以前、ご紹介した「NEW HOME MIDGETミシン/1912年製」と同年代のキャビネット型ミシン。
キャビネットの状態は元より全てにおいて「奇跡の完品」と言っても良い状態です。
蓋を外すと各金模様の文字などほぼ残っている状態のヘッドがお目見えします。
キャビネットを上から観た状態。
左側は開きでヘッド前と後ろはスライド式収納になっております。
経年を考慮してもメッキ部分の錆も非常に少ないです。
ベース部分。前回ご紹介した「NEW HOME」は欠品していて自作したスベリ板もご覧のように揃っております。
流石にゴム製の下糸巻き用のゴムは経年劣化しておりましたので新品に交換済です。
そして、極小の下糸ボビンが収まる小型の砲弾型(シャトル)ボビンケースの動きを注視しながらの試縫い。
問題なく縫うことが出来ます。
ここからが「奇跡の完品」の所以。
当時の使用法説明書に油差しに、これ又当時の収納箱。
収納箱の中には専用工具(マイナスドライバー、ボビンの予備、定規に三ツ巻きアダプター)が入っております。
何と、当時の針まで残っております。(当然、錆びてはいますが使用可能のようです)
そして、圧巻は当時のミシンオイルが未使用のまま瓶で残っていると言うこと。
正直、ここまで完品のアンティークミシンは今まで観たことがありません。
当然、それなりのプライスとなりますが二度と出ない逸品と思います。
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