町のお医者さんの古い照明。
大型のガラスセードにセード自体は欠損しているホルダーたちの整理。
この大型のホルダーは今や大変希少なため、内部の碍子製のソケットを含め丁寧に扱う。
目的は清掃を兼ねた古い電線の取り外し。
当然、劣化が激しく再使用の折には新しく電線を引き直す。
以前の点検整備のススメ
町のお医者さんの古い照明。
大型のガラスセードにセード自体は欠損しているホルダーたちの整理。
この大型のホルダーは今や大変希少なため、内部の碍子製のソケットを含め丁寧に扱う。
目的は清掃を兼ねた古い電線の取り外し。
当然、劣化が激しく再使用の折には新しく電線を引き直す。
以前の点検整備のススメ
前回は「ゼネラル電気洗濯機レストアへ」と書きましたが正式には「クミアイ電気洗濯機」になります。
(「クミアイ」というのは農業協同組合連合会のことで「農協」をさす)
当時、「ゼネラル」でも同型を販売しております。
特記すべきは製造所が「新立川航空機株式会社(2013年事業終了)」であること。
かの戦闘機「隼」を造っていた航空機会社です。
前置きが長くなりましたがレストアも終了した本品の紹介です。
実働可能品となっております。
上蓋は写真のようにローラー式絞り機から出てくる洗濯物の受け皿兼用になります。
奇跡的に透明の中蓋も付いております。
そこにも「クミアイ」の文字も。。。
水槽はとても良い状態です。。。右側が回転翼になります。
正面コントロールパネルの状態。色褪せはありますが割れはございません。
右パネル下部には排水切換えレバーによって「洗濯」「排水」「すすぎ」の3段切換え。
そして、一番下が排水口でホースも接続可能になっております。
現在より58年前の洗濯機になります。実働可能とは言えそこは電化製品、やはり使用には注意が必要です。
クミアイ電気洗濯機(ゼネラル製)/昭和36年式(1961): 非売品
1950年代後半の俗に言う「三種の神器」の一つであった「洗濯機」。
当時、大卒公務員の初任給の2倍以上はしたと言われる電気洗濯機のレストア作業へ。
メーカーは「ゼネラル電気」でローラー式絞り機が備わる。
洗濯層も半世紀以上前のものとしては綺麗な状態を保られている。
当時は未だ、一体押出しの技術が無かったのであろう、2分割による成型が時代を感じさせる。
しかし、当時の技術者は色んなことに挑戦していたのだと感じることが出来る。
モーターも軽く通電させてみると動く気配を感じさせる。
内部のゴムホース類は劣化が激しく、交換を必要とされるが駆動ベルトは未だ使用可能なようで、嬉しいところ。
最近、某オークション等で多く取引されている家電関連商品について。
特に気軽に現代の物と交換出来る照明器具は人気のようですが、ここで一つ注意喚起を。
天井吊型のガラスセード付き照明については必ず現行の「ラジオソケット」への交換と、コードについても
現行コードへの取り換えをお勧めします。
今でもソケットについては家電屋やホームセンターで入手出来ますし、コードについても上手く探せば布打ちコードも
入手可能かと存じます。
下の写真の外灯も碍子を始め分解は可能ですので、点検整備を必ず行ってから使用してください。
碍子ソケットについては、割れていたり欠損している場合は再使用は不可です。
一見、接続コード(今回は布打ち)も健全そうに観えても、内部では写真のようにビニル被膜が劣化し
線が剥き出しの状態でした。(特に環境が厳しい外灯関係に多く観られる)
決して、入手したままの状態で御使いになるのではなく、必ず点検整備を行ってください。
以上、「点検整備のススメ」でした。。。
昭和37年に発売された「リンカーン(協和電機)」 の真空管ラジオ 。
5球スーパー トランス式ラジオ(6BE6-6BA6-6AV6-6AR5-5MK9)。
当時の完成品の定価が¥6,300円でキット販売が¥5,300円という当時としてはとても高価な電化製品。
例に漏れず、鳴かない状態でshowa土花亭へ。
早速、ケースからシャーシを取出して観察。
メーカー完成品とは違う、ハンダの粗さがキット販売品をご自分で苦労して組み立てた形跡から判断できる。
色々と手を施している内に通電し、独特の灯りを放つようになる。
しかし、「ブーン」と唸ってはくれるものの鳴くまでは行かない・・・。
例え、綺麗な声でなくても弱々しい声でも鳴いてくれると嬉しいのですが、ただ唸るばかり・・・。
レストアの道程は未だ長く、遠い。。。