showa土花亭に来た頃には正直、錆の塊だった「ドイツGuhl&Harbeck製」の手回しミシン。
推定1920年頃のモデルと思われる単環縫い(ステッチ縫い)手回しミシン。
連日、錆との格闘でとても可動するとは思えなかったこのミシンも、少しづつ動くようになる。
欠品はアーチ上部の糸調子皿のスプリングバネと針固定ボルトぐらい。
特徴的なのはこの脚部分。この辺りの装飾は欧州製ミシンの特徴。
手を施して行く内に可動するようになり、各部の機能も調整は必要であるものの問題なく動く。
とは言え、この手のミシンはインテリアに留めた方が趣があるのかも知れません。
ドイツGuhl&Harbeck製手回しミシン(1920年頃):非売品