古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

3号電話への移植

2013年06月28日 | 電話機

先日ご紹介した3号黒電話については記事にもあった通り一部、欠損箇所があり

ベークライト素材をどうやって形成修理しようかと悩んでいたところ、古いノーベルフオン
(昭和30年代初頭、工場などで使用していた内線専用電話)の外装がまったく同じであることが判明。

早速、移植に取り掛かる。

見ての通り、素材から形までまったく同じである。

無事に移植も完了し甦る。

これで、受話器を落とすことなく使えます。

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4号壁掛け黒電話

2013年06月26日 | 電話機

前回も希少価値が高い「3号電話」をご紹介しましたが、今回ご紹介する黒電話も負けず劣らず
希少価値が高い「4号壁掛け黒電話」になります。

以前、ご紹介した「600形壁掛け黒電話」と比べても通称「ダルマ電話」と称される4号電話の
壁掛け型のため丸みを帯びたデザインとなっております。

ダイヤル部分は「4号電話卓上型」と共通ですが、受話器部分は専用設計となり卓上型のそれより
少し小ぶりで角ばった形になっています。

理由はこの保留状態を保つためとも言われていて、この受話器部分が4号卓上型の丸みを帯びた
受話器に交換されているものや、後の600形に交換されているものを見かけますが、この個体は
オリジナルを保っております。

当然、showa土花亭の主義でもある、機能動作はまったく問題ない状態に仕上げてますので
いつでも使用可能な状態です。


4号壁掛け黒電話:非売品

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3号黒電話

2013年06月19日 | 電話機

以前、ご紹介した「4号黒電話」については数多く在庫をしてましたが、行商で何台か売れてしまい
段々と在庫も少なくなって来ております。

今回、ご紹介する品は「4号電話」よりも古い「3号自動式卓上電話機(昭和31年製)」になります。

「3号黒電話」については当然、現存数も少なく稀少であることは間違いないのですが、この個体も
例に漏れず、仕入れた段階での状態は非常に悪いものでした。

外装の汚れに内部の断線など、使用不可の状態から何とか通話(発信、着信)まで出来るようにし
機能としては問題ないレベルまで回復いたしました。

「3号」の中でも受話器マイク部分が口元まで曲がったタイプになります。

内部のマイク部分が欠品してましたので「4号」用のマイクを流用しております。

残念なのがベークライト製外装に欠落部分があること。

受話器フック部分の半分近くが欠落しているのと受話器受け部分の4本の爪の内、
1本が欠落しております。

今後、何とか形成し修理をしたく思っておりますがその他、センターラベルとラベルカバーは
当時のままのオリジナルとなります。 

こうやって眺めてみると、半世紀前の4号黒電話でさえ最新機種に見えてしまうほど

独特な雰囲気をかもし出します「3号黒電話」:非売品

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600形壁掛け黒電話

2012年12月14日 | 電話機

前回、ご紹介した4号黒電話は1952年(昭和27年)からの提供開始で、次の世代になります
「600形黒電話」1963年(昭和38年)から提供開始。

この黒電話については今でも現役で使われているのをたまに見掛けますね。(嬉しい限りです)
¥3,000-(送料別)

では、あまり見掛けない「600形黒電話」のご紹介です。

壁掛けの黒電話「600形A1W」と「600形A2W」です。当時、商店や事業所向けに提供されました。

「A1とA2」の違いは「A1」は10パルスダイヤル、「A2」は20パルスダイヤルとなります。
後、「W」は壁(wall)の頭文字ですね。

外観上の違いは「A1」はダイヤルセンターラベルの電話番号記載罫線が「黒色」で「A2」が「赤色」となります。

実際、ダイヤルを廻してみると「A1」と「A2」ではダイヤルの戻りスピードが明らかに違うのが
実感できます。

たまにネットオークションでもお見かけしますが、壁に取り付ける専用のベース金物(逆三角形)が
無く、欠品している場合が多く見受けられますが、こちらのお品は両方とも備わってます。

経年による擦れ等は見受けられますが艶も有り、完全可動品となります。

「少々お待ち下さい♪」の保留状態の受話器はこのように掛けておきます。

 ※600形A2W: SOLD OUT

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4号黒電話

2012年12月04日 | 電話機


左から4号AP2(赤フック)、うすねず、ぞうげ、わかくさ 以上(非売品

4号黒電話については今更、ここで申し上げることもないのですが兎に角、一度味わって頂きたい
「昭和の一品(逸品)」

本体受話器はベークライト製、ダイヤルは真鍮製となり独特なダイヤルの戻り。けたたましく鳴るベル音。

showa土花亭がご提供する黒電話は全てモジュラーコード付きの使用可能完動品となります。

(注:プッシュ回線の場合は受信のみ可能、ダイヤル回線及び光回線では送信受信とも問題ございません。)

この写真の黒電話意外にも数多く在庫しておりますので「メーカー揃い希望」や受話器コードの
「太巻きループコード」「ストレートコード」等、ご要望にお応えできる品もございます。

又、ベル音についても調整方法をお教えすることも可能ですので「もう少し小さいベル音」とかも
ある程度は調整できます。


今回、ご提供します本機。

本体艶良好、細巻きループコード、ゴム足程度良、各部品メーカー不揃い、センターラベルコピー品、公社エンブレム有りで

¥15,000-(送料別)が基本となります。

値幅は程度により¥12,000~¥18,000-の幅がございますのでお問い合わせ下さい。

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