂きますので再度、ご連絡先を

ご記載の上、ご連絡お待ちしております。

 

showa土花亭  店主

因みに以下に「LEAD製ミシン」の過去記事を載せておきます。

ALL LEAD製手回しミシン中期型/修理完了

ALL LEAD製初期型手回しミシン No2

ALL LEAD製初期型手回しミシン/その2

ALL LEAD製初期型手回しミシン

ALL LEAD製手回しミシン/良品

ALL LEAD製初期型手回しミシン/三越エンブレム付き

ALL LEAD製手回しミシン後期型

ALL LEAD製初期型手回しミシン

ALL LEAD製トイミシン

只今 ALL LEAD社状態

ALL LEAD製手回しミシン

 

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ハバナ型涙の滴コハゼバネ修理

2025年03月11日 | 時計

以前、この場でも紹介した「ハバナ型涙の滴時計」もその後、元気に現役で稼働していたところ

時打ち側ゼンマイを巻いていた時に突然、「バン!」と破裂音がし持っていた鍵が逆回転し親指に怪我を負う。

古時計の場合、ゼンマイ発条の破断等ではよくあることなのですが運悪く、ゼンマイを巻いていた時に起こるとは・・・。

早速、中を覗くとゼンマイ自体は破断してなく「コハゼバネ」が破断していることが分かる。

しかし、ゼンマイは完全に延び切った状態でケースからムーブメントを取り出すにしても危険が伴う。

この場合はゼンマイの戻り防止のロックピンを工具等で押さえながらゼンマイを巻き、ケースから取り出せそうな位置まで

ゼンマイが巻けたところで、ゼンマイを拘束固定し取り出す。

そして、折れたコハゼバネを摘出。(左下に写るコハゼバネが完全に破断している)

早速、手持ちのドナームーブメントから合いそうなコハゼバネを取り外し、それを移植することに。

何とか、移植手術も成功し問題なくゼンマイも巻けるようなり蘇る。

今回は私の指も含め軽症で済みましたが通常、ゼンマイ車が破断により急回転開放した瞬間、他の歯車に損傷を

与えるケースがほとんど。

今回、運悪くコハゼバネが破断しましたが、他の歯車に影響がなかったことは逆に運が良かったことになります。

 

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扇風機等家電のレストア依頼について

2025年01月14日 | 家電

コメント欄よりお問い合わせ頂きありがとうございました。

コメントに個人情報が記載されていたため事前承認方式で、この場では公開しないことご了承下さい。

早速ですが、ご依頼の扇風機のレストア依頼についてですが、当方は電気修理に精通しているわけではございません。

あくまでも古物商(道具商)の範囲で、自分の技量をわきまえた上、入荷した物に対してのみ修理を施しております。

当然、入荷(仕入れ)した物は私自身の所有であり、もし修理に失敗をしたとしても自己責任の範囲で

いつも納得している次第です。

今回のお問い合わせのように、大変貴重な大切されている物を当方でお預かりし、もし修理の過程で

破損や修理不能になった場合、その責任を負いかねる次第です。

特に古い家電の場合、今回の扇風機などは特にその地域の周波数の違いもありますし、プラグを差した

段階で過電圧によりモーターのコイルが破断してしまう場合もございます。

今回、折角お問い合わせ頂いた件に関し、ご期待に沿えることが出来ず誠に申し訳ございません。

ただ、今までもご自身が修理している過程で修理に行き詰り、当ブログを観て質問を頂き、それに

お答えしたことは何度かございます。又、当ブログの記事や写真を参考にし蘇らせることが出来たと

恐縮ではありますが、お礼のお手紙を頂いたこともあります。

以前もマツダ電気製のセレクトスイッチ付き電気時計のモーター部の修理をされている方からも幾度かご質問を頂きました。

そういったご質問はコメント欄より頂ければ、私の知りうる限りのことはお答えいたしますので

宜しくお願いいたします。

尚、当方で扱う家電等についても一応は動作はしますがPL法の適用も当然なく、弱電方式の電話機等を除き

真空管テレビを初め真空管ラジオ、今回の扇風機等はあくまでも飾りとお考え下さい。

実際、先日まで問題がなかったラジオや扇風機が久しぶりにプラグを差した途端に煙が出て来たというような

経験は何度もしております。

以上、何卒ご理解頂けますよう宜しくお願いいたします。。。showa土花亭/店主

 

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3号自動式壁掛け電話機×2種

2024年12月18日 | 電話機

相当な手間を掛け修理がやっと終わった、左の「3号自動式壁掛け電話機」。

ヒビが入っていた本体ケース3箇所やダイヤル部分も何とか目立たぬよう修復。パッと見は分からないと思う。

センターラベルはCADで起こしたレプリカ品。当初の送受話器のループコードは布打ちコードに換装。

通信状況についてはやはり改善は難しく、若干の音量不足は否めない状態ではあるが通話はこなせている。

右側は以前から所蔵していた方で、元々なのか経年によるものなのかは不明な本体ケースが艶消し仕様のもの。

因みに、4号卓上黒電話の場合は以前にも書いた「幻の4号黒電話艶消し」が存在するが、3号においては不明である。

ただ、この以前から所有している右側の方は頗る通信具合が良く、現在でも4号並のクリアーさを誇っている。

尚、両機種とも入手困難品故、「非売品」となります。

 

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3号自動式壁掛け電話機の修理

2024年12月16日 | 電話機

3号自動式電話機の場合、卓上電話機はたまにオークションでも目にしますが「壁掛け」となると

たまにしかお目に掛かれない上、その「壁掛け」という特性から破損が有ったりする個体が多い。

今回、入荷した「3号自動式壁掛け電話機」も本体ケース四つ角の内、3箇所でヒビが入っていたりで

決して程度は良くない。早速、手持ちの「3号自動式壁掛け電話機」と比較して、欠品破損等を観てみる。

左の黒ベルの方が修理を施さなければならない今回、入荷した方。

初見では「ダイアルの固定不備」「フック受け部固定ナットの欠品」「裏蓋のラッチ不良によるロック不能」等々、結構な

不具合ぶりである。ダイアルの回転板は金属ではなくベークライト製。これもクラック(ヒビ)が入っている状態。

本体ケースのマスキング部はヒビが入っている部分で修理が必要。

因みにモジュラーコードを接続して、発信着信のテストを行うとスピーカー音量が低いものの一応は問題は無さそうである。

通信テストを確認したところで分解作業に移行する。

この時代に送受話器の「ループコード」がある筈もなく、これは布打ちコードへの換装が望ましい。

 

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