古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

豆カメラ/HIT CAMERA

2013年11月14日 | カメラ

大きなピンセットに大きなマイナスドライバー?。。。ではなく、今から外す軍艦部が小さいカメラ。

俗に言う「豆カメラ」です。 どれくらい小さいかと申しますと、レンズが丁度百円玉くらいです。

普通のレンジファインダーカメラと比較すると、こんな感じ?。。。(レンジファインダーは今や普通ではないですが)

中の構造はいっちょ前ですがスプールの小ささには唖然とします。

軍艦部には「HIT CAMERA」の刻印。

革のケースも丁寧な造りです。

HIT CAMERA

大きさ 33 x 50 x 33mm、重さは55g。
レンズ焦点距離25mm(見当)、単玉約F11、シャッタースピード約30分の1秒。
裏紙つき16mmフィルム(ミゼット判)14x14mmサイズ10枚撮りの赤窓式。

1937年、Midgetが発売され俗に言う「豆カメラ」の歴史が始まる。

今回、ここでご紹介する「HIT CAMERA」は日本製。多分、OEMブランドとして「東郷堂(トーゴーカメラ)」が
戦後の1945年末から発売されたカメラと思われる。

東郷堂自体は戦前から既にカメラを製造販売していた日本の老舗カメラメーカーですが戦後
十数年で、トーゴーカメラは姿を消したようです。

本機はスプールにマガジンも装備されたほぼ完品な状態で当然、シャッターも切れます。

(軍艦部ファインダーレンズクリーニング済)(B-I切り替えOK)

ミゼットフィルムさせ装填すれば直ぐに撮れる状態にあるものと判断します。

HIT CAMERA(東郷堂)/非売品

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レンジファインダー/RICOH300

2013年09月23日 | カメラ

とても程度の良いレンジファインダーが手元に届く。

オリジナルケースもレンズキャップも揃っています。

各部をチェックするとフィルム巻き上げレバーのスプリングが不調なのと、裏蓋の締りが悪いくらいでほぼ完調。

早速、修理を施しこれで試写に向けて準備万端です。

しかし、手元に35mmフィルムがないため、また後日となりますが試写の結果は又この場で。

1958年10月発売。この年、我が国で初めて発行されたのが「1万円札(聖徳太子)」。

当時「2.8つきで1万円!」がうたい文句でしたが、当時の大卒事務系の初任給の平均が

「¥1万3467円」からすると、やはりカメラは相当な高級品であったのがうかがえます。

 

RICOH 300 (1958)

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合羽三羽烏

2013年07月01日 | カメラ

スプリングカメラを「蛇腹カメラ」だの「合羽カメラ」だのと申しますが只今、撮影(試写)に向けて

スタンバイ状態の「合羽三羽烏」。

三羽烏の内、左側の一機は既に動作撮影確認済みの私物なのですが、後の2機も動作は

多分、問題ない筈なのですがカメラ故、撮ってみなくては「動作確認済み」とは言えませんね。

序でに試写をしなくてはいけない二眼レフ(フレックス)も一機ございますので、久しぶりに

中版フイルム(120ブローニ)を買わなくては・・・。

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蒸気を撮る

2013年01月27日 | カメラ

久しぶりに「蒸気を撮る」。。。

1939年(昭和14年)「川崎車両」製造。現存するSLの中で最も優秀なC56形ラストナンバー機。

私はこの「C56160」を今から38年前、石川県は奥能登でも撮っていることもあり、会う度に
いつも元気な姿を観ると嬉しくなる。。。

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ご案内

2013年01月06日 | カメラ

ページ左側中ほどの「カテゴリー欄」により、お品をカテゴリー別に分けてありますので過去の
記事もチェックしていただければ幸いです。
但し、掲載後に「SOLD OUT」のお品もございますので、コメント欄よりお問い合わせ
いただけますよう宜しくお願いいたします。

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さて、今回は先日ご紹介しました「二眼レフカメラ」RICHO FLEXの120フィルム(ブロニー)装填方法
についてご紹介しますね。(説明用写真が不足していることご了承願います)

先ず、二重構造となっている底部のレバーを矢印方向に回し、止具を解除すると裏蓋が開きます。

次に巻き上げノブを引っ張って中枠を取り出します。

フィルム装填側にスプール(芯棒)が残ってますね。これは前回撮影が終わり、フィルムを巻き取られた名残です。

止めバネを少し引張るとスプールを外せますので、フィルム装填前にそのスプールを巻き取り側へ移動させておきます。

そして、フィルムを先ほどスプールが填まっていたところにセット。
(注:開封した元袋や元箱は捨てないで下さい。現像依頼時に再利用します。)

中枠を本体セットし、巻き上げ側のスプールのスリットにフィルムを差込み少し巻き上げます。

次に裏蓋を確実に閉め、裏蓋についている「赤窓」を開けます。そして巻き上げます。
この時、巻き上げノブは正回転しかしない構造なので逆に巻くことはありませんので安心です。

暫くすると、この様なマークが出てきます(フジフィルムの場合)

この状態でも未だ巻き上げて下さい。
これでもかと言うくらい巻き上げて行くと、数字の「1」が表示されます。
この段階で巻上げを止め赤窓を閉めて下さい。これで撮影準備完了です。(写真がなくてスミマセン)

ここで疑問なのが赤窓から覗く数字が多少、窓のセンターからずれてしまったら?

ご安心下さい。120フィルムの場合、ショット間の余裕が多めに有りますので問題ありません。

「RICHO FLEX」特有のシャッターレバーを一旦、上向きにチャージしてから下方向へレバーで切るという
撮影動作で1枚目の撮影が終わったら、赤窓を開け数字の「2」が出るまで巻き上げて下さい。
これで次の撮影可能です。

(注:赤窓はフィルム位置の確認の時のみ開け、撮影時は必ず閉めて下さい。開ける場合も
   出来るだけ日陰でお願いします。)

120フィルム(ブロニー)の場合、通常12枚撮りですので撮影が終わりましたら通常のカメラの用に
巻き上げノブで手に抵抗が無くなるまで巻き上げて下さい。

巻上げが終わったら裏蓋を開け、巻き上げノブを引きフィルムを取り出します。

フィルムの末尾に糊付きテープ付属してますので、それでシッカリ巻いて元袋に入れ、出来ましたら
元箱に詰めて現像依頼をしてください。
(注:現像依頼の時、スプールの返却も同時にお願いしておいて下さい。再利用したり、残った  
   スプールの本数が撮影した本数にもなりますので。)

以上が説明となりますが慣れない故、解り辛いところも多々あるかと存じますが何せ「二眼レフ」と
いうものを使ってみてください。
デジカメでは味わうことの出来ない不安や期待、ドキドキ感を体験できます。。。

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