古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

POCKET METER J.T. VOLT METER

2021年05月15日 | 雑貨

この「VOLT METER」電圧計についてはあまり資料という資料もない。

多分、海外製だと思われ1920年~1930年頃、第一次世界大戦後に急速に進んだラジオの「鉱石式受信機」

から「真空管式受信機」への移行に伴い、その電圧測定に使われたという説もある。

国内ではあまり見掛けませんが、海外のオークションではよく見かける「POCKET METER」。

大きさはほぼ懐中時計ぐらいで、脚の部分が「+」側で布打ちされたコードの先が「-」側となる。

試しに9V電池で測定してみると、今でもそこそこ正確な電圧を針が示す。

流石に100年近い経年のため、メッキの禿げや錆も所々出てはいるが風防も健全で現在でも使用可能と判断できる。

POCKET METER J.T. VOLT METER /1920~1930

 

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気比の松原 三景

2020年10月06日 | 雑貨

ローカルネタで恐縮ですが。。。今年は地元海水浴場もコロナ禍の影響で海開きもなく閑散。

地元には日本三大松原の一つで夏場、海水浴場になる「気比の松原」があるのですが、その懐かしい姿が

caffe 月の虹」に展示してある。

先ずは「昭和の気比松原」

昭和47年(1972)春に公開された映画「約束」のロビーカード(ポスター)

冬の気比の松原で佇む「岸恵子」は若く美しく、今は亡き「萩原健一」は未だ青臭くも映る。

お次は「大正の気比の松原」

当時、地元敦賀にあった「熊谷ホテル」のスタンプが押されたポストカード。

地引網をとらえた写真は松原海岸の相当東端から撮られたと思われる。

最後に「江戸の気比の松原」

初代広重の「六十余州名所図会・越前 敦賀気比ノ松原」。

独特の俯瞰による風景描写ですが、南側からとらえた気比の松原の、奥の半島の山並みの方が目立って観える。

因みに左手から伸びる小さな岬は多分、二村の弁天崎と思われる。

 

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お問い合わせの「セルロイド製ペンシルケース」

2018年11月29日 | 雑貨

お問い合わせ頂いた「セルロイド製ペンシルケース」ですが、お譲り出来る在庫は写真の2品のみとなります。

お問い合わせの過程で「黒白」とコメントを頂きましたが、正確には写真の通り「茶白」になります。

それぞれメーカーは違いますが、2品共ほぼ同じ大きさで長さ約20センチ弱になります。

新品未使用品とは言え、長期在庫品で展示にも使っていましたので「擦れ」や「小傷」はございます。

以上、ご理解頂き改めてコメント欄よりのお問い合わせ願います。

その折には必ず「ご連絡先等」の記載を忘れずに願います。

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ヴィンテージピッケル・ICEMANSHIP (2)/1950年

2018年10月02日 | 雑貨

ICEMANSHIP 東京は1948から1955まで存在した国産ピッケル。

二重楕円にICEMANSHIP, TOKYOと打たれている。

ピック背面にはNo.1104と打ってあり、ピッケル作りに慣れてきた中期頃のもので初期のものと比べると

出来映えがはるかに向上していると言われる。

ヘッド長30.5cm、全長83cm、重量880g(真鍮製遊動リングを含む)。ケラ首は47mmとかなり長い。

破損もほぼ無い状態で、ヴィンテージピッケルとしては非常に良い状態です。

以前もこの場でご紹介した「ヴィンテージピッケル・EVERNEW 1号/1960年」共々、当時の職人たちが一品一品

 HAND MADEにより造り上げた逸品のヴィンテージピッケル。

既に半世紀以上も前の品。

当時の大学卒の公務員の初任給と同じくらいの価格であった話は有名です。

ICEMANSHIP (2)/1950年: 価格応談

 

 

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ケロリン桶

2018年07月05日 | 雑貨

東京オリンピックの頃、銭湯の風呂桶に広告を載せるという画期的なアイデアから生まれた「ケロリン桶」。

本体は大変丈夫に出来ており、ケロリンの広告印刷も表面や裏面からの印刷ではなく内部に印刷を施しているため

この、現在物ではない古い「ケロリン桶」も未だに文字は読める状態。

当時、銭湯の洗い場で、蹴飛ばそうが裏返して椅子として使おうが、決して割れることもないため、

別名「永久桶」とまで呼ばれていた。

桶の大きさが関東と関西では違うことは有名な話で、このケロリン桶は裏面の刻印「B」が示す通り

関西版の「ケロリン桶」になります。

55年に渡り、現在でも生産が続けられ、銭湯にも納入が続いている「ケロリン桶」。

 

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