先日の「東芝 小型扇風機」ご紹介記事でも書いた通り、ガード取り付け金物4ケ所の内、1ケ所が欠品状態。
よく、この手のアンティーク扇風機によくあることで、針金で括ってあったりもします。
しかし、無い物は作らなきゃいけない、と言うことで自作に取り掛かる。
部材は厚手のアルミの板でオリジナルの寸法に合わせ切断してゆく。ほぼ形が揃ったところで、マイナスボルトを捜す。
残念ながら、全く同じボルト(オリジナルは低頭)は見付らなかったため、そこそこ良く似た物を使用する。
2mmの穴を開けタップを切り、これで完成。
早速、装着してみる。。。ガード内側に位置するため、そんなに目立つ部品でもなく無いよりも有った方が良い程度。
4ケ所の内、3ケ所でもガタ付きもなく問題は無かったのですが、流石に4ケ所全てで固定するとガッチリ感も出て満足な出来。
東芝 小型扇風機 可動品/昭和25年頃(1950):¥35,000-(送料別)
東芝製の小型扇風機。とりあえずは可動確認とクリーングを施した状態です。
羽根径20センチ(金属製)ですから、その小ささは想像できるかと思います。全高約32センチしかありません。
斜めからの映像。こうやって観ると当時のデザイン力が伺え、少しアメリカっぽくもあるデザイン。
真横から。。。ベーズ部分はベークライト製ですが荷重の加わり方が絶妙で計算つくされた安定感があります。
角度のみ左右の丸ダイアル部で可能です。
裏側。。。スイッチは本体モーター上部で入り切りのみです。尚、本機にはコードに後付けのスイッチ(ナショナル製)が取り付けられたいます。
真鍮製のコーションプレートが取り付けられているアルミの無垢部分はベースと本体アームの接続金物を兼用。
この個体の最も美しい部分です。
プラグコードは当時のまま。本機は昭和25年頃(1950)の物と思われますが何故か、昭和初頭まで使われた
アメリカGE社と資本・技術提携などで関係があった頃の「エジソン商標」が使われています。
本機は当然、可動品で異音もなく風を送りますが古い電化製品(既に60数年の経年)のため、あくまでも
インテリアとして考えた方が良いかと思います。
唯一、残念なのがガード取り付け金物4ケ所の内、1ケ所が欠品していること。
このままでもガタ付きもなく問題はないのですが、いずれ製作の予定でも居ます。
東芝 小型扇風機 可動品/昭和25年頃(1950):上記の課題があるため今のところ非売品扱い。
とても希少な真空管(ブラウン管)白黒テレビが入荷。
製造年は不明ですが多分、昭和中期(30年頃)のビクター・テレビジョン14型白黒テレビになります。
当然、現在の環境では改造しなければ視聴は出来ませんが、このポッチャリしたテレビは十分インテリアとして成り立ちます。
キャビネットは木製で大きな損傷もなく状態は良い方だと思います。
ご紹介にあたりブロアーでの清掃や拭き掃除を施しておりますが、清掃の過程でもその状態の良さには
驚くくらいの状態です。
本体下部から覗くシャーシ部です。当然、蓋も備わっております。
そして、背面の真空管他機器類。
シャーシ背面の品番エンブレム部。
背面の蓋も健全な状態で何やら付属部品も当時の袋に入れられたままの状態です。
背面、蓋をした状態。コンセント用プラグ及び配線も当時のオリジナルのままです。
右側面、調整ノブ類。紙製ラベルも残っています。
正面、左が音量及び電源スイッチノブ。右がダイアル部。電源ノブは少し渋いように感じます。
お約束の「ニッパー犬」エンブレムも健在です。
正面、画面プラスチックフレーム右側に少しヒビが入っておりますが、これだけの状態の真空管テレビは滅多に
ないと感じますので、この機会にどうぞ。
ビクター製真空管テレビ・14T-590:¥25,000円 (送料別)